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変化し続けるSUPER★DRAGONの大人な側面「拭えない切ない恋心について考えました」

音楽

インタビュー

ぴあ

SUPER★DRAGON 撮影:友野雄

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9月9日に『Indelible Magic』をリリースしたミスクチャーユニット・SUPER★DRAGON。毎月新曲をリリース中の彼らが今回届けてくれるのは、失恋がテーマのちょっと切ないラブソングです。秋にぴったりな楽曲に込められた思い、こだわりのパフォーマンスの秘訣とは?
また、「失恋」をキーワードに恋の話や「一日だけ他のメンバーになれるとしたら?」などパーソナル質問も満載です!

※古川毅さんは欠席となりますが、別途最後のページに個別インタビューを掲載しています。

切ないだけじゃない、スパドラ流のラブソングの魅せ方

左から志村玲於、伊藤壮吾、田中洸希、ジャン海渡、飯島颯、池田彪馬、柴崎楽、松村和哉

――今回の『Indelible Magic』はどういった楽曲になっているのでしょうか。

ジャン海渡(以下、ジャン) 今回は恋愛の曲なんですけど、恋愛は関係性が終わっても気持ちは終わらなかったり、当時の思い出をなかなか拭えないときがあると思うんです。タイトルをどうするか、というときに僕がこの『Indelible Magic』を提案させていただいて、メンバーもいいんじゃないか、と。「消えない」とか「拭えない」という意味なんですけど、この曲の主人公も、まだ恋愛を拭えていない、というイメージですね。

――楽曲の製作にメンバーのみなさんも関わっていらっしゃるんですね。

ジャン 今回、作詞で僕と和哉がそれぞれのラップパートで入っていますし、製作にあたって、会議も重ねました。

――楽曲を最初に聴いたときの印象を教えてください。

田中洸希(以下、田中) 今までのシングルとはまた雰囲気がガラッと変わった楽曲だったので、ダンスの振りのニュアンスやらは自分なりにいろいろ考えました。 恋愛ソングなんですけど、パフォーマンス面に関してはビシッと決めて、歌に関してはしっとり歌うイメージで自分はやりたかったんです。そこのメリハリをしっかりつけたいな、とも思いましたし、今までの曲とは全く別物なのでそこの差を見せられたらいいな、と。

松村和哉(以下、松村) 最初はタイトルもサビの歌詞も全然違うもので、ラップ詞のところも全部変えたんです。変える前の歌詞は直球で未練タラタラ、みたいな感じだったんですけど、もっと柔らかい表現に変えたかったんですよね。
失恋して別に好きじゃないけど、まだ何かが引っかかっているな、みたいなイメージで書きました

ジャン 毎回、和哉と僕はいい意味でラッブパートの区別化をしていて。
自分は今回のテーマであるこの失恋の気持ちがまだ拭えないことをシンプルに表現したかったので、それをわかりやすく単語で散りばめることを意識しました。

――レコーディングのときに気をつけたことはありますか?

田中 失恋ソングでもあるので、切なさは声で表現しなきゃいけないな、とは思ってそこは気をつけました。

池田彪馬(以下、池田) 全体的に連続リリースの楽曲をレコーディングするときは、今回の楽曲も含めて、歌詞が耳にすっと入ってくるように歌おう、ということはすごく意識しています。
最近はSUPER★DRAGONでも落ち着いている楽曲をやることが多いので、その中でもこの楽曲はまた差別化できたらいいな、と思っていたので、ブレスを多めに意識して歌いました。

ジャン 拭えない気持ちがある葛藤を表現したかったので、後半の方は割と意識して歌っています。
連続リリースでは今までと比べて割と爽やかなものだったり、前向きなメッセージのものが多かったんですけど、今回は失恋ソングということでそこの区別はしっかりしたかったですね。

松村 失恋ソングなんですけど、ファーストインプレッションであんまりしんみりしてほしくないな、と思ったので、歌詞はちょっと切ないけど、歌い方はちゃんと音楽としてグルーブさせることはめっちゃ意識しました。

――ダンスについてはいかがですか?

