木村文乃×深田晃司×矢野顕子が作品の魅力をアピール 『LOVE LIFE』スペシャル鼎談映像公開
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木村文乃が主演を務める深田晃司監督最新作『LOVE LIFE』が9月9日(金)に公開される。この度、主演の木村、深田監督、主題歌を担当する矢野顕子によるスペシャル鼎談映像が公開された。
本作は、1991年に矢野顕子がニューヨーク移住後に発表した初のアルバム『LOVE LIFE』に収録された同名楽曲をモチーフに、構想期間20年を経て完成させた人間ドラマ。「ひとつとして、同じ形をした愛は無い」のだということを歌った同曲を、深田監督は“愛”と“人生”に向き合う一組の夫婦の物語として完成させた。深田監督にとって楽曲の映画化は初の試みとなる。
スペシャル鼎談の収録は、矢野が愛用するドイツのピアノメーカー ベヒシュタインの国内サロン、ベヒシュタイン・セントラム 東京 ザールにて行われた。
木村は「深田作品の一部になれただけでもありがたいと思っていますが、監督が矢野さんの曲を聴かれてからおよそ20年経ったお時間を、今、おふたりの間に入って感じられるということに、とても高揚しています」と恐縮しきりの様子。本作撮影中に矢野の「LOVE LIFE」をずっと聴いていたそうで「朝、曲を聴くと、監督の意志が入った妙子を纏いながらお家を出られる感覚になれたので、よく聴いていました」と明かす。
一方、矢野は、自身の楽曲が映画になると聞いた時の心境を「自分の曲が世に出るときは、自分の手を離れていると思っている。だけど、曲をもとに映画が作れてしまうんだ?という驚きがありました。自分の曲を大切に思ってくださったことに感謝しました」と述懐。続けて「自分の曲の中に何か特定のシーンや風景が出てくることは、あまりない。でも映画を観てくださる方は『LOVE LIFE』を聴けば、この映画のシーンと直結する。行く先々で曲がいい経験をするんでしょうね」と語る。
それを受けて深田監督は「曲がいい経験をするって素敵な言葉ですね。映画の公開というのは、(自分が育てた)子どもが外に出ていくような感覚なんです。行く先々でいい友達に恵まれて、いい経験をして、いい育ち方をして欲しい。ヴェネチアで『LOVE LIFE』を響かせられることを楽しみにしています」とコメント。
また、貴重な機会ということで、ライブで歌う時の心構えや曲に込めた思いなど、木村と監督から矢野への質問も。
最後にメッセージを求められた3人は「まずは素敵な俳優さんの魅力を堪能いただきたい。そして『LOVE LIFE』という曲を聴いて欲しい…というよりは、自分がどれだけこの曲が好きかということを知ってほしい。いや、知らなくてもいいんですけど(笑)、自ずと感じてしまうと思います」(深田)、「監督がどれだけ映画と曲に愛情を持って作られたかという過程があるので、 “LOVE LIFE”とは何なのか?が、観た方の心に優しく沁みていくんじゃないかなと思います」(木村)、「音楽の力と演技の力とものを作り上げる力、多くの人々の力の結集ですが、出来上がったものは、観た人それぞれがさまざまな風景や気持ちを持ち帰れるものになっている。大量生産の娯楽映画とは全く違うアプローチですよね」(矢野)とそれぞれがコメント。最後は深田監督から矢野への「まずはヴェネチアで本作がどう受け取られるのか、ご報告します!」と力強い言葉で締め括った。
尚、本作主題歌が収録された同名アルバム「LOVE LIFE」は、9月7日に初となるアナログ盤で発売されることが決定している。
アナログ盤「LOVE LIFE」特設サイト
https://www.110107.com/yano_lovelife
アルバム「LOVE LIFE」
2022年9月7日(水)発売
品番:MHJL224
価格:4,070円(税込)
Sony Music Labels Inc.
『LOVE LIFE』
9月9日(金)より公開