二人芝居で登場人物10人を演じる！ミュージカル「『ダブル・トラブル』～2022夏 Season A～」が開幕

ミュージカル「『ダブル・トラブル』～2022夏 Season A～」のゲネプロ及び開幕直前取材会が7月28日、会場となる東京・有楽町のオルタナティブシアターで行われ、出演する浜中文一、相葉裕樹、日野真一郎（LE VELVETS）、横山賀三が出席した。

本公演を皮切りに、有楽町よみうりホールにて「Season B」（8月16日～8月30日）、自由劇場で「Season C」（9月5日～9月13日）が連続上演されることになっており、浜中は「まずは、Season Aでいいスタートを切り、B、Cへとうまくつなげ、最後は華麗に終われれば。ぜひお元気な姿で、見に来ていただけるとうれしいです」と意気込みを語った。

本作は作詞家のボビー・マーティン＆作曲家のジミー・マーティン兄弟が、ハリウッドでの大チャンスをつかむため、楽曲制作と恋に奮闘する姿を描いたミュージカルコメディ。出演者ふたりが、ボビー＆ジミー兄弟に加えて、映画会社の社長や秘書、演出家、司会者、スター女優など次々に現れる約10人の登場人物を演じ分ける。

相葉は「ゲネプロを終えた今、もうやるしかないなと。自信を持てるシーン、持てないシーンもハッキリした」と目前に控える初日に闘志を燃やした。同じく「Season A」のステージに立つ日野は「お客様との距離も近いですし、歌も芝居もごまかしがきかない。役者が丸裸にされる舞台ですが、おふたり（浜中と相葉）の気持ちと勢いを引き継いでいきたい」と抱負のコメント。取材会の司会も務めた横山は「二人芝居はもちろん、歌もダンスもタップもピアノも初挑戦。不安もいっぱいだった」と明かし、「ですが、皆さん、優しい方ばかりなので、勉強させてもらい、吸収できるものは吸収したい」と決意表明していた。

取材会には「Season B」に出演する林翔太と寺西拓人、「Season C」の出演者で初演メンバーでもある原田優一と太田基裕が同席した。林は「去年拝見していたが、まさか自分が演じるとは。ビックリでしたし、自分にできるのかなと不安も」と告白。原田と太田による初演を映像で見直したそうで「僕にとっては師匠です。今日やっとお会いできた」と感激しきり。寺西は「『Season A』の皆さんが、クセが強いので引っ張られないようにしたい（笑）」と話していた。

キャスト陣に視線を送り「僕も10年ぶりくらいにイケメン枠に入れた（笑）。それがうれしい」と喜びの声をあげるのは原田。太田は「いい思い出しか残っていないので、久しぶりにセットに立つと、エモい気持ちになり、喜びをひしひし感じております」と背筋を伸ばしていた。

取材・文・撮影＝内田涼

＜公演情報＞
ミュージカル「『ダブル・トラブル』～2022夏 Season A～」

日程：2022年7月28日(木)～8月4日(木)
会場：オルタナティブシアター（東京都千代田区有楽町2丁目5-1 有楽町センタービル 7階 別館）

脚本・作詞・作曲：ボブ・ウォルトン＆ジム・ウォルトン
翻訳・訳詞：高橋亜子
演出：ウォーリー木下
振付：TETSUHARU
タップ振付：本間憲一

出演：浜中文一、相葉裕樹、日野真一郎（LE VELVETS） / 横山賀三