タイホラー「女神の継承」監督&キャスト来日、ナ・ホンジンの助言は「怖くしなくていい」
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「女神の継承」初日舞台挨拶にて、左からサワニー・ウトーンマ、ナリルヤ・グルモンコルペチ、バンジョン・ピサンタナクーン。
「女神の継承」の初日舞台挨拶が本日7月29日に行われ、来日したキャストのサワニー・ウトーンマ、ナリルヤ・グルモンコルペチ、監督のバンジョン・ピサンタナクーンが登壇した。
「哭声/コクソン」のナ・ホンジンが原案・プロデュースを担当した本作。先祖代々続く祈祷師の一族に生まれるも、呪術を信じない女性ミンが何者かに取り憑かれ、人格が変わったように凶暴な言動を繰り返すさまが描かれる。祈祷師のニムをウトーンマ、ミンをグルモンコルペチが演じた。
撮影が行われたのはタイ東北部のイサーン地方。撮影前に1年ほどリサーチしたというピサンタナクーンは「祈祷師に会ったり、いろいろな地方にも行きました。イサーン地方は迷信や神秘的な場所がある土地。タイ人の自分としても、珍しくて美しい場所なので、絶対にここで撮りたいと思いました。じっくり映像をご覧ください」と呼びかける。
映画の公開前から祈祷シーンが話題になっており、ウトーンマは「普通の儀式より大掛かりになりました。場所が神秘的だったので、観客の皆さんにも気に入っていただけると思います」とアピール。グルモンコルペチは「霊に取り憑かれる前と後どちらも難しかったです。演じるときは怖いと思っていなかったですが、映画館で観たら自分自身が怖くなりました!」と感想を口にした。
またピサンタナクーンは、韓国のスタッフチームとの制作を振り返って「特にナ・ホンジンからはたくさんのことを教えてもらいました。彼は私を後押ししてくれて、例えば『怖くしなくていい、むしろ新しいことをやってみたら?』とアドバイスしてくれました。こういう考え方だから、この監督はすごい作品を作るんだと思いました」と深く感謝した。
「女神の継承」はシネマート新宿、ヒューマントラストシネマ渋谷、グランドシネマサンシャイン、アップリンク吉祥寺ほか全国で順次ロードショー。
※「女神の継承」はR18+指定作品
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