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「東京芸術祭 2022」ディレクター宮城聰「芸術が世界に架ける橋を是非渡ってみてください」31ラインアップ発表

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「東京芸術祭 2022」メインビジュアル

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2022年9月1日(木) から12月11日(日) にかけて、東京・豊島区池袋エリアを中心に開催される「東京芸術祭 2022」。東京の多彩で奥深い芸術文化を通して世界とつながることを目指し、毎年秋に豊島区池袋エリアを中心に開催。今年で7年目を迎えるこの“都市型総合芸術祭”では主要3演目として、野外劇『嵐が丘』、「『スカーレット・プリンセス』The Scarlet Princess」、『守銭奴ーザ・マネー・クレイジー』の3作品の上演が発表されていたが、このほど31演目のラインアップが発表された。

今年は、舞台芸術の上演・配信・地域を巻き込む催しなどからなる「東京芸術祭プログラム」と、研究開発を通じた⼈材育成のための「ラボ」と教育普及のための「スクール」の2つのカテゴリーで様々なプログラムを実施する「東京芸術祭ファーム」との、2本の柱で構成される。

併せて、ディレクター・宮城聰からのメッセージも公開された。

■ディレクター・宮城聰 コメント
芸術は人間らしく生きるために必要なものである。

このことは私の変わらない考えです。芸術こそが、世界がどんなに厳しい状況にあっても、人々が心の中で重大な危機に直面していても、命をつなぐザイルのような存在になりうるのではないだろうか。また個人が日常的に不安を抱えていたとしても、崖っぷちから這い上がることができる処方箋に芸術はなれるのではないだろうか。芸術がもつそのような根本的な効能を、芸術に携わる側がもっと発信していかなければならない、伝えていかなければならない。それが今、私が一番強く思っていることです。

さらに言えば、舞台芸術は生身の人間がダイレクトに人に訴えかける表現です。それは個人にとってのザイルや処方箋にもなりますが、大きくは世界と人、人と人に橋を架けるものと言えるでしょう。もし劇場の中で何をしているか見えない、何だか敷居が高いように思われているなら、私たちは敷居を溶かして街へと沁み出して行きます。演劇とは言ってみれば目の前で人間が全力で人に何かを伝えようとしている単純な営みです。そもそも敷居なんてありません。コロナ禍で我慢を強いられて、あちこちに出来た心の敷居、それはただ“出会う”だけで掻き消えるものなのです。「何だか一生懸命にやっていたね」――そう感じてもらえれば、その瞬間に「橋」が架かります。

劇場、野外、広場そして街中で、芸術が世界に架ける橋を是非渡ってみてください。

31ラインアップの詳細は以下(一部レクチャーは8月開催)。

<「東京芸術祭 2022」31ラインアップ>
■東京芸術祭プログラム

第34回 池袋演劇祭

出演:特別参加、前回⼤賞受賞団体を含め全39団体

⽇程:9⽉1⽇(⽊)〜30⽇(金)
会場:豊島区内14会場

東京芸術祭 2022 グランドオープニング

・第⼀部 セレモニー 13:00~
・第⼆部 『シン・マイムマイム』 17:00〜18:00
振付:スズキ拓朗
マイムマイムをはじめ、フォークダンスをごきげんにアレンジした、誰でも踊れる参加⾃由な⼤イベント。

⽇程:9⽉23⽇(⾦・祝)
会場:GLOBAL RING THEATRE

東京芸術祭 2022 シンポジウム「なぜ他者と空間を共有するのか?~メディア、医療、舞台芸術の現場から~」

登壇者:多⽥淳之介 / 横⼭義志 ほか

10⽉(予定)、後⽇アーカイブ配信(予定)
会場:都内会場

東京芸術祭 2022 シンポジウム「芸能者はこれからも旅をするのか?~コロナ後の国際舞台芸術祭における環境と南北問題~」

登壇者:⻑島確 / 横⼭義志 ほか

10⽉〜芸術祭会期終了まで配信(予定)
会場:オンライン

『WORLD BEST PLAY VIEWING ワールド・ベスト・プレイ・ビューイング』

【A】太陽劇団『モリエール』(1978年フランス・イタリア合作映画 / 2022年4Kデジタルリマスター版)
監督・脚本:アリアーヌ・ムヌーシュキン
出演:フィリップ・コーベール / ジョゼフィーヌ・ドレンヌ / ブリジット・カティヨン ほか
上映時間:4時間25分(休憩あり)

【B】太陽劇団『最後のキャラバンサライ(オデュッセイア)』(2006年)

太陽劇団『最後のキャラバンサライ(オデュッセイア)』(C) Michèle Laurent

監督:アリアーヌ・ムヌーシュキン
作・出演:太陽劇団(テアトル・デュ・ソレイユ)
上映時間:4時間50分(休憩あり)