伊藤壮吾(以下、伊藤) 今まであまりなかったジャケットにハット、という衣装だったんですけど、実際にジャケットを払う振りがあったり、そこは曲と調和しているようになっています。MVでは上から撮るようなアングルがあったりしたので、横行は意識していました。

志村玲於(以下、志村) イメージの共有はみんなでしましたね。コレオの方からも曲を聞いたときにジャスティン・ティンバーレイクさんを想像した、ということでジャケットの振りが入ってきたり。あとは、マイケル・ジャクソンのMVをみんなで観て雰囲気を合わせたり。
今回、コレオをつけてくださったのが『summer party』のときも担当してれた方なんですけど、僕らのフォーメーションダンスを理解して作ってくださっているので、今回もそれがかなり出てるんじゃないかな、と思います。MVでは少ししか出てこないんですけど、実際はかなり組み込まれているので、ぜひ生で見てもらいたいですね。

飯島颯(以下、飯島) 今回はわりとスタイリッシュな振り付けも多くて、ひとつひとつのストップポージングもそれぞれの色を出しつつも、全体的な雰囲気やグルーヴ感は統一したいな、と思っていたので、ハットなどもどう利用していくか、ということは意識しました。

柴崎楽(以下、柴崎) 2カ月に1本、MVを出していて前回は7月で『Summer Party』で衣装もハデで、チャラい男たち。天候の関係でダンスシーンはとれなかったんですけど、それはそれでいいMVが撮れたんです。今回はそれとのメリハリがすごくありますね。アップテンポな夏曲からのシックな秋曲、衣装もカチッとしていて。あと、ダンスシーンがいろんな角度から撮っているので、SUPER★DRAGONのフォーメーションの強みが出ているのかな、と思います。

もし失恋したときはどうする?

――今回の曲は失恋がテーマということで、もし、失恋をしたときはどのように立ち直るか教えていただきたいです。

志村 したことがないからなあ……。

松村 未来永劫しない予定なんで(笑)

――失恋をしない場合は失恋した女の子にどんなふうに声をかけるか、で、答えやすそうなほうをいただければ!

志村 ご飯食べに行くか、紅茶飲みにいきます。とりあえず、気分転換は必要なんじゃないですかね。ずっと同じことを考え続けていても、やっぱり答えが出なかったりするじゃないですか。だったら、いっそのことポジティブになるようにいろんなところに行きます。

池田 じゃあ、僕は声をかけてあげるほうで。
そうですね……「つらい過去も忘れられるぐらい素敵な思い出一緒に作ろうよ」って言いたいですね。

一同 おお~!

志村 ちょっといいな、それ!

池田 じゃあ次、伊藤壮吾さんで。

伊藤 失恋の立ち直り方は……まあ、鉄道ですかね。

田中 はいはいはいはい(笑)

伊藤 本当に失恋に限らずですけど、何かあったときは鉄道に乗ると落ち着くというか、忘れられるみたいなところがあるので。

池田 失恋したときに乗りたい電車とかないの? 好きな電車じゃなくて、例えば景色がいいとかさ。

松村 京王線の中で振られたとかだったらもう一生乗れないよ。

田中 電車でフラれるとかある!?

池田 気まずい!

伊藤 そういう状況になりそうだったら、回避します。

田中 回避できなかったらどうするんですか!

伊藤 回避します!鉄道に余計なものを乗せたくない。
北海道とか四国とか、どこでもいいんですけど、遠くに行ってパーッとやりたいです。1人でいたいかなあ。

――失恋ではなくて、推しの電車がなくなったときはどうしますか?

伊藤 実はめっちゃ好きな電車が引退したことはまだないんですよ。多分、今後10年ぐらいでは出てきそうなんですけど、ちょっと自分でも全然想像つかないです。でも相当くるものがあるんじゃないかな。人間より寿命が短いので、そういうときが来る覚悟は、常にしてます。

松村 うーん……立ち直らせるのは無理だから……。別れたんだべ? って言っちゃう。

志村 デリカシーねぇな!(笑)

松村 立ち直り方は、立ち直ろうと必死にならない。辛いなら辛いまま、アーカイブじゃないですけど、記憶にとっときます。傷つくだけ傷ついて、強がって強くなりたいですね。 じゃあ次は颯くんで!

飯島 そうですね。立ち直り方は……僕はやっぱり今、飼ってる猫のクマくんにひたすら癒してもらう。それこそクマくんじゃなくても猫カフェに行くとか、その出来事を忘れられるように、とにかく自分が好きなものに囲まれるようにします。

――落ち込んだときも癒しを求めることが多いですか?

