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M!LKのメジャーデビュー後さらに強まる絆とパワー「僕たち自身がグループのことが大好き」

音楽

インタビュー

ぴあ

M!LK 撮影:奥田耕平

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ダンスボーカルユニットM!LKが8月10日にSingle『奇跡が空に恋を響かせた』をリリースした。
春にはM!LK SPRING TOUR 2022“CIRCUS”を全公演ソールドアウトさせ、メンバーそれぞれの活躍も目覚ましいM!LKが今回、ファンに届けるのは大切な人と出会う奇跡を歌ったラブソングだ。

楽曲に込められた想いを聞くとともに、メジャーデビュー後、初のぴあへの登場ということで、改めてM!LKの魅力に迫った。

大切な人との恋の奇跡を歌った新曲

――新曲『奇跡が空に恋を響かせた』は、ドラマ主題歌、配信などですでにいろんな方にも届いているかと思うのですが、反響はいかがですか?

吉田仁人(以下、吉田) LINE MUSICさんでウィークリー1位をいただいたっていうのを聞いて、すごく嬉しいな、って。 リスニングキャンペーンもおこなっていて、反響が大きいな、というのはありますね。

曽野舜太(以下、曽野) 1位いただくと、目に見えて嬉しいですね。

吉田 今はそういうふうに可視化されることが少ないじゃないですか。サブスクが増えて、CDの売上枚数とかだけじゃなくなってきてるから。それでもやっぱりウィークリーは嬉しかったですね。

――初回限定盤A・Bに収録される『最愛』についてはいかがでしょう。恋愛ゲーム『イケメン王子 美女と野獣の最後の恋』の2周年記念テーマソングということで、アニメVer.のMVも公開になっていましたが。

塩﨑太智(以下、塩﨑) 柔太朗はイベントにも参加したんだよね。

山中柔太朗(以下、山中) そう、ゲームのイベントに出させてもらったんですけど、声優さんばかりに囲まれて緊張しました(笑)。でも楽しかったです。
反響がすごく良くて、意外とメジャーデビューしてから『最愛』みたいなまっすぐなバラード曲はなかったので。M!LKのこういう曲が好きだっていう人は結構多かったですね。

塩﨑太智

――『奇跡が空に恋を響かせた』と『最愛』、実際に歌われてみた感触はいかがですか? 感情がこもりやすいとか。

吉田 『最愛』はまっすぐな感じがするよね。愛全部、って感じで。でも、どっちも儚さはありますね。

――ラブソングをレコーディングされる際、どういう気持ちで歌われるんですか?

塩﨑 僕は『最愛』の前に、ボイトレの先生から「歌を想いを込めて歌うときは、その感情の喉を使うように」って。

吉田 いや、裏技なんだよ、それ(笑)

塩﨑 だから、『最愛』では泣いているときの「うぇーん」っていうときの喉で歌うっていう。

曽野 もう泣いてたよね?

塩﨑 レコーディングでは泣いてないけど、泣いてる喉でやるといいって言われてやったんです。でも、その部分は全然使われていなくて。

一同 爆笑

吉田 不採用やん、じゃあ(笑)

佐野勇斗(以下、佐野) 僕は歌詞を理解して、感情を入れますね。

――どちらの曲も切ない感じですよね。

吉田 そうですね。外側の顔が違うだけで、想い、熱量としては同じ感じがする。

――『最愛』のほうはバラードで。

曽野 大人でしたね。

吉田 大丈夫? 舜ちゃん『最愛』ついていけた?

曽野 いや、もう全然付いていけなかったですよね。

吉田 ダメだろ、じゃあ(笑)

曽野 いやいや、そんなことなくて(笑)
大切な人と出会う恋の奇跡を歌ってるんですけど、僕は恋って言ってもいろいろな恋があると思ってて。恋の核にあるもの、人を何か好きって思う気持ちは、恋人に対するものだけじゃないから。それこそ僕はメンバーだったり、家族だったりを思って、そのときにどういう感情になるかなっていうのは考えました。

吉田仁人

佐野 結構、この曲はむずいっすよね。1回、2回、歌詞を聞いただけでは理解できないっていうのはあるんですけど。

曽野 確かに。

吉田 歌詞を読んだときと、歌ってみたときでは、「なるほどね」っていう理解の深まり方が変わりましたね。

――ライブで歌っていくうちに成長していきそうな曲。

吉田 そうだと思います。何よりお客さんがいるんで、お客さんの反応を見て、「なんで響いたんだろう」「ああ、そういうことか」みたいなのもあると思います。

山中 この2曲は作詞の人が同じなので。園田健太郎さん。ずっとM!LKに提供してくださっている方なんですけど、いまだに僕は世界観に追いつけてないような気がします。ロマンチストな方なので。

