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超特急 新体制で初のリリースイベントツアー完走「ここから先は間違いなくニューワールドにつなげていく」

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超特急『New Single「宇宙ドライブ」リリースイベント in Zepp』9月26日 Zepp DiverCity 撮影:寺本篤史

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メインダンサー&バックボーカルグループ超特急が9月26日にZepp DiverCityにてNewシングル『宇宙ドライブ』のリリースイベントを行った。東名阪と回ったイベントツアーもこの日が最終日。
新メンバーを加えての初となったリリースイベントの模様をレポートする。

笑いがたっぷりの企画&ミニライブで8号車を魅了!

リョウガの開演前アナウンス(途中からカイも参加し、小学校の運動会風アナウンスを展開)のあと、メンバー9人が「こんばんは~」と登場、まずは自己紹介から。
元気いっぱいにシューヤが「ブチ上げていきます、楽しんでいきましょう!」とあいさつし、「楽しむぞーよいしょー!」とカイ、シンプルにリョウガ、マサヒロが。タクヤは「1部と2部の間に食べたお弁当は魚のよく分かんないやつでした」と言うと、ここからほかのメンバーがのっかっていく。「バナナスムージーと31のアイスいただきました!ごちそうさまでした」(ユーキ)、「お弁当食べるの忘れました」(アロハ)、「ダッシュしてました」(ハル)、「目の下のキラキラ増やしてもらいました。タカシやで!」(タカシ)と最初から個性全開だ。

そして、イベントは、タカシがMCでゲームコーナー「9人の絆を見せろ 超特急アーカイブ伝言ゲーム」から。
新曲のタイトルにちなみ、「宇宙」チームと「ドライブ」チームに分かれて、超特急の歴史の中であった思い出のフレーズやグループ史に残る出来事を題材にした伝言ゲームだ。
オリジナルメンバーはもちろん、新メンバーも勉強してきているはず……とタカシ。ちなみに負けたチームには罰ゲームもある。

チーム分けはくじで決定。宇宙チームはリョウガ、ユーキ、ハル、シューヤ、ドライブチームはカイ、タクヤ、アロハ、マサヒロという組み合わせに。が、リョウガの表情が冴えない。意気込みを聞かれると、リョウガは「ちょっとねー……言い方考えると地雷がいるぅ……心配だなあ、と」。

濁しつつ、ユーキのだと言うと、「伝えるべきお題を彼は覚えられない」とリョウガ。これまでのイベントでも、「お題を忘れてとっちらかってしまった」のだそう。しかし、「終わりよければ、全てよし!」ということで気合いが入っている様子を見せた。
ドライブチームの意気込みは「がんばりまあす!」とシンプルにタクヤ。

ゲームは宇宙チームが先行でスタートした。シューヤ、リョウガ、ハル、ユウキの順で伝言していく。ヘッドフォンをした状態で、口の動きだけで、伝言を伝えるというシステムだ。トップバッターのシューヤ以外はヘッドフォンをしているが、アイマスクもつけ、ヘッドフォンから流れる音楽に合わせて音頭を踊る3人がかわいい。

伝言する言葉は「ツンデレ代表 タクヤ」。シューヤからリョウガに伝えた時点では「ツンデレ タクヤ」に縮まり、ハルはキリッと「シュンペイ」とユーキに伝え、最後のユーキが出した答えは……「すっぱい顔のリョウガ」。これには思わずリョウガが「どんな歴史上のできごとよ」と突っ込む。

後攻のドライブチームはアロハ、タクヤ、マサヒロ、カイの順で伝えていく。
伝言する言葉は「タカシ ケーキ 美味い」が、こちらもどんどん変わっていく。
タクヤでは「タカシ カイ おいしい」、マサヒロは「タカシ カイ 甲子園」とカイに伝えると、通じ合ったと確信したのかしっかりとハグする2人。

そしてカイが出した答えは「タカシ カイ 温泉」。実際にタカシとカイが温泉で語り合った過去があるのだという。とは言え、不正解は不正解。しかし、超特急の歴史、エピソードとしては本当にあったことなので正解では? と4人がタカシに迫る場面も。

2回戦はまさかの…愛の叫びにも注目!

1回戦は2チームとも不正解だったが、2回戦は一味違う。順番を変えて、宇宙チームはユーキの「おさななが付き合い一番長いから」という言葉がきっかけでこのリョウガ、ユーキ、シュウヤ、ハルの順番に。

伝言する言葉は「髪型 変えない リョウガ」だったが見事、伝言を成功させる。
「ファイナルでやる男たちなんだよ、俺らが!」とユーキ。ただ、成功しつつ、リョウガはちょっと納得いかない様子だ。

ドライブチームも順番を変え、カイ、タクヤ、マサヒロ、アロハで、伝言するのは「タカシ もみあげ 長すぎ」。これにはタカシが「やかましいわ」と突っ込む。宇宙チームが勝負を決めたかと思われていたが、ドライブチームも見事伝言を達成!が、宇宙チームから、「制限時間を越えていたのにMCが止めなかった」と物言いが入る。

結果、勝負は引き分けだったことから、罰ゲームはレフリーなのに止めなかったタカシと、髪型を変えない人・リョウガが受けることに。

やはり腑に落ちない様子を見せるリョウガは「みんなリョウガの髪型が変わったのを見たいんだよ」という言葉にリョウガは「変わってっし。襟足がちょっと長めとか、前髪短めとか変わってるし!」と反論するが、カイは「もし、次僕が衣装やらしてもらうってなったら髪型も指定するわ」と言うと会場からは拍手が。次回、一体どうなることやら……

