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「THE LEGEND & BUTTERFLY」に伊藤英明、中谷美紀、宮沢氷魚、市川染五郎、北大路欣也

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上段左から伊藤英明演じる福富平太郎貞家、中谷美紀演じる各務野。下段左から宮沢氷魚演じる明智光秀、市川染五郎演じる森蘭丸、北大路欣也演じる斎藤道三。

木村拓哉と綾瀬はるかの共演作「THE LEGEND & BUTTERFLY」の新たなキャストとして、伊藤英明、中谷美紀、宮沢氷魚、市川染五郎、北大路欣也が発表された。

東映70周年作品の「THE LEGEND & BUTTERFLY」は、武将・織田信長とその正妻・濃姫の知られざる愛の物語を紡ぐ歴史ドラマ。木村が信長、綾瀬が濃姫を演じ、「コンフィデンスマンJP」シリーズの古沢良太が脚本、「るろうに剣心」シリーズの大友啓史が監督を担当した。

伊藤は濃姫の侍従・福富平太郎貞家(ふくずみへいたろうさだいえ)、中谷は濃姫の筆頭侍女・各務野(かがみの)、北大路は美濃の戦国大名で濃姫の父親・斎藤道三の役で出演。宮沢は織田家の家臣でありながら本能寺で謀反を起こした明智光秀、染五郎は信長の側近中の側近・森蘭丸を演じた。

伊藤は「内容としては信長と濃姫夫婦の純愛ストーリーですが、いち歴史ファン、信長ファンとしては、どういう解釈で一つの作品になっていくのか、その過程を見たくて出番がない日でも現場に顔を出していました」と撮影を振り返っている。追加キャスト5人のコメントは以下に掲載した。

「THE LEGEND & BUTTERFLY」は2023年1月27日より全国ロードショー。

伊藤英明 コメント

東映70周年記念作品であり、主演の信長役が木村拓哉さん、さらに大友監督が信長の生きた時代を撮るということで、台本以上のものが必ず出来上がるだろうと楽しみでした。内容としては信長と濃姫夫婦の純愛ストーリーですが、いち歴史ファン、信長ファンとしては、どういう解釈で一つの作品になっていくのか、その過程を見たくて出番がない日でも現場に顔を出していました。
私が演じた貞家は、濃姫の目付け役、お守役という役どころです。自分の中で役の中に通る筋のようなものを見つけて、演じるというよりは、現場で貞家が「生きている」という感覚を持ち楽しみながら参加させていただきました。完成した映像を観るのが待ち遠しいです。

中谷美紀 コメント

各務野は綾瀬さん演じる濃姫にお仕えする立場なので、濃姫への愛情を胸に秘めていて、彼女が可愛くて仕方がない、言うことを聞かないお転婆ぶりまでもが愛おしいという気持ちで演じていました。また、以前ご一緒させていただいたこともある大友監督から、ある種、濃姫が憧れるような存在であってほしいとのご要望がありました。信長の正室の濃姫は、その立場のためささやかな日常を楽しむゆとり、普通の幸せを感じることが許されていない。各務野と濃姫、2人が得られる幸せの違いを際立たせてほしいというご依頼で、その点も大事に演じています。壮大なスケールの作品で、この中に存在させていただいただけで本当に贅沢なことだなと思い、幸せでした。

宮沢氷魚 コメント

オファーをいただいたときは大変嬉しかったですが、すぐ「本当に頑張らなければ」というプレッシャーが一気に襲ってきたのを覚えています。自分がクォーターで、髪や目の色が茶色だったり、身長が184cmあったりもするので、そもそも時代劇に出られると思っていなかったので、脚本を読み込み、過去の映像作品を観て、自分なりに明智光秀についてリサーチや勉強をしました。そしてあえて自分にしか出せない明智を演じてみようという思いに至りました。ただ立っているだけなのに、何を考えているのだろうと感じるような不思議な雰囲気をまとっている、自分自身とシンクロした、自分にしかできないミステリアスな明智を作り上げてきたつもりです。

市川染五郎 コメント

台本を読み、殿のため忠義を尽くして生き抜いた蘭丸の姿を純粋にかっこいいと思い、自分で演じてみたいと、お話を受けさせていただきました。木村さんとの共演シーンが多く、クランクインした日から信長の、後ろに炎が燃え盛るような気迫に圧倒されましたが、木村さんは殺陣の稽古を見てくださり、刀の持ち方のアドバイスもしていただいて勉強になりました。所作が歌舞伎と違う部分も多く難しいこともありましたが、殺陣では今回ちゃんと刀を合わせることができて、歌舞伎とはまた違った実戦感が楽しかったです。殿のために生きている蘭丸なので、殿が命令する前にすでに対応しているような頭の回転の早さが見えればいいなと思い意識して演じました。

北大路欣也 コメント

戦国という滾る時代の中で、激しく美しく熱く燃える男と女の紡ぎ合い、ハラハラドキドキ興奮と感動の内に脚本を読み切りました。斎藤道三と織田信長、その運命の出逢いから道三の中で奮い立つ夢と希望、そしてその願いを濃姫に託したいという想い。そういった想いを意識してこの役を演じ、まさに男が男に惚れた、道三の一面を表現しました。
自然体で受け止めて下さった、スタッフの皆様に感謝しています。
1956年(昭和31年)映画「父子鷹」でデビューさせて戴いて以来66年、先人の方々が築き上げてこられた大きな山を、今も登り続けています。「東映70周年記念」と冠がついたこの作品に出演出来た事の喜びを嚙み締めております。

(c)2023「THE LEGEND & BUTTERFLY」製作委員会