飯島 僕自身があんまり引きずるタイプじゃないので、寝たら大丈夫だみたいなところはあります。でも、失恋の場合がどうなるのかわからないので、そこは動物がいたらいいのかな、って。
じゃあ、次は楽ちゃん。

柴崎 寝たらどうでもよくなるかな……

――柴崎さんも落ち込んだら寝て直るタイプですか?

柴崎 あんまり落ち込むことがないんですよ。最悪のパターンを想像した上で行動するタイプなので。

ジャン へえ~。

柴崎 想像した上で動かないことも多いんですけど。いわゆるチキンっていうやつで。
落ち込んだとしても寝れば治ります。

ジャン 僕はなんだろう。曲にする、ですかね。

一同 お~!(拍手)

ジャン 自分の気持ちに区切りをつけるまでのストーリーを、曲で作れるじゃないですか。
だから曲を作ることによって自分の中でも終わらせることができると思うんですよ。

――曲の中で答えを出すんですね。

ジャン そうそう。だから『Indelible Magic』もそうでしたけど、拭えない恋を曲にすることで、自分の中の物語を完結することができるので、いい意味でシフトチェンジというかマインドを変えるのにも、いいのかなと思いました。

――では最後に田中さん。

田中 僕は多分めっちゃ落ち込むので、男友達にとりあえず連絡して「ちょっと遊ぼうぜ」って誘って、二郎に行って、多分馬鹿なことして……という感じですかね。壮吾と違って、1人でいるのが嫌なので。

志村 あ~。

田中 だから馬鹿できる友達と一緒にいると思います。

――メンバーにも連絡をとりますか?

田中 いや~、話すんじゃないですか?どうなんだろう。

松村 胴上げする?

志村 やったー!って!

田中 そしたら全員しばき回しますね(笑)

――ちなみに、メンバーの中で失恋をして一番落ち込みそうなのは……。

松村 洸希でしょ。

池田 圧倒的にそうだよね。

田中 メンタルがね、強くないので(笑)

志村 でも毅がいるから。

ジャン 洸希、毅じゃない?

松村 毅くんはただただ落ち込むけど、洸希は危ない方向に行きそう。

田中 いや、それはどうかわからないけど(笑)

10代メンバーの理想の大人像と20代メンバーのアドバイス

――今回の曲はすごく大人っぽいものになっています。そこで10代の皆さんには理想の大人像と、大人になったな、と思う部分について、20代のみなさんには、かっこいい大人になるためのアドバイスをお聞きしたいです。
まずは、10代のみなさんから……。

田中 メンタル強くなりたいですかね。よく言われるんですよ、「そういうのはな、大人になったら案外大丈夫なもんやで」って。その余裕を持ちたいですかね。大人になったな、と思うところは……徐々にメンタル面がマシになってきている気がします。あとはお寿司のネタが結構食べられるようになりました。

池田 僕はすごいシンプルなんですけど、余裕のある人になりたいですね。
時間に追われることなく、自由気ままに自分の時間を過ごせる大人になりたいです。
大人になったなと感じるのは……道であんまり走らなくなったところですかね。

志村 何年前の話よ(笑)

池田 いやこれ絶対みんな共感してくれると思うんだけどさ、ショッピングモールって走りたくならない?

松村 えっ、もうゴン走りでしょ。

志村 というか、ショッピングモールを走ってたの?

池田 そう!
でも今は走らなくなりましたね。

志村 それは良かった!

松村 彪馬は余裕を持ちたいって言ってたんですけど、僕は逆なんですよね。子供でいたいなと思う。大人げないことがしたいんです。だから、子どもとゲームをしても、ボッコボコにする大人になりたいです。

志村 めちゃくちゃ外聞悪いぞ(笑)

松村 本当に全力でいたい。全部楽しみたい。

志村 同じ目線でいたい、ってことね。

松村 そうそう。少年と鬼ごっこしても本気でやるから。

池田 じゃあ課金できるゲームは無課金で戦うの?

松村 いや、違う。鬼のように課金して「お前にはできないだろ」って。

志村 全然同じ目線じゃない!(笑)

松村 めちゃくちゃ課金します。

池田 それ、めっちゃいい。

志村 いいの!?

松村 小学生はスマホゲームをしても課金できない。大人は自分のお財布が許す限りできるから。「どうだ、これが大人だぞ」という大人になりたいですね。

柴崎 僕は……大人の定義がよくわからないんですけどね。難しいな。

――ご自身が考える大人の定義はありますか?

