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台湾映画「アメリカから来た少女」公開、不安や戸惑い抱く少女と家族の物語

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「アメリカから来た少女」

台湾映画「アメリカから来た少女」が、10月上旬より東京・ユーロスペースほか全国で順次公開される。

SARSウイルスが猛威をふるった2003年冬を舞台にした本作は、13歳の少女ファンイーと家族の物語。アメリカ・ロサンゼルスで暮らしていた母とその娘2人は母が乳がんを患ったため父のいる台北へ戻り、4人で久々に暮らし始める。学校になじめず母の病気を受け入れられないファンイーは、やり場のない感情から身勝手な行動を重ねていた。そんな彼女は、ある日教師から勧められたスピーチコンテストで母への正直な思いを伝えようとするが、その前日に妹がSARS感染した疑いで家族全員が隔離されることになる。

監督はこれが長編デビュー作となる32歳のロアン・フォンイー。半自伝的作品として脚本も手がけ、第58回金馬奨では5部門を受賞した。バイリンガルの少女を探すオーディションで抜擢されたケイトリン・ファンがファンイー役を務め、母親役にカリーナ・ラム、父親役にカイザー・チュアンが起用された。製作総指揮を務めたのは「夕霧花園」などの監督トム・リン。

YouTubeでは予告編が公開中だ。

(c)Splash Pictures Inc., Media Asia Film Production Ltd., JVR Music International Ltd., G.H.Y. Culture & Media (Singapore).