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華やかなアフタヌーンティーの空間の再現も『アールヌーヴォーからアールデコに咲いたデザイン』9月10日より開催

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《色絵金彩婦人型ドレッサーセット》1908-26年頃

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明治の開国後、世界に向けてひらかれた横浜。この地にゆかりある陶磁器「オールドノリタケ」の魅力を紹介する『アールヌーヴォーからアールデコに咲いたデザイン オールドノリタケ×若林コレクション』が、9月10日(土)よりそごう美術館にて開催される。

オールドノリタケとは、明治中期から第二次世界大戦期にかけて、森村組及び日本陶器(現・株式会社ノリタケカンパニーリミテド)によって製作・販売・輸出された陶磁器のことをいう。

19世紀後半、日本の開国とともに欧米諸国に怒濤のごとく流入した浮世絵などの日本美術は、フランスのパリを中心に「ジャポニスム(日本趣味)」のブームを巻き起こし、絵画はもちろん、食器やインテリアのような美術工芸の世界にも影響は及んだ。明治政府も殖産興業の一環として陶磁器の生産を強化していく。この時期出会い、オールドノリタケの発展に大きく貢献することになるのが、もとは武具商から貿易商となり、オールドノリタケの製造・輸出・販売を手掛けることになる森村組の森村市左衛門と、横浜で外国人相手に錦絵を販売し、後にオールドノリタケのデザインの部分で手腕を振るう、大蔵孫兵衛のふたりだった。

同展では、日本独特の意匠や美意識を持ちながらも、欧米人の好みにあわせてつくられた、アールヌーヴォーやアールデコの可憐なオールドノリタケの作品を、その網羅的なコレクションで知られる若林コレクションより紹介。制作技法(テクニック)をはじめ、作品に描かれた意匠(モチーフ)、デザインの様式(スタイル)、陶磁器の器種(ファンクション)という4つの観点からオールドノリタケを読み解いていく。

また横浜市在住のテーブルコーディネーター・竹内薫氏による、オールドノリタケの優雅なテーブルセッティングも見どころのひとつ。展示室内に再現された、華やかなアフタヌーンティーの空間は必見だ。

《色絵金盛薔薇文飾壺》1891-1921年頃
《色絵白盛梅文カップ&ソーサ―》1911-21年頃
《色絵エッチング金盛牡丹文双耳花瓶》1911-21年頃
《色絵金彩婦人文蓋物》1920-31年頃

【開催概要】
『アールヌーヴォーからアールデコに咲いたデザイン オールドノリタケ×若林コレクション』
会期:2022年9月10日(土)〜10月16日(日) ※会期中無休
会場:そごう美術館
時間:10:00〜20:00(入場は19:30まで)
料金:一般1,200円、 大高1,000円
美術館公式サイト:https://www.sogo-seibu.jp/common/museum/archives/22/noritake/

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