柴崎 20歳で成人したら大人、だったんですけど、今は18歳から成人になるから、よくわかんなくなっちゃって。うーん、クレジットカードを持ってるとか。

田中 かわいいかよ(笑)

柴崎 大人はスマートに会計するじゃないですか。今はキャッシュレスが多いので、学生でもクレジットとか持ってる人いますけど、そういうとこですかね。

伊藤 やっぱり1人で旅行に行くことが増えたのは大人になったな、って感じますね。小学生のときはできなかったので。
高校生になっていざ行こうと思ったら、コロナがずっと続いたんですけど、今年は本当にいろんなところに行きました。そこはちょっと大人になったと言えるのかな、って思います。

――伊藤さんって、落ち着いてますよね。

伊藤 まあ、そうですね。

池田 いや~。

田中 いやー……?

――あれ、そうでもない?

池田 すごいせっかちだよね。

松村 競歩の速さで歩く。

伊藤 まあまあまあまあ(笑)

田中 気づいたらいなくなってるから。

志村 遥か先にいるよね。

池田 余裕なさそうですよね。

松村 余裕持とうぜ、って言ってるんですよ。ひとり空見る時間作ってみれば、って。

池田 そういうこと、絶対ないでしょ。

松村 それに何の価値があるの、って。空を見るぐらいならスマホで電車見るでしょ。

伊藤 せっかちということで言うと、スケジュールに隙のない人ってある意味それは大人じゃないかな、って思います。

――時間を有効に使える人、ということですね。

伊藤 そうですね。理想の大人は……さっきクレジットカードの話ありましたけど、やっぱり最近はネット予約も多くいんですよね。クレジットカードでえきねっととか、エクスプレス予約とか、そういう大人じゃないと使えないようなサービスを駆使して、鉄道を使い倒すのはひとつの理想の大人なのかな。
あとはグリーン車が似合うような大人になりたいですね。

――では、20代のみなさんからカッコイイ大人になるためのアドバイスをお願いします!

ジャン 先回りできる人は大人かな。何か行動するときや発言をするときに、その先に起こる状況を先回りして考えると大人だな、と思ったのと、もうひとつは全ての行動に見返りを求めすぎないこと。大人になってからも、大人になりきれてない人と接することがたくさんあるじゃないですか。そのときに相手の言動や行動が間違ってるな、と思ったときにそっちに合わせると自分も子供になっちゃう。ある程度、相手の見返りがなくても、自分の言動を貫くっていうのが大人かなって思いました。

田中 大人だ~。

ジャン でも、和哉が言ってた子ども心忘れないっていうのは大事だと思う。

松村 大事だよね。

ジャン それは和哉にすごく共感しました。

飯島 僕はまだ大人になったばっかりなんですけど、周りに気が遣える人はすごく大人だな、と思います。若いと勢いもあって、俺が、俺がってなって、それはそれで良さだと思うんですけど、多分、今大人な人も若い頃から大人だったわけじゃないんですよね。
若い頃は俺が頑張るぞ!みたいな感じで頑張ってきて、ある程度行き着くところまで行った経験値があるからこそ、余裕を持って周りが見渡せるようになる。裏付けの努力があるわけなので。自分もそういう人になりたいなと思います。僕はまだアドバイスができるほどの大人にはなっていないですね。

――飯島さんはご自身で大人になったな、という部分はありますか?

飯島 自分自身が一つアクションするとしたら、その結果がどうなって、将来的に何に繋がるか、というところまでしっかりと考えてから行動できるようになったことですかね。今までは目の前のことをしっかり頑張るとか、目の前の目標をコツコツ立ててっていう感じだったので。まだまだですけど。

志村 責任が取れるようになったら大人なんじゃないですかね。
大人っていろいろあるじゃないですか。余裕を持ってる大人もいるし、遊び心を持ってる大人も、せわしなく動き続ける大人もいるし、「大人ってこれだ」というものは特にないんですけど、責任が取れるような人が大人かなとは思います。
大人になって社会に出たら必要最低限のことは、絶対に守らなきゃいけない。どんなに遊んでいようが、ちゃんと真面目にやっていようが、そこがしっかりしていればいいんじゃないかなって思いますね。

伊藤 すごい。うまいことまとめたね、全員分。

志村 普通に感心された(笑)

松村 年イチぐらいじゃない? 壮吾が玲於くんほめるの。

志村 うそ、もう今年の分終わったの!?笑

スパドラのメンバーに1日なれるとしたら?

