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3年ぶり来日のブラット・ピット、史上初“新幹線でレカペ”&京都で初舞台挨拶

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来日中のブラット・ピットが8月23日、京都・TOHOシネマズ二条で開催された主演作『ブレット・トレイン』のジャパンプレミアに出席した。ピットのプロモーション来日は、約3年ぶり。日本のファンと再会を果たし「とにかく笑えて楽しめる作品。今こそ必要だと思ったんだ」と作品をアピールした。

伊坂幸太郎の大ベストセラー小説『マリアビートル』をハリウッド映画化。ピット演じる“世界一運の悪い殺し屋”レディバグが、東京発・京都着の超高速列車でブリーフケースを盗み、次の駅で降りるという簡単なミッションを引き受けるが、なぜか次々と身に覚えのない殺し屋たちに命を狙われるはめに。やがて、彼らの因縁と仕組まれた罠が明らかになる。

クライマックスの舞台となる京都が、本作のワールドプロモーションの“終着駅”となり、「僕自身、京都の大ファンなんだ」とご機嫌。プロモーション来日は14度目を数えるが、京都での舞台挨拶は初めてで「僕らの日本への愛情を感じてほしい」とあふれる思いをファンに送った。

ジャパンプレミアにはピットをはじめ、共演するアーロン・テイラー=ジョンソン、真田広之、マシ・オカ、デヴィッド・リーチ監督とリーチ監督の妻でプロデューサーのケリー・マコーミック、日本語吹き替え版声優を務める堀内賢雄とフワちゃんが参加した。

“運命”を語る剣の達人エルダーを演じる真田は「ただいまー! 日本から生まれた小説を、国際的キャストを迎えて世界発信できる喜びを感じています」と凱旋帰国に喜びの声。「とてもフレンドリーで紳士的。何より映画への情熱が激しい」とピットとの共演を振り返ると、ピットが「僕のほうに『真田さんと共演してどうだった?』と質問してよ」と提案する場面も。そして「エルダーは物語の心臓部であり、精神の象徴だから、キャラクターに重厚さを与え、いるだけで緊張感が漂う俳優が必要だった。真田さんが参加してくださったおかげで、作品の格が上がり、優雅さも添えられた」と最大限の敬意を示していた。

20年以上にわたり、ピットの吹き替え声優を務める堀内は、念願だったピット本人との初対面が実現し「まだ、夢を見ているよう。本当に感激しています」と感無量の面持ち。「主人公は不運な男だけど、僕は超ラッキー! 幸運な男です」と語ると、ピットは「まるで鏡を見ているみたい。声の印象? セクシー!」と真田に続き、日本が誇る表現者に最敬礼だった。フワちゃんも「本物だぜ、見て! アメイジング!」とピットとの対面に大興奮し、「これ(プレミア)が始まる前に、ブラピと自撮り100枚くらい撮ったよ! 超優しい」とうれしそうに自慢していた。

この日、ピットは映画の設定さながら、東京駅を出発する新幹線のぞみに乗り込み、プレミアが実施される京都へ出発した。JR東海全面協力のもと、その車中で報道陣に向けた史上初“新幹線レッドカーペット”を行い「まるで撮影したセットに戻った気分。デジャブだね(笑)。でも、実際の新幹線はとても快適だよ」と満面の笑み。また、昨日22日には、ピットら来日メンバーが東京・港区高輪の高野山東京別院を訪問し、映画のヒット祈願と“厄除け”の祈祷に参加。厳かな空気の中、日本の伝統に触れたピットは「とても美しい体験で、思わず涙目になってしまった。荘厳な空気に感動しているし、こういう体験をさせてもらい、とても感謝している」と感激していた。

取材・文・写真=内田涼

『ブレット・トレイン』
9月1日(木)より公開

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