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荻上直子監督、長編デビュー作『バーバー吉野』出演の“子役”と18年ぶり再会 今は実力派俳優

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ぴあフィルムフェスティバルの映画製作プロジェクト「PFFスカラシップ」の新作2本『猫と塩、または砂糖』、『裸足で鳴らしてみせろ』の連続公開を記念し、これまでのPFFスカラシップ作品を振り返る特集上映「<<ミニシアターセレクション>> 35mmフィルムで蘇る! PFFスカラシップ傑作選」が渋谷・ユーロスペースで開催中。7月21日には、第13回PFFスカラシップ作品である『バーバー吉野』(2004年公開)が上映され、脚本も手がけた荻上直子監督、出演者の石田法嗣がトークイベントを行った。

荻上監督は南カリフォルニア大学大学院映画学科で映画製作を学び、自主製作映画『星ノくん・夢ノくん』が第23回ぴあフィルムフェスティバルの音楽賞を受賞。スカラシップ作品の権利を得て製作された長編劇場デビュー作『バーバー吉野』は第54回ベルリン国際映画祭の児童映画部門「キンダーフィルムフェスティバル」にて、スペシャル・メンションを受賞した。

町の男の子が全員同じ髪型をしている。そんな田舎町を舞台に、子どもたちばかりでなく、大人たちも成長していく姿を描いたコメディタッチの本作。荻上監督は「初めての(商業)映画だったので、何も分かっておらず、周りのプロの方々が持ち上げてくださって、やっと撮っていた感じ。『よーい、スタート』と『カット!』だけはデカイ声でと意気込んでいた。緊張の毎日でした」と当時を振り返った。

この日、荻上監督と石田が再会したのは、なんと18年ぶり。公開時の舞台挨拶以来だといい、「当時は私より背がちっちゃかったんですけど。この映画を撮ったのが30歳で、石田君はその年齢も超えてしまった。時が経つのが早くてビックリ」(荻上監督)。現在、32歳で映画、テレビで活躍する実力派俳優に成長した石田も「僕のほうが、背が大きくなっちゃって(笑)。久しぶりにお会いできて、うれしいです。当時は小学6年生で、楽しい記憶が残っています」と再会を喜んでいた。

石田が演じたのは東京からやって来た、茶髪でモダンな髪型の転校生・坂上洋介。荻上監督は「飛びぬけてイケメンでした」とオーディションを回想し、「また、一緒に映画を作りましょうね。同志として映画の道を歩んでいきましょう」と再タッグの誓い。「もたいまさこさんに、子どもたちがお小遣いをもらっていましたよね」(荻上監督)、「えっ、そうでしたっけ?(笑) 共演したみんなとは合宿みたいに、朝から晩まで一緒だったので、仲良くなりました。撮影が終わった後で、みんなでバーベキューもした」(石田)と思い出話に花を咲かせた。

取材・文・写真=内田涼

「<<ミニシアターセレクション>>35mmフィルムで蘇る! PFFスカラシップ傑作選」
日程:7月16日(土)~22日(金) ※連日18:30からの上映
会場:ユーロスペース

7月16日(土) 『二十才の微熱』
7月17日(日) 『BORDER LINE』
7月18日(月・祝) 『二十才の微熱』
7月19日(火) 『運命じゃない人』
7月20日(水) 『川の底からこんにちは』
7月21日(木) 『バーバー吉野』
7月22日(金) 『二十才の微熱』

【イベント詳細ページ】https://www.hadashi-movie.com/pff/
【チケット購入:ユーロスペース】 http://www.eurospace.co.jp/

企画制作:マジックアワー
企画協力:一般社団法人PFF

『猫と塩、または砂糖』(小松孝監督)
7月23日~公開
『裸足で鳴らしてみせろ』(工藤梨穂監督)
8月6日~公開

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