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まるり、ソロデビュー「両想いなのにもどかしいふたりの関係みたいなものが描きたかった」

音楽

インタビュー

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まるり (Photo:小境勝己)

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男女デュオ「まるりとりゅうが」として活動していた「まるり」が、メジャーデビューシングル「ホントの私」をリリース。すでにTBSドラマストリーム「パパとムスメの7日間」のエンディングテーマとして起用されている今作は、いつも自分の感情に正直でいようとする歌詞と、透明感と力強さを併せ持つ歌声という、まるりの魅力をじつにスマートに詰め込んだ一曲と言える。デュオからソロの道をスタートさせた今の心境と、これから届けていきたい自分の音楽について本人に聞いた。

──まるりさんは幼少の頃から高校生までずっと合唱をやってきていて、男女デュオを経てソロをスタートという、これまでずっと歌い続けてきた人なんですね。

そうなんです。6歳からずっと合唱をやってきました。合唱団でみんなと歌うことが自分の基盤ではあるんですけど、高校3年生のときに歌姫になりたいという夢がでてきて、いつしかソロデビューしたいという夢を持つようになって。それで東京に来て、りゅうがくんと出会ったときに、自分ひとり以上の力を感じた部分があって、この人と歌いたいなと思ってデュオを続けてきました。 合唱団上がりということもありハモることが大好きだし、ふたりで歌うのが楽しかったんですよね。でも、相方の喉の不調によりデュオは活動休止に。それならソロデビューしたいという夢をもう一度持って、イチから頑張りたいなと思ったんです。誰かと一緒に歌ってきた経験が、今の私の基盤になっているのは確かなので。老人ホームや幼稚園、病院などでも歌ってきましたし、自分ひとりの歌でも相手を癒したり、元気づけたいと思って歌っている部分が大きいんですよね。

──デビューシングル「ホントの私」の歌声も、すごく聴き手に寄り添う歌声だなと感じました。歌詞は主題歌となっているドラマ『パパとムスメの7日間』の主人公の気持ちに寄せて書かれたそうですね。

今回のドラマは15年前のリメイクなんですけど、私はその当時のドラマも見ていたので、そのときのイメージも乗せて書きました。歌詞を共作した方も同世代ですし、私にはないエッセンスを入れてもらいつつ、主人公の小梅ちゃんの気持ちに寄り添いながら、まるりとしての自分の気持ちを詰められたかなと思ってます。
主人公はお父さんと入れ替わる娘なので、お父さんのことまで考えるとかなり難しくって(笑)。ただ、お父さんと入れ替わったときの小梅はかなり強気な女子高生になるんです。逆に相手の男の子がビクっとなるシーンがけっこうあるので、そういう意味では「早く言ってよ、私はもう準備できてるんだから!」みたいな強気な部分があってもいいかなと思って入れてみたんです。しかも恋愛って、本当は両想いなのにどっちも本心を言わないからもどかしいことってあるじゃないですか? そういうヤキモキしたときの女の子の強気って可愛いと思うんですよね。

──どっちから先にアプローチするのかみたいな駆け引きは恋愛につきものですしね。

そうそう、早くして!みたいな。女の子の片思いソングみたいでありながら、じつは違う。両想いなのにもどかしいふたりの関係みたいなものが描きたかったんです。今回は制作期間も短かったんですけど(笑)、それが功を奏して直観を活かした、無駄のないものがスパンと出てきたのかもしれません。

──まるりさんがいつも書く歌詞は、どうやって生まれることが多いんですか?

私の場合は作ろうとして作るというより、何か自分に嫌なことがあったときとかにスマホのメモに歌詞というか日記みたいなものをバーッと書いておいて、後々になって曲作りのときに「そういえばこの間メモしたときの気持ちがこの曲には合いそうだな」ってすり合わせて曲に仕上げることが多いです。嫌なこととかをメモってたことが、わりと生かされてます。

──メモされるのは嫌なことばかりなんですか?(笑)

嫌なことがあったときのほうが多いかもしれません。幸せなときより感情が動くんですかね。幸せなときのメモは、周りの人に聞いた話とかに自分の気持ちを乗せて書いたりします。嫌なことを歌詞にするときって、やっぱり最後は前向きな気持ちを書いていくじゃないですか? 辛かったことにそうやって区切りをつけてるところがあるのかなとも思います。
以前、ものすごく辛い失恋をしたときの曲を書いたことがあって。別れたものの、心がモヤっとしてたんですよね。私、恋愛って毎回相手をすごく好きになってちゃんと恋愛したいタイプだから、適当に付き合うこととかできなくて、毎回この人と結婚するんだなくらいの気持ちで恋愛してるんです。でも、結果別れてしまって、そんな自分に“同じことくり返してない?”と思ったんですよね。それで「どうせ新しい人がまた出てくるから、安心しなよ!」って自分に言い聞かせるつもりで「リピート」という曲を作ったんです。
そうやって曲にすることで消化させていってるところがめっちゃあると思います。恋愛も含めて、自分の感情は「曲ができたし、いっか!」と思えるくらいの出来事にしたいなと。

