人生の深淵へ…スタジオライフの“バイブル”「トーマの心臓」新演出を加えて開幕
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スタジオライフ「トーマの心臓」より。(撮影:保坂萌)
スタジオライフ「トーマの心臓」が、昨日9月15日に東京・シアターサンモールで開幕した。
本作は萩尾望都が1974年に発表したマンガ「トーマの心臓」を原作とする舞台作品。スタジオライフでは舞台版を1996年に初演し、以降も上演を重ねてきた。冬の終わりの土曜日の朝、少年トーマ・ヴェルナーが自ら命を絶ち、月曜日にはユリスモールのもとにトーマからの遺書が届いた。その半月後に現れた転入生エーリクは、トーマに生き写しで……。
公演はLegende、Coolの2チーム制。ユリスモールことユーリ役を、Legendeでは山本芳樹、Coolでは青木隆敏が務める。またオスカー役に笠原浩夫と曽世海司、エーリク役に松本慎也と関戸博一がキャスティングされた。
脚本・演出を務める倉田淳は本作について「少年たちのピュアな心と彼らを取り巻く大人たちの人生が交錯し、登場人物たちを人生の深淵へと導いてゆきます」と語り、「最早スタジオライフのバイブルとなった『トーマの心臓』、今回は新演出を加え140分に凝縮しての上演となっています。是非、シアターサンモールへお越しください」とメッセージを送った。公演は9月25日まで行われる。
倉田淳コメント
ドイツのギムナジウム、シュロッターベッツ学院とその寄宿舎を舞台に繰り広げられる物語は、好きという感情と切なさに満ち溢れています。少年たちのピュアな心と彼らを取り巻く大人たちの人生が交錯し、登場人物たちを人生の深淵へと導いてゆきます。
最早スタジオライフのバイブルとなった「トーマの心臓」、今回は新演出を加え140分に凝縮しての上演となっています。是非、シアターサンモールへお越しください。
スタジオライフ「トーマの心臓」
2022年9月15日(木)~25日(日)
東京都 シアターサンモール
原作:萩尾望都
脚本・演出:倉田淳
キャスト
ユーリ:山本芳樹、青木隆敏
オスカー:笠原浩夫、曽世海司
エーリク:松本慎也、関戸博一
アンテ:宇佐見輝、伊藤清之
レドヴィ:青木隆敏、山本芳樹
バッカス:船戸慎士、緒方和也
サイフリート:曽世海司、笠原浩夫
ヘルベルト:関戸博一、松本慎也
リーベ:前木健太郎
イグー:牛島祥太
ブッシュ:楢原秀佳
シェリー:伊藤清之、宇佐見輝
エリザ:緒方和也、大村浩司
シュヴァルツ:緒方和也、船戸慎士
ヴェルナー:楢原秀佳
アデール:大村浩司
ミュラー校長:藤原啓児
※Legende、Coolの2チーム制上演。