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チェンバロ好きに朗報! 〜バロック時代の作曲家たちが聴いていた楽器の響きを体験するチャンス到来〜

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チェンバロを弾いてみよう!

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西麻布にある霞町音楽堂にチェンバロが導入されたことをきっかけに、“チェンバロがどんな楽器なのかを少しでも多くの人に伝えたい”というチェンバリストたちの思いが込められたイベントがスタートする(2022年11月13日:霞町音楽堂)。

「まだ触れたことのない人たちに、チェンバロへの扉を開くことができたら! 」という想いを実現したのは、日本を代表するチェンバリスト曽根麻矢子と彼女の後輩チェンバリスト(辻文栄&植山けい)。「子供たちが、早い時期にチェンバロに触れるチャンスを増やすことができたら、どれほど豊かな音楽の世界が広がることでしょう。たくさんのピアノ人口の中には、撥弦楽器であるチェンバロのほうが向いていたり、ピアノよりチェンバロの音色が好きな人もいるかもしれないのです」と語る曽根麻矢子の言葉には説得力がある。

曽根麻矢子と一緒に企画を推進する植山けいの言葉も興味深い。
「私がチェンバロと出会ったのは、ピアノ練習に明け暮れていた高校生の時です。古楽の授業の最後に、先生がご自宅へ生徒達を皆招待して下さり、貴重な歴史的チェンバロを試奏させて下さいました。『ドミソ』をイタリア様式のチェンバロで弾くとイタリア語の様に明確な音が、フランス様式のクラブサンは香水のようにふわりと漂う音色が、それぞれの個性を際立たせながら鳴り響き、衝撃を受けました。この“洗礼”が、後に私の音楽人生を変えるきっかけとなるとは、その時は夢にも思いませんでした。パリでは、7歳からピアノと同様にチェンバロを学ぶことができます。その早期教育のお陰で、チェンバロ奏者の人口は多く、バロック音楽が大変盛んなのです。日本でもそんな機会があったら!と願っていた夢の実現です」

まさに、バロック時代の作曲家たちが聴いていた楽器の響きを体験するチャンス到来! 今後の展開が楽しみだ。

イベント詳細:https://ongakudo.tokyo/2022/07/31/221113try-chembalo//