【C】インターナショナル・シアター・アムステルダム『ローマ悲劇』(2021年)
原作:ウィリアム・シェイクスピア
演出:イヴォ・ヴァン・ホーヴェ
出演:インターナショナル・シアター・アムステルダム(ITA)
上映時間:5時間40分(休憩あり)

⽇程:10⽉5⽇(⽔)〜10月9⽇(⽇)
会場:東京芸術劇場 シアターイースト

『スカーレット・プリンセス The Scarlet Princess』

『The Scarlet Princess』(2018年) (C)Sebastian Marcovici

上演台本・演出:シルヴィウ・プルカレーテ
原作:鶴屋南北「桜姫東⽂章」
出演:オフィリア・ポピ / ユスティニアン・トゥルク / ルーマニア国⽴ラドゥ・スタンカ劇場カンパニー

⽇程:10⽉8⽇(⼟)・9(日)・11⽇(⽕)
会場:東京芸術劇場 プレイハウス

『セレモニー』

プロジェクトメンバー:サリー★(プリンター)
⼩森あや(プロジェクトマネージャー)
佐々⽊⽂美(セノグラファー)
⼤道寺梨乃(俳優)
もてスリム(編集者)
⼭⼝あまね(建築家)

⽇程:10⽉8⽇(⼟)(予定)
会場:豊島区⼤塚駅周辺

東京芸術祭ひろば

⽇程:10⽉11⽇(⽕)〜23⽇(⽇) 12:00〜20:00(予定)
会場:東京芸術劇場 アトリエイースト

SPAC-静岡県舞台芸術センター『夢と錯乱』

『夢と錯乱』

演出:宮城 聰
作:ゲオルク・トラークル
訳:中村朝⼦
出演:美加理

⽇程:10⽉14⽇(⾦)〜16⽇(⽇)
会場:東京芸術劇場 シアターイースト

野外劇『嵐が丘』

片桐はいり、小野寺修二

作:エミリー・ブロンテ
演出:⼩野寺修⼆
出演:王下貴司 / 久保佳絵 / ⻫藤悠
崎⼭莉奈 / 菅波琴⾳ / ⽵内蓮 / 丹野武蔵
鄭亜美 / 辻⽥暁 / 富岡晃⼀郎 / 中村早⾹
⻄⼭⽃真 / 塙睦美 / 宮下今⽇⼦
⽚桐はいり

⽇程:10⽉17⽇(⽉)〜26⽇(⽔) 17:00開演 ※24⽇(⽉) 休演
会場:GLOBAL RING THEATRE

映像演劇『階層』

作・演出:岡⽥利規
映像:⼭⽥晋平
キャスト:オーディションで選考された市⺠(伊藤すみか / 浦⽥すみれ / 江上定⼦ / 笠⽥優奈 / 勝⽥雄介 / 加藤瑶⼦ / 眞⽥信三 / 富髙有紗 / ⻑井健⼀ / ⻄川ちさと / 早川吉乃 / ⽮野昌幸 / 油井⽂寧 / 横⽥僚平)
⽶川幸リオン

⽇程:10⽉19⽇(⽔)〜25⽇(⽕)
会場:東京芸術劇場 シアターイースト

『An Imperial Sake Cup and I ー 恩賜の盃と私』

構成・出演:チャーンウィット・カセートシリ
演出:ティーラワット・ムンウィライ(カゲ)

⽇程:10⽉28⽇(⾦)〜30⽇(⽇)
会場:東京芸術劇場 シアターイースト

akakilike『捌く–Sabaku』

演出・構成:倉⽥翠
出演:今村達紀 / ⽯原菜々⼦ / ⼤⽯英史 / ⿊⽥健太 / ⽵ち代毬也 / ⽥辺泰信 / 狭間要⼀ / 平澤直幸 / 前⽥耕平 / 森本圭治 / 諸江翔⼤朗 / ⼭本和⾺ / よしたく / 寺⽥みさこ

⽇程:10⽉29⽇(⼟)〜30⽇(⽇)
会場:東京芸術劇場 シアターウエスト

アトカル・マジカル学園 アートサポート児童館

プロデュース:多⽥淳之介

⽇程:10⽉28⽇(⾦)〜30⽇(⽇)
会場:東京芸術劇場 アトリエイースト

民俗芸能 in としま2022

出演:⻑崎獅⼦連 / 冨⼠元囃⼦連中
雑司ヶ⾕⻤⼦⺟神御会式連合会
髙野右吉と秩⽗社中 / 菅⽣⼀座 / ⼆⼦流東京⻤剣舞 / 神楽乃朋友 / ⼩⼭会⻘年部 / 斎藤真⽂
※⻤⼦⺟神の「⻤」は、正しくは⼀画⽬のツノなし

⽇程:10⽉30⽇(⽇) 14:00開演
会場:GLOBAL RING THEATRE (池袋西口公園野外劇場)