吉田 テルネロも同じ方なんですよ。

曽野 まさかだよね。
園田さん、いろいろ書かれているんですけど、M!LKは本当にたくさん書いてくださっていて。もうM!LKのパパっていうか。ある意味、M!LKの世界観を作ってくれた人ですね。

カッコよくいるための秘訣

――『最愛』がテーマ曲になっている恋愛ゲーム『イケメン王子 美女と野獣の最後の恋』にかけて、皆さんが、かっこよくいるために努力していること、心がけていることについてお聞きしたいです。

塩﨑 うまい飯を食う。

曽野 素敵やん。

塩﨑 おいしいお店を知ってるのはいい男なのかなー、とは思いました。女性とどこにご飯に行くか、というときに、いちいちその場で調べて「ここいいんじゃない?」じゃなくて「こういうおいしい店があるんだよ」ってサッとエスコートする。

吉田 かっこいいの定義、東京カレンダーなんだけど。

曽野 さすが仁ちゃん渋い!

佐野 僕は……今はトレーニングですかね。ドラマもあるので、その体づくり。
10キロ増やしたんですけど、ドラマに入ってから5キロ痩せちゃって。トータルでは5キロ増えました。

曽野 10キロってすごいよな……

――筋肉が増えた感じですか?

佐野 多分、脂肪ももちろんあると思うんですけど、一応筋肉です。

吉田 本当に衣装を着るとひとりだけ厚みが違うんですよ。ゴツゴツ。着映えする体の形にはなってますよね。

――筋トレをしているうちに楽しくなったり……。

佐野 しないです。すぐやめたい(笑)

吉田 終わったら何が食いたいとかある?

佐野 ないんだよね。一応タンパク質とかは意識してますけど、あんまり制限しちゃうと痩せちゃうから、ご飯はそんなに我慢してないです。だから、「トレーニングやめたい」が一番大きい。

佐野勇斗

山中 僕は朝ランニングですね。

曽野 本当に?

吉田 してんの?

山中 ……はい。

曽野 ちょっと! 変な間があったけど!(笑)

山中 朝にランニングすると、今の時期は汗かくじゃないですか。そこからシャワーを浴びて、いい1日が過ごせるっていう。

――朝活的な。

山中 そうですね。

曽野 続いてるの?

山中 いや、今日始めたばっかり。

一同 はははっ!

曽野 すごいね、半年くらいやってる言い方だったよね。

山中 今日行ってきて、いいな、と思って。続けられたら続けたい。

塩﨑 1日でも朝早い仕事の日があったら、たぶんやらなくなると思う(笑)

山中 うん、やんなくなるね。

吉田 でも、柔太朗が朝ランニングするって言ってたの、今年の始めじゃなかった? 半年以上かかってるよね。

山中 やっと始めました(笑)今日思い立って。

山中柔太朗

――曽野さんはいかがですか。

曽野 僕は……心がけてるのは、逆に変にかっこつけないのが、いいのかなと思ってて 20歳になって、周りもちょっとずつ大人になってきて、みんな今までの自分じゃない、素直な気持ちを出しづらくなってるな、っていうのは感じていて。

――大人であろうとするあまり。

曽野 そう、大人であろうとしたい時期だと思うんですよ。大人でもない、子どもでもない時期からちょっと抜け出して大人になりかけてるところ。だからかっこつけちゃったりするんですけど、それをあえてしないようにはしてます。

――曽野さんご自身は自分で大人になったな、と思う瞬間ってありますか?

曽野 大人になった……、歩くのがちょっと遅くなった。

――余裕を持てるようになった?

曽野 はい、気持ちに多少、余裕はありますね。
今までは「どうしてこんなに人って歩くの遅いんだろう」「早く歩いたら早く着くじゃん」って思う人だったんですけど、そうじゃなくて、もっとゆっくり行こうよ、っていうときはあります。

――時間の使い方とかもうまくなったんですか。

曽野 時間の使い方は……そこの余裕はないですね。結構パツパツです。

吉田 シンプルに低速になっただけってこと?

