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ドーナツ屋店員と客の交流描いた「ドーナツもり」公開日決定

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「ドーナツもり」メインビジュアル

CMディレクターとして活動している定谷美海が企画・脚本・監督を担当した「ドーナツもり」の公開日が12月2日に決定した。

東京・神楽坂にある古民家ドーナツ店・ドーナツもりを舞台とした本作では、店で働くきーちゃんこと公子が、客やオーナーたちとの交流を通し自身が抱える問題と向き合っていくさまが描かれる。公子役で中澤梓佐、ドーナツもりのオーナー・森武蔵役で足立智充、武蔵の妻・めぐみ役でtara、公子とともに働く小石役で高橋雄祐、公子の元彼・ユータ役で関口アナンが出演。ドーナツもりの個性豊かな客に安藤聖、遊屋慎太郎、仁科かりんが扮するほか、細川佳央、芹澤興人もキャストに名を連ねた。

公開日決定にあわせて「ドーナツの穴は、なんの味?」というコピーが入ったメインビジュアルも到着。実在するドーナツ店「ドーナツもり」のカウンターから、公子がまっすぐこちらを見つめるビジュアルとなっている。そのほか新たな場面写真も公開され、中澤、定谷からはコメントが到着した。

「ドーナツもり」は東京・アップリンク吉祥寺ほかで上映。

※高橋雄祐の高は、はしごだかが正式表記

中澤梓佐 コメント

あらためて、人と人とが出会う意味や過ごす時間が愛おしいと感じられるような作品になっていると思います。過ごす時間は一瞬かもしれないし、一生かもしれないけれど出会いというスタートに違いはありません。その分ゴールの数は増える。私自身もまだまだ新たなスタートを楽しみに日々過ごしたいです!そして、この作品がもし誰かのスタートのきっかけになればとっても嬉しいです。

定谷美海 コメント

ここ数年の間に、わたしたちが手にするコミュニケーションツールは急激に増えました。情報や人の意見を簡単に知ることができるようになり、幾分便利な世の中になりました。その反面、自分で考えることをさぼってしまう傾向にあります。目に見える情報だけを鵜のみにし、想像力は衰え、多数派の意見に迎合することで満足してしまう…。そんな実情は人間関係にも影響しています。言葉の選び方や、人との寄り添い方に責任を持てていなかったりなど、コミュニケーションが雑になっているように思います。私たち人間は想像する生き物です。言葉を有する生き物です。そんな私たちが生きる中、文明は発展する一方ですが、今一度、物理的に人と人が向き合うことの大切さを、そんな交流自体の豊かさを伝えたいと思いました。ドーナツの穴を越えた先に、人間らしい思いやりがあることを願っています。

(c)映画『ドーナツもり』