『くらしチャレンジ』(大人とこどものための戯曲集)

プロジェクトメンバー:阿部健⼀(ドラマトゥルク・ 地域計画研究者)/ 有吉宣⼈(俳優・ワークショップ ファシリテーター)/ ⼩野晃太朗(劇作家)/ 齋藤優⾐(デザイナー)

⽇程:10⽉下旬〜11⽉中旬(予定)
会場:豊島区内会場(予定)

山本卓卓×北尾亘『となり街の知らない踊り子』

作・演出・振付:⼭本卓卓
振付・出演:北尾亘

⽇程:11⽉4⽇(⾦)〜11⽉6⽇(⽇)
会場:東京芸術劇場 シアターイースト

アトカル・マジカル学園 かぞくアートクラブ

ディレクション:YORIKO

⽇程:11⽉12⽇(⼟)〜11⽉23⽇(⽔・祝) ※期間中の⼟・⽇・祝⽇に開催
会場:東京芸術劇場 アトリエウエスト

第35回 としま能の会

出演:観世喜正 / 野村萬 ほか

⽇程:11⽉14⽇(⽉) 18:00開演(予定)
会場:豊島区立芸術文化劇場 (東京建物Brillia HALL)

『守銭奴 ザ・マネー・クレイジー』

『守銭奴 ザ・マネー・クレイジー』

作:モリエール
翻訳:秋⼭伸⼦
演出:シルヴィウ・プルカレーテ
出演:佐々⽊蔵之介
加治将樹 / ⽵内將⼈ / ⼤⻄礼芳 / 天野はな
茂⼿⽊桜⼦ / 菊池銀河
⻑⾕川朝晴 / 阿南健治 / ⼿塚とおる / 壤晴彦

⽇程:11⽉23⽇(⽔・祝)〜12⽉11⽇(⽇)
会場:東京芸術劇場 プレイハウス

■東京芸術祭ファーム(テーマ 「都市をほぐす/Unlearning Cities」)

公開レクチャー「無国籍ーわたしの居場所はどこ?」

講師:陳 天璽(早稲⽥⼤学国際学術院教授 / NPO法⼈無国籍ネットワーク代表理事)

⽇程:8⽉17⽇(⽔) 18:30〜21:00
場所:オンライン

Farm-Lab Exhibition パフォーマンス 試作発表 セリーナ・マギリュー『タイトル未定』

演出:セリーナ・マギリュー
パフォーマー:未定(公募により決定)

⽇程:10⽉7⽇(⾦)〜9⽇(⽇)
会場:東京芸術劇場 アトリエイースト・アトリエウエスト(予定)

Farm-Lab Exhibition パフォーマンス 試作発表 y/n(橋本 清+山﨑健太)『Education(in your language)』

演出:y/n(橋本 清+⼭﨑健太)
パフォーマー:未定(公募により決定)

⽇程:10⽉7⽇(⾦)〜9⽇(⽇)
会場:東京芸術劇場 アトリエイースト・アトリエウエスト(予定)

Asian Performing Arts Camp 公開セッション

登壇者:Asian Performing Arts Camp参加者
モデレーター(Asian Performing Arts Campファシリテーター):⼭⼝惠⼦ / ジェームズ・ハーヴェイ・エストラーダ
ゲストフィードバッカー:中村 茜 / リュウ・シャオイ

⽇程:10⽉16⽇(⽇) 13:00〜18:00
会場:オンライン

ディレクターズフォーラム

登壇者:
宮城 聰(東京芸術祭ディレクター)
⼩川希(Art Center Ongoing ディレクター)
マーティン・デネワル(フェスティバル・トランスアメリーク 共同芸術監督)
リバー・リン(アーティスト / ADAMキュレーター)
川崎陽⼦ / 塚原悠也 / ジュリエット・ナップ(KYOTO EXPERIMENT共同ディレクター)
ファシリテーター: 多⽥淳之介(東京芸術祭ファームディレクター )/ ⻑島確(東京芸術祭ファーム共同ディレクター)

⽇程:10⽉31⽇(⽉)〜11⽉5⽇(⼟) ※後⽇アーカイブ配信あり
会場:東京芸術劇場シンフォニースペースおよびオンライン ほか

クリエイティブインターン
アートトランスレーターアシスタント
ファーム編集室 アシスタントライター
制作アシスタント
ファーム ラボ ビジター
スクール

※内容は予告なく変更する場合があります。予めご了承ください。

<イベント情報>
東京芸術祭 2022

2022年9⽉1⽇(木)〜12⽉11⽇(日)
会場:東京芸術劇場 / GLOBAL RING THEATRE(池袋⻄⼝公園野外劇場)/ 豊島区⽴芸術⽂化劇場(東京建物 Brillia HALL)/ ほか東京・豊島区池袋エリア

公式サイト:
https://tokyo-festival.jp

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