曽野 そうです!(にっこり)。

曽野舜太

吉田 僕はもう気の向くままに、って感じですね。やりたいことがあればやるし。もちろん、やらなきゃいけないことはやりますけど。
「これをしたら何かが得られるから、しよう」とかじゃなくて、やりたいことをやる。いい男の定義とかあるじゃないですか。そういうのはあまり考えないようにしてます。

曽野 そういうのあるんだ。

吉田 いや、なんかこう文武両道とかさ、スポーツもできて、とか。でもやりたくないことはやらない。

曽野 裏を返せばね。

吉田 裏を返してしまいましたが、そういうことですね。「やりたくないことはやらない」。ノンストレス。

更に上がったライブへのモチベーション

――グループとしてはいかがですか? かっこいいM!LKであるためにやっていること。

塩﨑 それこそほかのEBiDANグループだったら攻めてる感じの曲が多かったり、男子が好きになりそうな曲とかが多かったりするんですけど、M!LKはM!LKらしさを逆に保つのが、M!LKのかっこよさを維持しているのかな。
自分らしさをちゃんと貫くのがかっこいいのかなと、僕は思います。

佐野 今の太智と重複するかもしれないんですけど、自分たちのやりたいことっていうよりも、ファンの人が求めていることをやりたいなと思っていまして。楽曲もかっこよさだけでもなく、王子様雰囲気のあるみたいなこともやるし、もちろんファンの人が聞きたいであろう聴きたい曲もやる。

――この間のツアー「CIRCUS」でも、初期の曲をたくさんやられていましたよね。『コーヒーが飲めません』(1stシングル)のリミックスバージョンもあったり。

吉田 2020年に配信ライブを4回やったんですけど、3回目のときに披露したんですよね。だから、「CIRCUS」のツアーで初めてお客さんの前でやった曲なんです。2020年の回収じゃないですけど、会えなかった分のパフォーマンスができたのが良かったな、と思います。
M!LKとしての構成というか、総じて、結論がかっこいいのであればいいのかな。わちゃわちゃしていても、何をしていても、らしくいれればな、と思います。

――ライブを作る上で、最近変わってきたな、ということはあるんですか? 役割分担や、話し合いの仕方が変わったとか……。

吉田 やっぱり太智と柔太朗の演出と衣装製作の関わりが強いかもしんないですね。グループとしては。

曽野 構造的に変わったのは、大ちゃんがライブの演出を担当してくれて、柔が衣装を担当してくれるっていうのは変わったところだよね。

吉田 うん。そこだけじゃなくて、責任感というか、モチベーションの上がり方も変わりましたね。

――自分たちで作っていくぞ、っていう。

吉田 メンバーが作ってくれたものだから、良いものにしたいっていう気持ちが。もともとありましたけど、より一層増えました。

曽野 衣装を着るときとかも、「この衣装は考えてくれたものなんだな」って思いながら着るのと、ただ着ているのって違うと思うんです。そこの違いは生まれたかな。

山中 ありがとうございます(笑)

塩﨑 それこそ自分たちの好きなスタイルを、柔ちゃんが理解してくれてるから、どういうのが好き、とかどういう見え方がいいとわかってくれてる。すごく頼りになりますね。

――山中さんはいかがですか?

山中 ほんと、大ちゃんが演出入ってから……。

塩﨑 え~褒め合いじゃん。

吉田 まあそうなっちゃうよね(笑)

――お聞きしたいです(笑)

山中 大ちゃんは僕より全然すごくて……何だろう、クリエイティブ力がやっぱり桁違いです。
0から1にできるってすごい。もう何見てんのかね、何を参考にしてるのか分かんないですけど。

塩﨑 演出家の方も一緒にいるので、それこそ俺だけじゃなくてみんなで一緒にチームとしてやってるのがいいのかもしれないですけどね。

山中 新しいアイディアで、「大ちゃんの意見だよ」ということも結構あるのでさすがだな、と思います。

――制作などで意見交換、ディスカッションもあるんですか?

塩﨑 めっちゃしますよ。「なんでだろう?」というときはちゃんと聞くし、自分が投げた意見でも実現できるものとできないものがあるので、現実的な話をしたり、いろいろあります。でも、良くするためにみんな話し合ってますね。
それに、みんな雰囲気がいいので。それこそお菓子とかご飯とか食べながら、楽しくやってますよ。

曽野 そういう雰囲気のときのほうがいいものが出るっていうのはあるよね。

――自然とそうなるのかな、とは思うんですが、雰囲気をよくするために心がけてることはありますか?

吉田 演出家さんが本当に、雰囲気がいい。僕らのYouTubeにも出てきちゃってるもんで。

曽野 あんなに出ていいのかと思ったもん(笑)

塩﨑 メンバー自身、人のことを傷つけることはあんまり言わないですし。
「良くない」じゃなくて「こうやったほうがいいんじゃない?」ということの方が多いから。

曽野 あと、それに対して理由がちゃんとありますね。みんながいいと思って言ってくれてることだし、否定から入ったりはしないです。

――年々絆が強くなってるなとかっていう感じはしますか?