そして罰ゲームは「東京タワーのイルミネーションを見ながら愛を叫ぶ」
「みなさんペンライト持ってますから、最高のイルミネーションありますから」とシューヤ。会場が暗くなり、まずはタカシにピンスポが当たる。シューヤの言うように、確かにその光景は美しいものだ。そんな中、タカシからの愛の叫びは……。

「東京タワーから見る景色、めっちゃ綺麗やな。あんな感じで見えてねんや。なんか今なら言えそうな気がする。おーい! 俺はハチコのことが大好きやー!」

「やっぱりまずはこれが聞きたいよね」とカイが拍手を送る。

そして、リョウガ。

「はー、きれー……すご……。なんか明るいね、あそこ。なにやってんだろ、パーティー中かな。なにやってるんだろうね、明るくね、あそこ。ペテルギウスかよ、つってね。」
そのまま愛の叫びが始まるかと思いきや…。
「実は……もっときれいなものを見せるためにとあるサプライズを用意したんだ。……俺の髪の毛、光ファイバー!……なんだけどさ。もう1個、用意したんだよね。俺の!足の指、白熱電球!」

……と、まさかの強制終了がかかった上で、「もう一回どうぞ」とスタッフからの指示が。2回目も強制終了がかかり、「なんでもう1回させた?」とリョウガも嘆き節だ。
ハルからは「俺、好きでしたよ」と声が上がるが、「10歳下にフォローされた」とリョウガの虚無の表情でゲームコーナーを終えた(ちなみに、イベント終了間際にもリベンジすることになる)。

9人体制での新曲『宇宙ドライブ』から『gr8est journey』まで

そしてここからライブコーナーへ。

1曲目はもちろん『宇宙ドライブ』。センターに立つハルがキラキラでキュートな笑顔を見せる。7人に増えたメインダンサー。その人数を活かしてのフォーメーションは迫力がある。
そして、たった1曲の中に、いろんなエンターテイメントがギュッと詰まっていて、早くも新生・超特急への期待が高まる。

そして、2曲目はオリジナルメンバー5人で『Kiss Me Baby』。キレッキレなクールなパフォーマンスにくらくらしてしまう。会場もクラップで盛り上がり、先ほどまでのコーナーとは空気もガラッと変わったのがわかる。

続いて、今度はカイ、リョウガ、タクヤ、ユーキで『ドーブリジェン』へ。特徴あるビートに自然と体が揺れる。終盤は、タカシと新メンバー4人も加わり、9人で魅せた。

MCでは『宇宙ドライブ』の振り付けについて。今回はユーキが担当している。
「かなり超特急らしさが出ていると思う」とし、「『宇宙ドライブ』っていうタイトルなのに、歌詞が寿司のイメージがすごく強くて、和風じゃないですけど日本の文化も取り入れながらも、キメるところはキメる」とユーキ。

また、マサヒロが一部加わっている部分があり、「マーくんの個性を振りに活かしたりもしました」。そして、「今回はセンターを意識して作ってるんですけど、新旧じゃないんですけど、超特急の顔、タクヤ、そして新しく入ってきた、最年少ですけど今後もいい感じにギラギラと、背負ってくれる。僕のいろいろ思いも託してハルをセンターにもってきているんですけど、プラス、他のアロハとマーくんもヤバイんだぞ、っていうところを見せたくて」とそれぞれにスポットが当たるように意識したとユーキが明かした。

タクヤ
ユーキ
シューヤ

しかし、そこでカイが「ちょっと、“旧”っていうのやめてもらっていい?」。「その古臭い、みたいなのやめてもらっていいかな! せめてオリジナルでいいじゃないかな!」と猛抗議。ユーキが「オリメン」と言い直したが、発音が似ていたからか、そこから好きなオリジン弁当の話題に行くのがイイ。

そして、イベントも終盤戦。タカシが「今回、リリースイベントなので、時間が限られている中ではあったんですけど、少しずつ今来てくださっている方々は新体制になった超特急、新メンバーのことを少しでも分かってくれるようなライブツアーになったんじゃないかな、と思います。ここから先、ニューワールドに間違いなくつなげていけるようなZeppツアーになっていくと思いますので、ぜひぜひ、よろしくお願いいたします」とあいさつしたあと、『颯爽とハローマイラブ』を届けた。

タカシ
アロハ

そしてラストはカイの「これからも超特急と共に歩んでいきましょう!」という言葉と共に『gr8est journey』で締めくくった。

このあとには、サプライズでカイの誕生日祝いが一足早く行われた。意気込みを聞かれたカイは「超特急とともに20代も後半にさしかかるわけですけど、27歳もですけど、いろんなことをやらせていただいて、新しく4人が入ってきてくれたり、超特急としてももう一段階いけるかな、という思いの中で個人としてもいろいろできたらいいな、と思っていますし、いろんなことに挑戦していく超特急、そして僕自身を8号車のみなさんと一緒に歩んでいければいいのかな、と思っています」。

カイ
リョウガ
ハル
マサヒロ

リリースイベントを終え、「さみしい」と口々に言うメンバー。しかし、すでに視線はその先に向いている。年末にはアリーナツアーが控えている。
ユーキは「リリースツアーやらせていただいて、ライブ中、5人だけのときもあったけど、僕は完璧になった状態を年末に見せたい。9人の姿を思い切りぶつけたいと思っていますので、期待して待ってくださっていたら嬉しいな、と思います」。

イベント中には、9人体制となって初の書籍『超特急ライブ図鑑~Episode 0~』が11月25日に発売することが発表された。
新しい力が加わり、さらなる成長を続ける超特急。この瞬間の彼らは、今しか見られない。見逃せない瞬間が、これからも続くはずだ。

取材・文:ふくだりょうこ 撮影:寺本篤史

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