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450点以上の作品でイッタラの歴史を展観『イッタラ展 フィンランドガラスのきらめき』9月17日より開催

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オイバ・トイッカによる《バード バイ トイッカ》コレクション ©Iittala

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1881年、フィンランド南部のイッタラ村に誕生したガラス工場からスタートし、世界的なブランドとなったイッタラ。美しさと機能性をすべての人に提供するという理念のもとで歴史を重ねてきたイッタラの創立140周年を記念する展覧会が、9月17日(土)から11月10日(木)まで、東京・渋谷のBunkamura ザ・ミュージアムで開催される。

これまでフィンランドのデザインを紹介する数々の展覧会に登場してきたイッタラだが、日本の美術館を巡回する大規模展は今回が初。約12,000点に及ぶ世界最大のイッタラコレクションを誇るフィンランド・デザイン・ミュージアムの企画により、同館のコレクションと、イッタラのアーカイブから貴重な作品を選りすぐって展観。展示総数は、なんと450点以上にも及ぶ。

イッタラの歩みを象徴する20世紀半ばのクラシックデザインのガラスを中心に、陶器や磁器、映像やインスタレーションを通じて、イッタラの技術と哲学、デザインの美学に迫る同展はまた、ひとつのブランドとしての枠組みを超えて、フィンランドの社会や文化の発展や、より広範なデザイン史やライフスタイルの変遷をも反映する大きな視野をももっている。

フィンランドを代表するデザイナーたちが登場するのも同展の大きな魅力だ。機能的でありながら有機的なフォルムのガラス器を生み出した建築家アルヴァ・アアルトをはじめ、イッタラに貢献した代表的なデザイナーに焦点をあてた展示では、個々の作家の個性も見ることができる。

同展はフィンランド・デザイン・ミュージアムで2021年に開催された企画展を再構成した展覧会だが、日本での開催にあたり、イッタラと日本の関わりの紹介にも力が入れられている。1950年代から60年代にかけて訪日し、日本の文化と相互に影響を与え合ったデザイナーのカイ・フランク。21世紀になり、イッタラとのコラボレーションを行なったイッセイ・ミヤケやミナ ペルホネンの皆川明。そしてイッタラ表参道店の内装デザインを手がけた建築家の隈研吾。こうした交流を見ることで、イッタラの世界がよりいっそう身近に感じられることだろう。

《アメリコンスカ》型ガラス、1913年 ©Design Museum Finland, Photo: Johnny Korkman
《i-ライン》の広告イメージ、1956年 ©Design Museum Finland, Photo: Pietinen
《アアルト ベース》アルヴァ・アアルト1936-1937年 ©Design Museum Finland, Photo: Johnny Korkman
Photo: Anton Sucksdorff

【開催概要】
『イッタラ展 フィンランドガラスのきらめき』
会期: 2022年9月17日(土)~11月10日(木)
会場: Bunkamura ザ・ミュージアム
開館時間: 10:00−18:00 毎週金・土曜日は21:00まで (入館は各閉館時刻の30分前まで)
休館日: 9月27日(火)
料金:当日一般1700円、大高1,000円、中小700円/前売一般1,500円、大高800円、中小500円
※前売は9月16日(金)まで発売
※日時指定予約優先
Bunkamura HP内本展特設ページ: https://www.bunkamura.co.jp/museum/exhibition/22_iittala/

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