吉田 『Ribbon』から、特典映像で合宿とかメジャーデビューの直前に法多山にお参りとか、そういうのを繰り返していくうちに、1人1人がよりわかりやすくなったんですよね。意思疎通がわかりやすいというか。

メンバーが大好きなM!LKは?

――『僕の大好きな妻!』のオープニングテーマということで、最後に、みなさんのM!LKの大好きなところをお聞かせください。

吉田 うーん、なんだろうな。ちょっと席替えできるようになったこと。

――席替え?

吉田 立ち位置ですかね。例えば僕がMCをするから、これをやっておいて、ツッコんで、みたいなのをちょっと変えられるようになってきた感じがするんですよね。それぞれが別の誰かを補えるパワーがより今までよりも強くなったのかな、っていう。

山中 それが大好き?

吉田 そのチームワーク感。

塩﨑 あー、なるほど。

吉田 ライブでそれぞれが常に他の4人を把握できてて、自分が今何しなきゃいけないかっていう意識を持って動けてる感じがするなっていうのは、簡単にできることじゃないですし、そこは好きだなと思いますね。

佐野 柔軟なところ。話し合いもよくするし、お互い自分の意見をぶつけたりとか、「もっとこうしていこうよ」という話をするんです。もちろん対抗する意見があれば伝えたりもするけど、そこでケンカになるわけでもないし、ドームツアーというひとつの指針があるからこそ、そこに向けての話し合いができている。からそういった意味でみんな柔軟だし、ちゃんといい話し合いができてるな、と思います。

――尊重しあえてるんですね。

佐野 そうですね。

曽野 はい!(挙手)

――お願いします!

曽野 全ての物事を、じゃんけんで決めることです。

――そうなんですか!?

曽野 基本的に全てじゃんけんで決めるんですよ。他のグループを聞いてると、割と年功序列というか。

塩﨑 えっ。

吉田 それ適用しようか。

山中 最悪だー。

曽野 ……だったら、ちょっといろいろ考えますけど。

吉田 (笑)

曽野 基本的に何でも、例えば新幹線のチケットとか、ご飯とか種類がいくつかあったりするものは、必ずじゃんけんで決めるんですよ。じゃんけんの結果に対して不満は言うけど、きちんとそれを実行するっていうのがM!LKのいいところだな、って。これって、M!LKの中では常識になっているけど、なかなかないことだと思うんです。M!LKが会社だとしたらその上司と部下の関係がないっていうのはとてもいいな、と思います。

――風通しが良い。

曽野 そうです!

山中 最近よく思うんですけど、みんないい子だなと思うんですよ。

一同 (笑)

吉田 何か外を見てきたな?

山中 いや(笑)本当にいい人たちだな、ってすごく思うんです。結構、人の細かいところまで見がちなんですけど、これだけ一緒にいても、もう本当に嫌だ、というところがない。なんならいいところばっかりだし、だからこれだけ仲良くやっていけてるんだなって。全員が全員、いいやつだな、って思います。

――最後、塩﨑さんお願いします。

塩﨑 みんなが言う通り、チームワークがいいっすね。

吉田 それ俺が言った(笑)

塩﨑 チームワークっていうか、仲がいい。僕らメンバーだけじゃなくて、スタッフさんたちとか。

吉田 本当にそれは思うわ。

塩﨑 ライブをやっている上でも思いますね。俺らより楽しそうにやってる人たちがいて。

吉田 うん、パワーもらうよね。

塩﨑 みんな楽しそうなんです。遠足かなっていうぐらいお菓子持ってくる人がいたり、ツッコミ合って笑ってる人がいたり、本当に俺らより愉快なときがある。
ずっとピリピリしてるよりはみんなが楽しそうに何か気楽にやっていけている仕事現場、すごく素敵だなって僕は思います。

吉田 ちょっと前にYouTubeでスタッフさんにお土産買ってって、みんなが開けていく動画をあげたんですけど。

塩﨑 再生回数はあんまり伸びてないけど俺らはめっちゃ楽しい(笑)。

吉田 観ていただくと分かるんですけど、毎回、あの感じ。もちろんライブのときしか会えない方とかもいるんですけど。

塩﨑 みんなで結婚のお祝いしたりね。

吉田 なかなかないことですよね。幸せですよね。

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取材・文:ふくだりょうこ 撮影:奥田耕平

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