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祖国ウクライナを離れた15歳の体操選手の葛藤描く「オルガの翼」予告解禁

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「オルガの翼」日本版ビジュアル

第74回カンヌ国際映画祭の監督週間に出品された「オルガの翼」の予告編がYouTubeで解禁された。

ウクライナでロシア寄りの政策を進める政権と、それに抗議する国民の対立が大規模な武力衝突へと発展した2014年のユーロマイダン革命。この革命を背景にした本作では、ジャーナリストの母とともに命を狙われ、祖国を離れた15歳の体操選手オルガが主人公に。欧州選手権出場のためウクライナの市民権を手放すことを迫られるオルガが、アスリートとしての野心と母国への思いのはざまで揺れるさまが描かれる。

とあるバイオリン奏者の実話に心を動かされた監督のエリ・グラップが脚本を執筆。ウクライナ出身で欧州選手権に出場経験のあるアスリート、アナスタシア・ブジャシキナが主人公オルガを演じた。監督週間ではフランスの劇作家・作曲家協会が贈るSACD賞を受賞している。

予告は2013年からキーウで起こった市民運動、ユーロマイダン革命の実際の映像から幕開け。オルガは単身スイスへと避難し、現地のナショナルチームに参加する。厳しい練習に耐えながら、故郷の動乱の中にいる家族や友人を国外から見守ることしかできないオルガの葛藤が切り取られていく。

「オルガの翼」は9月3日より東京・ユーロスペースほか全国で順次ロードショー。

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