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【ライブレポート】SOMETIME'S Omoinotakeと締め括ったツーマンライブシリーズファイナル

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『SOMETIME′S Presents 2022 2man Live Series “League”』より 撮影:石崎祥子

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SOMETIME'S(サムタイムス)が、2022年を通して開催するツーマンライブシリーズ『SOMETIME'S Presents 2022 2man Live Series “League”』。その3回目のゲストに迎えたのはOmoinotake(オモイノタケ)。SOMETIME'SとOmoinotakeは付き合いが長く、同じ事務所に所属する親しい間柄ということもあり、バチバチとやり合う対バンとはいい意味で異なるアットホームな雰囲気が流れていた。お互いにリスペクトの気持ちがあり、それを称え合う空気が実に心地良かった。

Omoinotake
藤井怜央(Vo / Key)

まずはギターレス・ピアノトリオであるOmoinotakeが先攻を務める。藤井怜央(Vo / Key)、福島智朗(Ba)、冨田洋之進(Dr)のメンバー3人が現れ、さらにサックスとパーカッションを務めるサポートミュージシャンを率いて、「プリクエル」でショーはスタート。
透き通った歌声により、観客の心を瞬時に掴む手腕はさすがだ。「昔はツアーも一緒に回っていて……満を持してのツーマン。後輩キャラだけど、ツーマンツアーの締め括りを盛大にお祝いしたい」と藤井。それから7月に配信リリースされたばかりの「空蝉(うつせみ)」を披露する。ラテン風のリズムに切ないメロディを乗せ、体が自然と揺れ動く優雅な曲調であった。

福島智朗(Ba)
冨田洋之進(Dr)

中盤、「(SOMETIME'Sの)初ライブも観に行った気がする」と福島が切り出すと、「僕はいろんな景色を見させてもらっている。心の師匠」と冨田は語り、「感謝の思いは音楽で返す」と藤井は熱い気持ちを述べていた。そうした言葉にも2バンドの強い絆が感じられた。後半はアップテンポな「EVERBLUE」を放ち、観客も手を左右に振って激しく盛り上がる。また、グルーヴ感を高める演奏に会場もヒートアップするばかりだった。

SOMETIME’S

この熱気を受け、ホストであるSOMETIME'Sの登場だ。SOTA(Vo)、TAKKI(Gt)のメンバー2人に加えて、Omoinotakeの冨田が引き続きステージに立ち、さらにベース、ドラム、パーカッション、ホーン隊2人、マニュピレーターと総勢9人の大所帯でライブを開始。「My Love」で始まると、ソウルフルな歌声を皮切りに穏やかなグルーヴで焚きつけていく。
次の「Take a chance on yourself」に入ると、軽快なギターフレーズが気持ち良く、SOMETIME'Sの世界観に観客をどんどん引き込んでいった。中毒性のある歌メロに惹かれる「Clown」を経て、「たくさん集まっていただき、ありがとうございます。最終回、後悔ないように遊んでもらえたら……」とSOTAが挨拶。

SOTA(Vo)
TAKKI(Gt)

「真夏の太陽」「夏のMagic」と続き、観客もクラップで応え、フロアは右肩上がりに活気付く。「Omoinotakeは特別なバンドで、めちゃくちゃ売れたらドラゲにドラムを頼みづらい」とTAKKIは冗談交じりのMCを入れつつ、「エモ(福島)が好きだと言ってくれてる曲」と前置きしてバラード曲「Masterpieces」へ。ここでも情感豊かな澄んだ声色で大勢の観客を酔わせていた。

SOMETIME'S

「まさか(渋谷)クアトロでできるとは……お互いにとってまだ道半ばだけど、ここで交われたのは運命的」と感慨深げに話すSOTA。今日の公演はお互いにとって大事なツーマンであり、その思いは観客にも十分伝わっていたのではないか。「Somebody」では開放感に満ちた演奏を轟かせ、その流れをアッパーな「Honeys」でさらに増幅させる流れも良かった。ラストは「Morning」を投下し、温かなサウンドで本編を盛大に締め括った。

アンコールに応えると、SOTAは「年内に出したいと思っているEPがある。いいもの作ります!」と宣言。そんな嬉しいお知らせを挟んだ後に「Slow Dance」を披露。切ないギターフレーズをイントロに、ファルセットを活かした柔らかな歌声が心に沁み渡った。そして、最終曲「You and I」においては観客を巻き込んで壮大なパーティーをブチ上げ、ショーは大団円を結んだ。

ライブ終了後、笑顔が溢れる会場を見渡して、ふと思った。OmoinotakeとSOMETIME'Sの2バンドが密に混ざり合い、ハートフルな気持ちをぶつけ合うエネルギーが、今日のツーマンを特別なものにしていたんだなと。今回のツーマンライブシリーズはここで一旦終わるが、またいつかこの2組による対バンを観てみたい。そう思ったのは僕だけではないはずだ。

Text:荒金良介
Photo:石崎祥子

<公演情報>
『SOMETIME'S Presents 2022 2man Live Series “League”』

2022年8月19日(金) SHIBUYA CLUB QUATTRO

【Omoinotakeセットリスト】
01. プリクエル
02. Freaky Night
03. 産声
04. 空蝉
05. 彼方
06. One Day
07. Blanco
08. 夏の幻
09. 心音
10. EVERBLUE
11. トニカ

