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3年ぶりに「ディカペラ」来日!「日本のファンは尊い!」

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2019年に「ディズニー・アカペラ・コンサート」として来日し、全国ツアーを行ったディカペラ。「ディズニー初のアカペラグループ」という触れ込みでオーディションを勝ち抜いたメンバーたちは、圧倒的な歌唱力でファンを魅了した。

2020年にも来日が予定されていたが、世界的なコロナ禍により中止になり、今年3年ぶりにまた日本のファンの前でその歌声を披露することになった。来日したアントニオ・フェルナンデス(ボイス・パーカッション)、ジョー・サントーニ(ベース)、ケイレン・ケリー(メゾソプラノ)、モーガン・キーン(ソプラノ)、オーランド・ディクソン(バリトン)、RJ・ウェスナー(テノール)が、日本のファンに向けて熱いメッセージを送った。

■日本のファンはどんな年齢の人でも「大好き」と堂々と話す尊さがある

2019年8月22日の札幌から、9月12日の大阪まで全国8都市に渡って圧倒的な歌声を披露した「ディカペラ」。世界各地でコンサートを行ったメンバーたちだが、日本のファンには強い印象が残っているという。なかでもケイレンが感じたのは日本人の尊さ。

「世界中のディズニーファンに会ってきましたが、日本のディズニーファンに強く感じたのが“好き”という思いの強さ。どこの国の方も、15歳ぐらいになると、なかなか『ディズニーが大好きなの』と言えない雰囲気を感じます。それは『えー』って引かれてしまうから。でも日本のファンはどんな年齢の人でも『大好きなんです』と堂々と話してくれる。それは本当に素晴らしいことだし、尊いことだと思います。もともとディズニーの概念としてファミリーエンターテインメントというものがある。どんな世代でも楽しめるのがディズニーの魅力。その意味で、日本のファンというのはその概念にピッタリ当てはまると思うんです」

同じようなことはモーガンも感じているという。

「日本のファンはすごく好きなものへの思いが純粋。それはディズニーだけではなく、アニメーションや音楽においてもそうだと思うのですが、好きになったらとことん愛してくれる。私たちに対してもすごく愛情いっぱいの眼差しで見つめてくれる。だから大好きなんです」。

さらにジョーはケイレンやモーガンが語っていた“愛情深さ”にプラスして、礼儀正しさや真面目さも日本人の特徴だという。

「日本のファンは僕らに対してとてもリスペクトしてくれる。歌を聴いているとき、とにかくすべてを取り入れようと真剣な眼差しを向けてくれるのが印象に残っています。それに加えてリズム感が素晴らしい。例えば手拍子をしてくれるときも、ちゃんと歌に合っているのです。アメリカなんかみんなバラバラで自由だから(笑)」。

それぞれのメンバーの推し曲は?

「ディカペラ」(過去の公演より)

3年ぶりの来日。コンサートで歌われる曲のほぼ半数は新曲になるというが、それぞれどんな部分が聴かせどころとして考えているのだろうか。

「『アナと雪の女王2』の『Into the Unknown』を歌うのですが、この曲はちょうど3年前にパンデミックになる直前にみんなでミュージックビデオを撮影した曲なんです。それがみんなでなにかをする最後だったので、その意味ではこの曲を歌うというのは特別な意味があると思っています」(RJ)

「『ピノキオ』の『When You Wish Upon a Star』を歌います。この曲というのは、ディズニーそのものを表現している曲だと僕は思っているんです。みんなが知っている曲だし、お客さまを巻き込んで親密な関係になれるのではと期待しています」(ジョー)

「『ライオンキング』の『Circle of Life』です。この曲は前回のコンサートでも歌ったのですが、この3年で世界情勢は大きく変わってしまい、この曲のメッセージもまた今までと違った形に感じられると思います。ぜひ感じて欲しいです」(オーランド)

