EXIT兼近は連ドラ現場でも平常運転?藤野涼子、青木柚、中川大輔らと舞台挨拶
映画
ニュース

「モアザンワーズ/More Than Words」配信記念舞台挨拶の様子。左から橋爪駿輝、中川大輔、藤野涼子、青木柚、兼近大樹。
Amazon Originalドラマ「モアザンワーズ/More Than Words」の配信記念舞台挨拶が本日9月15日に東京・スペースFS汐留で行われ、キャストの藤野涼子、青木柚、中川大輔、兼近大樹(EXIT)、監督を務めた橋爪駿輝が登壇した。
本作は絵津鼓によるマンガ「モアザンワーズ」とその後日譚「IN THE APARTMENT」を原作に、愛し合う男性同士とそれを見守る1人の女性の日々をつづった青春群像劇。藤野と青木が同じ高校に通う親友だった美枝子と槙雄、中川が2人とバイト先で出会う永慈、兼近が槙雄と偶然再会する幼なじみの朝人を演じた。永慈と槙雄は付き合い始めるが、周囲は交際に反対。美枝子は2人のために彼らの子供を産むことを決意し、3人の関係が徐々に変化していくという物語だ。
劇中の舞台は特定されてないものの、撮影は京都を中心に行われ、登場人物たちも京都弁を話した。撮影が終わったのは2カ月ほど前で、明日9月16日より全10話がPrime Videoで一挙独占配信される。青木は「こんなに(配信が)早いんだと驚きました」と言い、兼近も「体感で言うと小2の夏ぐらい」と驚く。本作で連続ドラマの監督デビューを果たした橋爪は「企画が動き始めたのは29歳。作り手としてはまだ若いほうにいる中で、監督することに意味があると思いました。やらせていただけて本当にありがたかった」と話す。
藤野は「この世界観に自分が入り込んでいけるのか。美枝子と自分がうまく混じり合っていけるのか不安もありました」と当初の心境を明かしつつ、「カットがかかるたびに『今の芝居どうでした?』と監督に聞いていて。私も監督もねばって作品を作ったからこそ、できあがった作品だと思います」と手応えを明かす。毎話エンディングには即興のエチュードが流れるそうで「みんな京都出身ではないので京都弁で演じなきゃいけないのは大変でした。曲も素晴らしいので、ぜひエンディングの最後まで観てください」と語った。
見どころを聞かれた青木は「美枝子と永慈の10話を通しての変化。最初と最後の2人は、表情も格好も全然違くて、すごい大人に見えました。自分は出てないけど槙雄に対する愛も感じて、胸を締め付けられました」とコメント。一方で中川は、槙雄と朝人のシーンに言及し「槙雄が僕らといたときと全然違う。まったく現場を知らなかったので、ちゃんと目が死んでいて、すごいと思いました。2人の絡みにはドキドキもして、仲良さそうだなと思ってました」とかすかな嫉妬心をのぞかせ話した。
青木は「本当は楽しいままでかねちーさんとご一緒したかったんですけど、ずっと死んでてすみません」と謝罪。兼近が「暗かったねー。現場に入ったときに絡んでいいのかわからなくて、泣くシーンとかあるじゃないですか。そこで『ウェイ!』は違うかなとか思っていて」と振り返ると、青木は「本当に思ってました?」と驚きつつ「泣く日の撮影は『今日泣くシーンあるっすね。ヤバいっすね』みたいな感じでした。キスシーンの直後も普通は静かになるんですけど『ウィー、やってんね』みたいな(笑)。新鮮で楽しかったです」と話して笑いを誘った。
最後に、橋爪は「美枝子たちは互いを思い合って行動しているのに、なぜかうまくいかなくて、つらいことが起こってしまう。これは、僕ら生きているみんなに当てはまること。観てくださる皆さんの人生につながる物語になっていたらうれしいです」と述べ、イベントを締めくくった。
(c)2022 NJcreation, All Rights Reserved.