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高石あかりとの出会いが大きい、「とおいらいめい」大橋隆行が設定を変更した理由語る

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「とおいらいめい」初日舞台挨拶の様子。左から大橋隆行、田中美晴、高石あかり、吹越ともみ、長谷川朋史。

「とおいらいめい」の初日舞台挨拶が昨日8月27日に東京の池袋シネマ・ロサで行われ、キャストの高石あかり 吹越ともみ、田中美晴、原作と撮影監督を担った長谷川朋史、監督と脚本を担当した大橋隆行が登壇した。

      

同名舞台をもとにした本作では、彗星の衝突により人類の滅亡が数カ月後に迫る世界で、ばらばらだった三姉妹がゆっくりと家族になっていくさまが描かれる。父の死をきっかけに異母姉2人と共同生活することになった三女・音を高石、人類滅亡を前にシェルターの個室の設計を担当する長女・絢音を吹越、妻子持ちの元同級生と再会する次女・花音を田中が演じた。

原作の舞台では双子姉妹が主人公だったが、映画化するにあたり三姉妹の話に変更した理由を大橋は「高石さんと出会ったからということが大きいです」と述べ、「長谷川さんから台本をいただいて、映画用にアレンジしていくところで、どう進めていいか悩んでいたんですけれど、高石さんが前作の試写を観に来てくれたときのことが印象に残っていて、3番目の腹違いの妹を置いて書いていったら、いい感じになりました。具体的な人物がハマったことで、ほかの要素がハマっていきました」と説明する。

高石は「今までに音のような役を演じることがなかったので、自分が音を演じられるか少し不安というか、ワクワクやドキドキに近い感情でした」と振り返る。実生活でも長女だという吹越が「1人で抱え込んでいるように見えて、全然隠し切れていないところだとか、外面だけいいところだとか、絢音の性格に共感できる部分はたくさんありました」と語ると、会場から笑いが。役と同じく三姉妹の次女だという田中は「真ん中だと上と下のバランサーじゃないですけれど、頼まれていないのに気にしてどっちともやりとりを一生懸命してしまう感じは似ていると思いました」と伝えた。

高石は「コロナ禍で大変な時期を過ごして、自分にとって大切なものが家族やコミュニケーションだと思ったので、絆だったり家族だったりこの映画のテーマが皆さんに届けばいいなと思います。いろんなお芝居や景色が楽しめる映画なので、観ていただければ」と呼びかけ、イベントの幕を引いた。

「とおいらいめい」は、9月23日まで池袋シネマ・ロサにてレイトショー上映。

※高石あかりの高は、はしごだかが正式表記

(c)ルネシネマ