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チャドウィック・ボーズマン、「D23 EXPO 2022」にてディズニー・レジェンド・アワードを受賞

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D23写真 左からアンジェラ・バセット、テノッチ・ウエルタ、ウィンストン・デューク、レティーシャ・ライト、ライアン・クーグラー、ケヴィン・ファイギ ©Marvel Studios 2022

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『アベンジャーズ/エンドゲーム』をはじめ、日本でも数々の作品が大ヒットを記録し、観客を熱狂の渦に巻き込み続けているマーベル・スタジオが贈る最新作『ブラックパンサー/ワカンダ・フォーエバー』が11月11日(金)に日米同時公開される。

チャドウィック・ボーズマンが、祖国である超文明国家ワカンダの“秘密”を守るという使命を果たすため、ワカンダの国王、そしてブラックパンサーというヒーローのふたつの顔を持つティ・チャラを演じた『ブラックパンサー』は全世界で驚異的な興行収入を叩き出し、ヒーロー映画としては初のアカデミー賞作品賞含む7部門にノミネート、3部門を受賞。ヒーロー映画の枠を超え社会現象を巻き起こした、まさにエンターテインメント史に名を残す1作品になった。

しかし多くのファンやキャスト、スタッフに深く愛されたチャドウィック・ボーズマンは、2020年に病のため他界。この度、ブラックパンサーの演技を通して世界中の人々に感動を与えたチャドウィック・ボーズマンの功績を称え、ディズニー・レジェンド・アワードが授与されることとなった。このディズニー・レジェンド・アワードとは、1987年に設立された、ウォルト・ディズニー・カンパニーに多大なる貢献をもたらしたスタッフやアーティストを称える賞で、過去にはアイアンマンこと、ロバート・ダウニー・Jr.も受賞している。約3年ぶりに開催されたディズニーファンイベント「D23 EXPO 2022」では、この表彰式が開催された。

亡き彼にディズニー・レジェンド・アワードが贈られたステージには、代理として牧師である兄のデリック・ボーズマンが登壇。「私の弟と、彼に授けられるこの名誉のことを考えると、まず彼がまだ生きていたらよかったのにと思います」とチャドウィック・ボーズマンへの惜しみない愛を語り始めた。チャドウィック・ボーズマンにこの賞が与えられることを知った時、デリック・ボーズマンは「honor(名誉)」という言葉が真っ先に思い浮かんだという。「チャドは素晴らしい人でした。彼が表彰されるということには全く驚きませんでした。子供の時から亡くなるまでずっと、高く評価され表彰されてきた人でしたから」と誇らしげに語るデリック・ボーズマン。

そしてチャドウィック・ボーズマンがいかに家族や友達、そして妻のテイラー・シモーネ・レッドワードに対して尊敬の念を抱いていたかということを話し、「彼は、最後の日々においてさえ非常に強靭で、亡くなる6日前に自分の約束を守って彼女と結婚したのです」とチャドウィック・ボーズマンがどれほど愛情深かったかわかる、亡くなる前の妻とのエピソードも明かした。最後に「チャドはこれからもずっと皆さんのことを愛していくでしょうし、両親はチャドのことをずっと愛していくことでしょう。そして私にとっては、父さんと母さん、あなた達はずっと伝説的存在であり続けるでしょう。王の創造には王と女王が必要なのですから」とチャドウィック・ボーズマンと彼を産んだ自身の両親へ想いを告げ、会場は大きな拍手に包まれた。



さらに「D23 EXPO 2022」のマーベル・スタジオプレゼンテーションではチャドウィック・ボーズマンの意志を受け継いで続編を完成させた、シュリ役のレティーシャ・ライト、エムバク役のウィンストン・デューク、ラモンダ役のアンジェラ・バセット、シリーズ初参戦となるネイモア役のテノッチ・ウエルタら豪華キャスト陣に加え、ライアン・クーグラー監督、マーベル・スタジオの社長並びにマーベル・エンターテインメントのチーフ・クリエイティヴ・オフィサーを務めるケヴィン・ファイギが登壇。

彼らが並々ならぬ想いで作り上げた最新作『ブラックパンサー/ワカンダ・フォーエバー』は、国王でありヒーローのブラックパンサーを失ったワカンダが舞台。既に公開されている特報では、ティ・チャラを失った悲しみを乗り越え力強く歩んでいこうとするワカンダの人々の姿が映し出され、キャストや制作陣にとっても“特別な作品”となる本作は世界中から熱い視線が注がれている。

亡きティ・チャラの妹、シュリを演じたライトは作品とチャドウィック・ボーズマンに関して「一番の楽しみは皆様にクーグラー監督がハートを注ぎ込んだ、この美しいストーリーを観て頂くこと。そして我々のブラザー(チャドウィック・ボーズマン)も空の上から暖かく見守ってくれてると思います」とコメント。そしてエムバク役のデュークは「日本のファンはマーベルもディズニーも応援してくれるので、この作品も気に入って頂けると思います。最新作、アクション・冒険・家族の物語が全てパワーアップしてます」と日本のファンへ作品を力強くアピールした。最後には来場した7500人のファンだけのための特別映像がサプライズ上映され、会場内はこの日最大規模の歓声に包まれた。

ファイギは本作がワカンダのレガシーを引き継ぎ、リスペクトと希望に満ち溢れた作品になること、またMCUのフェーズ4の最後を飾る作品となることを明かしており、新たな「アベンジャーズ」へ向かう最新作としても本作は見逃せない作品となっている。

『ブラックパンサー/ワカンダ・フォーエバー』
11月11日(金)公開