――前回のインタビューで、志村さん、飯島さん、松村さんに「1日、ほかのメンバーになれるとしたら、誰になって何をしたい?」という質問をさせていただいたのですが、みなさんにもぜひ聞かせていただきたいです。

池田 僕は意外と思われるかもしれないんですけど、壮吾ですね。

一同 へえ~!

池田 趣味というか、一つのものに没頭したことがないんですよ。
なので、壮吾みたいに一つのものに熱中する人に自分がなってみたいな、って。そして、どういう感情でどういう考えを持ってるんだろうな、というところは気になります。

松村 そんな壮吾さん、どうですか

池田 嬉しいですか?

伊藤 嬉しいか、って……(笑)確かにこれだけ熱中してるのは僕ぐらいなので、もしなったら、楽しんで欲しいなって思います。
僕は彪馬になりたいですかね。

田中 相思相愛やん~。

伊藤 さっき、僕がせっかちって話があったんですけど、彪馬はせっかちじゃない。大人の余裕みたいなのが僕はないから、どういう感じなのか、体験してみたいです。

柴崎 僕は何か好きになるっていう点では洸希になりたいです。誰か、人に熱中するとか、推しを作りたい。やってる側(推される側)なので、そういう目ではあまり観られないというか、同業者という感じなので。誰かに熱中する、どんな気持ちなんだろう。

田中 いやあ、いいよ。

柴崎 洸希になってそういうのをちょっと経験してみたい。

田中 推し事はいいですね。本当にモチベーションになるんですよ。頑張ろうって。

松村 生きる意味が1個増える。

田中 そう、そうなんだよね、本当に。いつか頑張ってライブをご一緒できたらいいな、と思いますし、シンプルにライブ見に行きたいなあとか。いいですね、夢があります。 ……で、俺は誰だろうな、楽ですかね。

ジャン 相思相愛? 付き合っちゃう?

田中 そういう感じなの?(笑)
言い方が合ってるかわからないんですけど、無関心に俺もなってみたいなって思うんですよね。僕は何に関しても考えすぎちゃうんですよ。「あれはなんだったんだろう?」「あれはどうすればよかったんだろう?」みたいなことをすぐ考えちゃうんで。

柴崎 気にしすぎちゃうタイプと、あんまり気にしないタイプなんだよね。

田中 そうなんです。あまり物事に対して気にしないっていう経験をしてみたいです。性格って治らないから。

柴崎 気にすることも大事だぞ。

田中 それはそうなんだけどね。

――最後にジャンさん、いかがですか?

ジャン そうですね、迷うな。それぞれいろんな楽しみ方があるんですよね。
例えば洸希。僕は割と切り替え方がわかっているので、洸希がめちゃめちゃ落ち込んだときに洸希になって、切り替えた後に代わってあげたい。多分経験できないことだと思うので。

――戻ったら田中さんはハッピーな気持ちになってるんですね。

田中 それはありがたいですね。

ジャン あとは玲於になって、例えば森の中を探検してみたり。

志村 いやいやいやいや待って、俺のフィジカル使ってくれるなよ!
でも、森は得意よ、だいぶ!

ジャン でしょ? 身体能力がすごいし。

松村 筋肉痛が来る前に戻ればいい。

志村 俺、かわいそう~!

古川毅インタビュー「衣装で魅せる新しいスパドラの一面」

今回、休養中の古川毅さんには別日にお話を伺いましたのでこちらでお届けします!

――今回、新曲を聴かれたときの第一印象を教えていただけますか。

古川毅(以下、古川) アッパーなダンスチューンではないので、また一つSUPER★DRAGONとして、新しい挑戦というか、新しい一面を見せることができるんじゃないのかな、ということは率直に感じましたね。

――今回レコーディングで気を付けられたこと、こだわられたところはありますか?

