Download on the App Store ANDROID APP ON Google Play
Download on the App Store ANDROID APP ON Google Play
ぴあ 総合TOP > 白石加代子「大人にも子どもにも届く作品」 KAATキッズ・プログラム2022『さいごの1つ前』開幕

白石加代子「大人にも子どもにも届く作品」 KAATキッズ・プログラム2022『さいごの1つ前』開幕

ステージ

ニュース

ぴあ

KAATキッズ・プログラム2022『さいごの1つ前』より 撮影:宮川舞子

続きを読む

フォトギャラリー(6件)

すべて見る

KAATキッズ・プログラム2022『さいごの1つ前』が、8月10日に神奈川・KAAT神奈川芸術劇場<大スタジオ>で開幕した。

『さいごの1つ前』は松井周が初めてKAATキッズ・プログラムを手がける作品。2020年に上演を予定していたが新型コロナウイルス感染症の影響で中止となり、このたび2年の時を経て上演される運びとなった。出演者は主人公を演じる白石加代子のほか、久保井研、薬丸翔、湯川ひなが名を連ねている。

初日を迎え、松井は「子どもたちがとても真剣に、そして楽しそうに観てくれていて、とてもよかったです。」「子どもが冒険する、ちょっと知らない世界に足を踏み入れることは、ちょっと怖かったり、わくわくしたりする。そういう気持ちが客席にあると、自分もそういう気持ちになって、また新たに冒険しようという気持ちになりました。」とコメント。また白石は「今日はたくさんのお子さんに観ていただいたことをとても感謝しています。」「この舞台がどういう風に子どもたちの心の中に残って、大人になってから思い出してどんな風に感じるか、とても楽しみです。」と語っている。

本作は8月21日まで上演される予定だ。

撮影:宮川舞子

■松井周(作・演出)コメント全文
子どもたちがとても真剣に、そして楽しそうに観てくれていて、とてもよかったです。
戯曲にも子どもたちとやりとりするところがあって、そこは半分白紙状態のようにしていましたが、白石さんはじめ演者の皆さんが客席を丸ごと包み込む勢いで楽しそうに演じてくれていて、自分の想像を超える舞台になっていました。
子どもが冒険する、ちょっと知らない世界に足を踏み入れることは、ちょっと怖かったり、わくわくしたりする。そういう気持ちが客席にあると、自分もそういう気持ちになって、また新たに冒険しようという気持ちになりました。
半分の世界を俳優が創って、残りの半分を観客が創っている、まさにライブのようになったこともよかったです。物語を書いた私自身が、こんな物語だったっけ、と新しい物語を発見しているような気持ちにもなりました。
コロナ禍で初日を迎えることができたことは奇跡のようなことで、皆さんのおかげだと感謝しています。
コロナであれもしてはいけない、これもしてはいけないという中で、劇場に行って異世界に冒険することを楽しんでほしいと思います。

■白石加代子 コメント全文
今日はたくさんのお子さんに観ていただいたことをとても感謝しています。
子どもたちと一緒に一つの空間を立ち上げることは初めてです。舞台に立って、子どもたちの姿が見えるととても元気をもらいます。
舞台は、自分で発電機のように元気を出していくものですけれど、客席から大好きなお子さんたちの笑い声を聞くことができ、心身をくすぐっていただいたような楽しい経験でした。
記憶の薄くなった人と、その人を元気づけようとしてあの世とこの世の境目で話をする言葉は、意識のとっても不思議な所へ入っていくようなセリフで、大人も考えさせるような内容ですけれど、何かを潜り抜けて助け合いたいという気持ちは、子どもたちにもしっかりと伝わったと思いました。大人にも子どもにも届く作品だと思います。この舞台がどういう風に子どもたちの心の中に残って、大人になってから思い出してどんな風に感じるか、とても楽しみです。
今日はKAATの舞台ですごい宝物をいただきました。たくさんのお子様と大人の方に観ていただきたい作品です。

<公演情報>
KAATキッズ・プログラム2022『さいごの1つ前』

8月10日(水)~21日(日) 神奈川・KAAT神奈川芸術劇場<大スタジオ>

作・演出:松井周
出演:白石加代子、久保井研、薬丸翔、湯川ひな

チケット情報はこちら:
https://pia.jp/t/kaat/

公式サイト:
https://www.kaat.jp/d/saigono_hitotsumae

フォトギャラリー(6件)

すべて見る