【SOMETIME'Sセットリスト】
01. My Love
02. Take a chance on yourself
03. Clown
04. 真夏の太陽
05. 夏のMagic
06. Masterpieces
07. Somebody
08. Honeys
09. Morning
EN1. Slow Dance
EN2. You and I

■SOMETIME'S
<プロフィール>
2017年SOTA(Vo)と TAKKI(Gt)で結成された音楽ユニット。SOTAのソウルフルで強く美しいファルセットが印象的な歌声を、TAKKIの表現力豊かなギターが支え、キャリアの中で培った様々なサポートミュージシャンによる生楽器の自由な組み合わせが楽曲を彩るのが魅力。そしてソウル、ファンク、R&B、AOR、ジャズ、ハウスなどボーダレスに様々なジャンルを飲み込みつつも、耳の中で何度も反芻できるようなキャッチーさを持つ独自のポップスに昇華させていることが特徴。

<リリース情報>
SOMETIME'S「夏のMagic」

配信中

配信リンク:
https://lnk.to/natsunomagic

キャンペーンURL:
https://www.toneden.io/ponycanyon-1/post/apple-music-pre-add-or-spotify-pre-save-or-twitter-magic

「夏のMagic」MV

今冬新作EPリリース予定

<ライブ情報>
『FM802 MINAMI WHEEL 2022』

2022年10月8日(土) 大阪ミナミエリア ライブハウス

詳細はこちら:
https://minamiwheel.jp/

SOMETIME'S 公式サイト:
https://sometime-s.jp/

■Omoinotake
<プロフィール>
島根県出身。中学からの同級生同士が2012年に東京で結成した藤井怜央 / レオ(Vo / Key)、福島智朗 / エモアキ(Ba)、冨田洋之進 / ドラゲ(Dr)の3人からなるピアノ・トリオバンド。繊細ながらも情感を揺さぶるヴォーカルと歌詞が、「踊れて泣ける」グルーヴを生み出し、今の時代のカルチャーと相まっている。

<ライブ情報>
『GREENROOM BEACH』

2022年9月24日(土) 大阪・SENNAN LONG PARK(泉南りんくう公園)

出演:Nulbarich / Vaundy / TENDRE / ALI / BONNIE PINK / eill / I Don‘t Like Mondays. / LUCKY TAPES / YONA YONA WEEKENDERS / toconoma / Omoinotake

詳細はこちら:
https://greenroombeach.com/

『中津川 THE SOLAR BUDOKAN』

2022年9月25日(日) 岐阜・中津川公園内特設ステージ

出演:a flood of circlea / androp / The BONEZ / Nulbarich / 奥⽥⺠⽣ / Omoinotake / サンボマスター / 佐野元春&THE COYOTE BAND / ほか

詳細はこちら:
http://solarbudokan.com/2022/

『ENVYYY』

2022年9月30日(金) 東京・代官山UNIT

出演:大橋ちっぽけ / Omoinotake

詳細はこちら:
https://t.pia.jp/pia/search_all.do?kw=ENVYYY

『SHE’S UNION Tour 2022』

2022年10月7日(金) 新潟・LOTS

出演:SHE’S / Omoinotake

詳細はこちら:
http://she-s.info/live/%e3%80%8cshes-union-tour-2022-%e3%80%8d

『FM802 MINAMI WHEEL 2022』

2022年10月10日(月) 大阪・ミナミエリア ライブハウス

詳細はこちら:
https://minamiwheel.jp/

『ユアネス TWO-MAN LIVE TOUR 2022 “TALENT”』

2022年10月21日(金) 愛知・ELECTRICLADYLAND(E.L.L)

出演:ユアネス / Omoinotake

詳細はこちら:
https://yourness.jp/live/

『THE DROP FESTIVAL 2022 in Japan 2022.』

2022年10月29日(土) 宮崎・青島こどものくに

出演:C&K / RIP SLYME / MINMI / RED ORCA / Blue Vintage / Omoinotake / ばってん少女隊 / ツチヤカレン / 新しい学校のリーダーズ / ほか

詳細はこちら:
https://thedropfes.jp/

『Omoinotake ONE MAN TOUR 2022』

11月2日(水) 島根・LIVE&STUDIO 松江
11月3日(木・祝) 島根・LIVE&STUDIO 松江
11月5日(土) 福岡・DRUM Be-1
11月6日(日) 広島・セカンドクラッチ
11月23日(水・祝) 宮城・仙台Rensa
11月26日(土) 北海道・札幌cube garden
12月3日(土) 大阪・心斎橋BIGCAT
12月4日(日) 愛知・名古屋 THE BOTTOM LINE
12月20日(火) 東京・Spotify O-EAST

■チケット料金
全自由:4,500円(税込 / ドリンク代別 / 整理番号付き)※学割あり

9月4日(日) 23:59までオフィシャル2次先行受付中!
チケットはこちら:
https://w.pia.jp/t/omoinotake-tour

Omoinotake 公式サイト:
https://omoinotake.com/

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