──その感情がリアルだから、聴いた人の気持ちも前向きにさせるんでしょうね。

自分自身、幸せなときにも音楽は聴くけど、幸せじゃないときとか落ちてるときにたくさん音楽を聴くタイプなんで。そういうときに聴ける楽曲を出していきたいなと思ってるんです。

──曲を作って様々な出来事を記録することで、着実に次へ向かえるタイプなのかも?

うん、そうだと思います。ここ数年はユニットでしたけど、まるりになったからこそそれができるというか。全部自分の感情から発信されることであり、自分の責任で作ることができるというのも、ソロになってよかったなと思える点ですね。今まではりゅうがくんが楽曲を担当して、私はそれを歌う人というところに徹していたんで、4年の間に自分の曲は2曲しか出していないし、自分の曲を作ること自体ほとんどやってなかったんです。
でも今は自分で書くようになってストックもたまってきたし、これから起きるであろう色んな出来事もちゃんと形にして、いいタイミングで出していけたらいいなと思ってます。そうやって形になっていった曲を10年後とかに見て、いろんなことが起きたなあって楽しめるような人生を送っていけたらいいなと…今、思いました(笑)。

──「ホントの私」の歌詞にある「早く言ってよ つかまえて」にあるような、“ねぇいつになったら告白してくれるの!?”みたいなリアルさに共感する人も多いかと思います。ただ切ないだけじゃない、駆け引きの中でヤキモキする“本当の私”。

恋愛することで今まで知らなかった自分を見つけられることって多いと思うんです。特に主人公の小梅は若いので、初めての恋愛に近いくらいの感覚なんだとしたら、恋愛したことで出会う“本当の私”の存在ってすごく大きいと思うんですよね。変に否定したり、取り繕っちゃったり、いつもと違う自分も“本当の私”なんだよっていう。

──ちなみにまるりさんが最近出会った、“本当の私”って何かありますか?

東京に来てから知ったことなんですけど……昔は誰の前でもふざけたり、変顔とかもできてたんですけど、周りにいる人によっては控えるようになった自分に気づきました。いつでもどこでもふざけたことができるタイプだと思ってたんですけど、空気を読むようになって、ちゃんと使い分けるようになってるんですよね。いや、普通に大人になったんでしょうけど(笑)。
前まではインスタライブとかでもアンチなコメントとかに対して「何っ!」とか言ってたんですけど、そういうのってべつにファンの人はうれしくないよなとか、こういうことを言ってるまるりちゃんをファンの人は見たくないよなとか思うようになって、全部さらけ出すけど品のないことは言わないっていう、“まるり”というのが確立されてきたんだなと思うんです。そのぶん、苛立ちとか悲しさとかは歌にして消化して、同じ想いを持つ人に届けていけたらいいなと思います!

──この先、どんなふうに歌っていけたらいいなと思ってますか?

音楽には癒しの力があると思っているので。元気を出したいときだけじゃなく、うれしいことがあったときでも、まるりちゃんの声を聴けば癒されるっていう存在になりたいです。「この曲が好き」と言ってもらえるのもうれしいですけど、「声を聴くだけで癒される」「元気が出る」と言ってもらえるような歌をたくさん届けていきたいですね。

Text:川上きくえ Photo:小境勝己

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<配信情報>
まるり デジタルシングル「ホントの私」

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まるり「ホントの私」配信ジャケット

配信リンク:
https://jvcmusic.lnk.to/maruri_hontonowatashi

まるり「ホントの私」MV(Short ver.)

プロフィール

まるり
1997年3月4日生まれ 福岡県出身
幼少期から高校3年生まで合唱団に所属。声楽を学びながら音楽と隣り合わせの生活を送り、数々のステージに出演。2018年4月より男女デュオ「まるりとりゅうが」として活動。2022年4月からはソロ・アーティストとして始動し、5月に優里作詞・作曲の1st Digital Single「好きだよ」でソロデビュー。抜群の歌唱力はもちろん、動画やインスタライブで見せる、飾らず親しみやすいキャラクターと愛らしいルックスで、同世代の男女からの絶大な支持を集めている。
8月31日に配信リリースした「ホントの私」で、ビクターエンタテインメントからメジャーデビューを果たした。

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