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ディズニー・アニメーション100年の集大成作『ウィッシュ』2023年冬公開決定 ヒロイン・アーシャのファーストルックも

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『ウィッシュ』 © 2022 Disney. All Rights Reserved.

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観客を物語へと引き込む珠玉の音楽、きらめく魔法と想像を超える物語で世界中を感動の渦に包み込み、夢を与え続けているディズニー・アニメーション・スタジオ。2023年に創立100周年を迎えるウォルト・ディズニー・カンパニーの記念作品として『ウィッシュ』が公開されることが発表され、日本での公開が2023年冬に決定した。

1923年10月16日ウォルト・ディズニーと彼の兄によって設立された、ディズニー・ブラザース・カートゥーン・スタジオ。これが今日まで続く、ウォルト・ディズニー・カンパニーのはじまりだ。世界で最も有名な大人気キャラクター、ミッキーマウスのスクリーンデビュー作品『蒸気船ウィリー』をはじめ、世界初のフルカラー長編アニメーションとなる『白雪姫』を誕生させた。その後、ディズニーは数々の長編アニメーション映画を世に送り出し、2022年11月23日に公開する『ストレンジ・ワールド/もうひとつの世界』までで61作品に及ぶ。これらの比類なき物語からは次々と人気キャラクターたちが登場し、今ではテーマパークや商品など多岐にわたって世界を虜にし続ける存在に。ディズニーにとって“アニメーション”は原点にして、まさに真髄といえる。

そんなディズニーから100周年を飾る記念作として発表された『ウィッシュ』は、長きにわたりディズニー作品が描き続けてきた“願いの力”を真正面からテーマとして描く、100年の歴史の集大成ともいうべき、ディズニー・アニメーション・スタジオのオリジナル・ミュージカル作品。これまでディズニー作品の主人公たちは強く願う力で道を切り開いてきたが、本作はそんなどの作品の世界より前から存在するファンタジーの世界、どんな“願い”も叶うと言われている “ロサス王国”を舞台にした物語。その主人公となるヒロインが17歳のアーシャだ。前向きで明るく、リーダーの素質を持ち、王国の人々を大切に思っている彼女は、ある出来事によって王国に隠された秘密を知り、ディズニーの歴史で最も恐ろしい敵と対峙し、立ち上がることを決心する。

本作の監督は、『アナと雪の女王』1、2作目を手掛けたクリス・バックと、『アナと雪の女王』や『ズートピア』などのストーリーアーティストを担当したファウン・ヴィーラスンソーン。脚本は、クリスと同じく『アナと雪の女王』1、2作を手掛け、現在はディズニー・アニメーション・スタジオのクリエイティブ・オフィサーでもあるジェニファー・リーが担当。プロデューサーはこちらも『アナと雪の女王』を手掛けたピーター・デル・ヴェッコと、近年制作された『ミラベルと魔法だらけの家』『アナと雪の女王2』を担当したフアン・パブロ・レイジェスが務め、伝統を受け継いできた世代の違うメンバーが初のタッグを組み、ディズニーの総力を結集した渾身の作品を誕生させる。

今回公開となったファーストルックでは、ヒロインのアーシャと相棒となるヤギのヴァレンティノが木に座り、無数の“願い星”が輝く夜空に包まれた王国を、愛おしむように見つめている姿が描かれている。今回制作にあたり、ウォルトの初期の長編作を参考に、古典的映画とコンテンポラリーをミックスしたアイディアを取り入れ、タイムレスな水彩画と、3Gアニメーションをブレンドした新たな描き方を開発したディズニー。ファーストルックからも既に懐かしくも新しい質感が感じられ、ディズニー100年の歴史の集大成でもありながら、これからの方向性を指し示す、誰も観たことがない新たなアニメーションの完成が大いに期待される。

100周年を記念する本作について監督のバックは、「ウォルト・ディズニー・アニメーションの100周年を祝福する映画を作ることができるなんて、本当に特別なことなんだ。この映画はとても独創的。独創的な音楽にキャラクター、そしてストーリー。でも、ウォルト・ディズニー・アニメーションの伝統はしっかり受け継いでいる。ウォルトが世界にもたらしたものや、いかにして僕たちがウォルトにインスパイアされてストーリーテラーになったかという点でね」とウォルトへの敬意を込めて制作したそう。また、ヴィーラスンソーンは100周年を飾るタイトルでもあるウィッシュ“願い”について、「私たちはキャラクターが星に願いをかけるところが大好きなの。私たちは、あれは何なんだろう?と深く考えたのよ。星に願いをかけるというのはどこから来たのだろう? 夢を追うというのはどういう意味なのだろう?ってね」と本作がこれまでの長いディズニー・アニメーションの歴史から着想を得たことを明かした。

「D23 Expo」では劇中歌「More for Us(原題)」が初披露

約3年ぶりに開催されたディズニーファンイベント「D23 Expo」では、最新映画プレゼンテーションのトリを飾った本作。ヒロイン・アーシャの声優には『ウエスト・サイド・ストーリー』で第94回アカデミー賞助演女優賞を受賞したアリアナ・デボーズがキャスティングされたことが発表され、初披露となる劇中歌「More for Us(原題)」を生歌唱。初披露となったこの楽曲は、アーシャがロサス王国の危機を知った時、星に強く“願い”をかける重要なシーンで歌われる曲なのだという。

監督のバックはこの楽曲について「劇中で最初の方に登場する歌の1つで、“願い”について歌った華麗なバラードなんだ。愛する人たちのための“願い”の気持ちがアーシャの中でどんどん強くなっていく様を表現した歌だよ。すごく美しいメッセージだと思う」と明かしており、『アナと雪の女王』の「レット・イット・ゴー」や『リトル・マーメイド』の「パート・オブ・ユア・ワールド」などヒロインの心情を表現した数々の楽曲の中でも今回は、特に強い“願い”が込められた一曲になっている。

今回音楽を担当するのは、第60回グラミー賞主要2部門にノミネートされ、ジャスティン・ビーバー、エド・シーランら有名アーティストへの楽曲提供をするなど、世界的ヒット・ソング・ライター兼アーティストとして活躍しているジュリア・マイケルズ。「More for Us(原題)」がお披露目されたことで、ミュージカルナンバーにもますます注目が集まっており、ディズニー音楽の巨匠アラン・メンケンや『アナと雪の女王』のロバート&クリステン・ロペス夫妻に続く、ディズニー新世代の作曲家として注目を集めることになりそうだ。

「More for Us(原題)」はヒロインの繊細な感情を表現した歌詞が、デボーズの芯があり、美しく力強い歌声と共に音楽にのることで、人の心を揺さぶる壮大な仕上がりに。デボーズが歌唱を終えたと同時に、聞き入っていた観客からは割れんばかりの大歓声と拍手が沸き起こり、早くもこの1曲で100周年作品としてのクオリティが証明された瞬間となった。

『ウィッシュ』
2023年冬 公開

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