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川村壱馬「いつだって僕ら仲間がいます」、中本悠太と三山凌輝への手紙で“青春”回想

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「HiGH&LOW THE WORST X」初日舞台挨拶の様子。

「HiGH&LOW THE WORST X」の初日舞台挨拶が本日9月9日に東京・丸の内ピカデリーで行われ、キャストの川村壱馬・吉野北人(THE RAMPAGE from EXILE TRIBE)、中本悠太(NCT 127)、三山凌輝(BE:FIRST)、前田公輝、塩野瑛久、監督の平沼紀久、総監督の二宮“NINO”大輔(二宮大輔)が登壇した。

本作は「HiGH&LOW」シリーズと、高橋ヒロシのマンガ「クローズ」「WORST」がクロスオーバーした映画「HiGH&LOW THE WORST」の続編。川村扮する花岡楓士雄が頭を張る鬼邪高校の前に、“血の門”と呼ばれる瀬ノ門工業高校が立ちはだかる。川村は見どころについて「豪華キャストだからこそ好きな人が見つかると思うし、ド迫力のアクションだったり、高校生の設定なのでわかりやすい友情や青春もあります。スカッとするまっすぐな物語になっているので、熱くなっていただけるかと思います。人生のやる気が湧いてくるというか、みなぎってくるんですよね。そういう映画になっています」と力強く語った。

韓国でグループ活動を行なっている中本は、当初この舞台挨拶は欠席の予定だったという。参加が決まって共演者たちに連絡したそうで、塩野は「LINEで『あきくん、来られることになったよ』と教えてくれて。『素敵な仲間に出会えたから絶対に参加したいと思って、スケジュール合わせてもらった』と言っていて、こんなうれしいことはないですよ。デキた男だよ!」と褒めたたえ、前田も「俺にも個人的にLINEくれました!」と同調。中本は「本当は秘密にしてみんなを驚かせたかったけど、『緊急来日』って告知が出ていたので、もう言うしかないと(笑)。韓国でもみんなのことを考えながらがんばっていました」と、自身にとっても待望の登壇だったことを伝える。

劇中では、中本演じる須嵜亮と三山扮する天下井が“最凶最悪の敵”に。幼なじみ同士という役柄で、三山は「(須嵜に)守られてしかいなかったです(笑)」と振り返る。また三山が「今日、会場入りする前に1時間半ぐらい悠太くんと表参道のカフェでランチを」と明かすと、中本は「凌輝がしつこくて、しつこくて!」と照れ笑い。「疲れてるときに癒やしてくれるんです」と続ける三山は、共演者たちから「遠距離のカップルみたい」とはやしたてられながらも、「悠太くんは経験豊富なので、話を聞いてくれたり、話してくれたり。濃い時間でした」と満足げな表情を浮かべる。中本もうなずきながら「周りの皆さんが僕たちのことを知ってくれていたので、帰り際に手を振ってくれて。変な話してなかったかなって急に怖くなりました(笑)」と述懐した。

また本作では、劇中曲「Wings」を川村、吉野、中本、三山が歌唱。吉野が「映画を通してコラボできたのは光栄。『かけがえのない友』というフレーズがあったり、青春を感じていただける楽曲です」と思いを込めて語ると、ボーカリストではない塩野も「いやあ僕も歌っていて……」としみじみ話し始め、共演者たちを笑わせた。

そして川村が「サプライズがございまして」と切り出し、シリーズに初参加した中本、三山への手紙を読むことに。「出会ってからの日数とかじゃなく、つながれる人はつながれる。今作で出会ったみんなも、それぞれが違う環境でがんばっていて、誰しもうまくいくことばかりではないですが、どんなときもいつだって僕ら仲間がいます」「現場でももちろんですが、プレイベートでも仲良く過ごしたり、この歳になって改めて青春を経験しているような、そんな大切な思い出をありがとうございます」という感謝の気持ちが読み上げられるとともに、キャスト陣の思い出の写真がスクリーンに映し出されていく。

手紙を受け、中本は「僕は韓国に16歳のときに渡って、なかなか青春というものを味わえなくて。撮影を通して、普通の高校生活を送っていたら友達と和気あいあいとこんなふうに過ごしていたのかなって。壱馬くんと夜中に音楽室で話したり、ストーブを囲みながらみんなで話したり、1つひとつの風景が僕にとって人生の大切な一部になりました」と川村の目を見ながら伝える。三山はBGMの「Wings」に「ズルいっすよね」と目を細めつつ、「撮影時の風景が鮮明によみがえってきます。大変な撮影ではあったけど、それ以上に達成感もあった。僕と悠太くんは絶対に前作に泥を塗りたくないという気持ちで作品に参加させてもらったし、それが伝わって、作品に貢献することができたと心から思いました。皆さんには、ただただ映画を楽しんでいただけたらなと思います」と語りかけた。

「HiGH&LOW THE WORST X」は全国で上映中。

川村壱馬 手紙全文

悠太くん、凌輝。
まず初めに「HiGH&LOW THE WORST X」へのご出演ありがとうございました。「HiGH&LOW THE WORST」からここにいる皆さん、そして今日は来られなかった共演者の皆さんだったりとか、本当に素晴らしい仲間達と出会わせてもらって。みんなが助けてくれたからこそ、素晴らしい作品を作れた手応えがあったので。今度はみんなと一緒に、こちらが迎える側になって、輪を広げて、みんなで最高の作品を作りたいと思っていました。

でもそれは悠太くん、凌輝をはじめ、新たに参加してくださったキャストの皆さんが、凄まじい熱量で臨んでくださったからこそ、そして皆さんのお人柄があったからこそ、成し遂げられた目標だったと思っています。
今作も例外ではなく、出会ってからの日数とかじゃなく、つながれる人はつながれる。今作で出会ったみんなも、それぞれが違う環境でがんばっていて、誰しもうまくいくことばかりではないですが、どんなときもいつだって僕ら、仲間がいます。物理的に離れていても近くにいても、コミュニケーションが多くても少なくても、その存在を思い出すだけで、どこか安心できるような、力が湧いてくるような、そんな存在で僕もいられるようにがんばりたいと思っていますので、これからも切磋琢磨しながらがんばっていきましょう。

現場でももちろんですが、プレイベートでも仲良く過ごしたり、この歳になって改めて青春を経験しているような、そんな大切な思い出をありがとうございます。そして素晴らしい作品を一緒に作ってくれてありがとうございました。かけがえのない友より。

そして最後に、この作品を育て上げてくれて、この素敵な出会いの実現、素晴らしい作品作りに貢献してくださった素敵なファンの皆様、本当にありがとうございました。今日ここに来てくださった皆様、ライブビューイングご覧になっている皆様、そしてこの作品を支えてくださっている皆様、本当にありがとうございます。このあとも映画を楽しんでください。

(c)2022「HiGH&LOW THE WORST X」製作委員会 (c)髙橋ヒロシ(秋田書店) HI-AX