「RJさんがアレンジした『ポカホンタス』のメドレー『Just Around the Riberbend/Colors of the Wind』がありまして、今回初めて歌うんです。いつもお客さんから『エネルギーが伝わってくる』と言っていただけるのですが、この曲はとても力強いものなので、ぜひ聴いていただきたいです」(アントニオ)

「『ヘラクレス』の『Muses Medley』に注目してほしいです。私はミュージカルが大好きなのですが、ブロードウェイ的なセッションが楽しめると思います」(モーガン)

「『アナと雪の女王』の『Let It Go』と『Do You Want to Build a Snowman?』を一曲にアレンジした曲があるのですが、これは1回目のツアーのときも歌った曲です。モーガンさんとふたりで歌うのですが、アナとエルサのふたりの姉妹愛みたいなものが伝わってくれたら嬉しいなと思っています」(ケイレン)

ディズニーとの出会い!

「ディカペラ」(過去の公演より)

世界中のファンを魅了するディズニーアニメーションと音楽。メンバーそれぞれのディズニーとの出会いとは――。

「私は『ライオンキング』でした。家のリビングで両親と観ていた記憶があります。そのとき私は4~5歳ぐらいだったのですが、あまりにも興奮していたそうで、親が『この子に見せてもいいのかしら』と思っていたと聞きました。今回のコンサートでも『Circle of Life』の曲のとき、スクリーンに映像が流れると思うので、きっと興奮しちゃうなと思います」(ケイレン)

「私は『ダンボ』と『バンビ』。子供のころ毎日このふたつの映画を観ていた記憶があります」(モーガン)

「僕も『ダンボ』と『バンビ』は繰り返し何度も観ました。あまりに観るので、VHSを壊してしまったぐらい(笑)。とにかく大好きな作品でした」(アントニオ)

「僕のディズニーの思い出は、子供のころ母とディズニーワールドに行ったことです。母は小さいころ亡くなってしまって、あまり母を深く知ることはできませんでしたが、ディズニーワールドで撮ったフィルムに残っている母は僕にとって大切な思い出です」(ジョー)

「僕のディズニーとの出会いは『アラジン』でした。音楽もストーリーも大好きで、それはいまも続いています」(オーランド)

「僕も『アラジン』です。子供のころシカゴにいたのですが、映画館で観たとき映像と音楽の素晴らしさに魅了されました。なによりジャスミンに一目惚れしてしまいました(笑)。すべての楽曲を歌えるぐらい好きです」(RJ)

多くの人の心に寄り添うディズニー作品と音楽。このコンサートがディズニーとの最初の出会いになる人もいるのかもしれない――そんな人たちにどんな思いを込めてコンサートに臨むのだろうか。

「お客さまにはディズニーの魔法の力をかんじていただければ(アントニオ)」「このショーは100パーセント声のみでディズニーの音楽をお届けします。会場を埋め尽くすアカペラに魅了されて!(ケイレン)」「新鮮で明るく、活き活きとしたショーをお届けします!(オーランド)」「3年ぶりのショー。日本のお客さまにとって特別なショーにします(モーガン)」「映像に音楽、照明など大スペクタクルでお届けします。きっと幸せな気分で帰っていただけるショーになります(ジョー)」「お腹の底から一生懸命歌います!皆さんの大好きなディズニー映画のシーンと共にぜひ楽しんでください(RJ)」

ディズニー・アカペラ・コンサート「ディカペラ」
8月5日(金)~21日(日) 東急シアターオーブ
8月25日(木)~28日(日) オリックス劇場
8月30日(火) 広島文化学園HBGホール
9月2日(金) 福岡サンパレス
9月4日(日) 川商ホール(鹿児島市民文化ホール) 第1ホール
9月6日(火) 日本特殊陶業市民会館フォレストホール
9月9日(金) 札幌文化芸術劇場 hitaru
https://www.disney.co.jp/eventlive/dcappella.html

取材・文・撮影:磯部正和
ステージ写真は過去の公演より
Presentation made under license from Disney Concerts (C) Disney All rights reserved

■チケット情報
https://t.pia.jp/pia/event/event.do?eventBundleCd=b2205945

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