古川 歌詞がしっかり入ってくるように、ということ。あと、ラブソングって言っても、やっぱりダンスミュージックでもあるので、グルーヴ感みたいなところはしっかり意識しつつ、気持ちよく聴いてもらえるように、楽しんで歌いました。

――今回、衣装を担当された、ということなんですけど、どのようにして決めていかれたんでしょうか。

古川 レコーディングと振り付けが出来上がった、イメージがわかりきった状態からだったんですけど。
みんな、スーツスタイルだったんですけど、そこにプラスしてMVのときはハットと、レザーのグローブをつけているんですよね。
それは振付師の方の中に、2000年初頭のジャスティン・ティンバーレイクみたいなイメージがあったかららしくて、僕の中でも解釈一致だったので、そのイメージをちゃんと生かしたいな、というのもありました。
ハットをかぶってレザーグローブで、みたいなのはやったことがなかったので、また新たな一面が見せられるかな、と。

――衣装もメンバーそれぞれに合わせたスタイリングをされたと聞いたんですけど、ご本人のイメージに合わせて?

古川 そうですね。秋に出すので、秋っぽさが感じられるのがいいね、ということはマネージャーとも話していたので、そこと、ハットとグローブ、フォーマルなスーツスタイルというところだけを軸にして、あとは自由に、それぞれのかっこよさだったり、色気をちゃんと引き出せたらなと思ってスタイリングしました。だから、こいつはネクタイがいるなとか、逆にこいつのネクタイなしで第2ボタンくらいまで開けちゃってもいいかもな、とか。彪馬だけ、あえてダブルのスーツにしたり。やっぱり似合う人と似合わない人はいるな、と思うので。
洸希はハットを斜めかぶりさせたんですけど、それも洸希だったら、物にしそうだなと思ったのと、去年、僕らが出した沢田研二さんの『Darling』をカバーしたんですけど、そのときに洸希がメインを張ってたんですよね。沢田研二さん、ジュリーと言ったらやっぱ斜めハットかぶりだな、という意味で、勝手にそういう遊びを入れてみました。そしたらMVのときもいい感じに洸希の色気がちゃんと出せていて。やっていて楽しかったですよね。

――今回の楽曲が失恋を感じさせるものになっているのですが、ご自身が失恋したときはどのように立ち直れるますか?

古川 なんでしょうね……。暇を作らないこと、じゃないすかね。何をやっていても落ち込むと思うので、その苦しみが嫌だったら、落ち込む時間をなるべく減らす。他に没頭できることを増やして、それこそ仕事が忙しかったら仕事にやっぱ没頭するだろうし。そういうことで時が流れるのを待つしかない気がします。

――1日、他のメンバーに変われるとしたら、どのメンバーになって何がしたいですか?

古川 うーん、ジャンですかね。

――何をされますか。

古川 英語がペラペラなので、彼。会話のときも幅が広がるじゃないですか。お父さんもトルコの方だし、家の中でも英語で喋ったりするらしいんですよ。英語の上達も速かったので、すごいなと。尊敬しているし、自分にはない環境なんで、ジャンになって飛び込んでみたいと思います。
あと、彼の1日のルーティンが朝早く起きて、公園にバスケしに行くとか。俺は絶対にそういうのをしないので、ちょっと楽しそうですよね。健康的だし。

――最後に、かっこいい大人になるためのアドバイスをお聞きしたいです。

古川 難しいなあ。
でも、心の余裕があることは大人の一つの要素なのかなと思いますね。
余裕がない人ほど、自分のことも周りのことも傷つけるだろうし、そういう誰も得しないことを無意識にしてしまう人は大人じゃないのかなと思いますね。余裕があれば、愛情に繋がるだろうし、社会の中でも生きていけるのかな。
でもその余裕って多分、素直に一つ一つ、物事と向き合っていろんなことを経験していく上で生まれるものだと思うので素直でいることが必要なんですかね。
こんなふうに立ち回ろうとか、人に頼ろうとか、ということも、たぶん全部そういうことから、通じてるのかなあと思ったりするので素直がいいのかな、と。

――ご自身いかがですか? 素直でいられたり、余裕はありますか?

古川 いやあ、まだまだです。まだまだですけど、素直でいるようにはしてます。
やっぱり、自分がされて嫌だなってことはできるだけしたくないですし。
それでも、やっぱり気が回らなかったり、といういう瞬間はあるんですけど、そういう瞬間があるからこそ、人のことを許せたり、ということに繋がっていくと思うんで。一緒にみんなで楽しく生きましょう、って感じですね。

取材・文:ふくだりょうこ 撮影:友野雄

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<公演情報>
SUPER★DRAGON SPECIAL LIVE「Persona」

2023年3月25日(土) パシフィコ横浜 国立大ホール
開場17:00 / 開演18:00

詳細はこちら:
https://super-dragon.jp/news/news5161/

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