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最新フランス映画を紹介「映画批評月間」が明日から、クレール・ドゥニ新作も初上映

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「第4回 映画批評月間 ~フランス映画の現在をめぐって~」チラシビジュアル

最新のフランス映画を紹介する特集上映「第4回 映画批評月間 ~フランス映画の現在をめぐって~」が明日10月1日より東京・ユーロスペースほか全国で順次開催される。

アンスティチュ・フランセ日本がフランスの映画媒体や批評家らと協力して主催する同特集。今回はカルチャーマガジン・レザンロキュプティーブルの編集長ジャン=マルク・ラランヌが2020年以降に公開された11本のフランス映画を選りすぐった。

ラインナップには「女っ気なし」のロール・カラミー主演で不機嫌なロバとの珍道中を描くヴァカンスコメディ「セヴェンヌ山脈のアントワネット」、「地下室のヘンな穴」のカンタン・デュピューによるファンタジックコメディ「マンディビュル 2人の男と巨大なハエ」、ブリュノ・デュモンがレア・セドゥを主演に迎えて人気ニュースキャスターの肖像を描いた「フランス」、神学校に通いながら子供を殺害した容疑で逮捕された17歳の青年の人生を紐解く「ブリュノ・レダル、ある殺人者の告白」、クレール・ドゥニが第72回ベルリン国際映画祭の最優秀監督賞(銀熊賞)を受賞した「愛と激しさをもって」など日本未公開の作品が多数並んだ。

特集では「去年マリエンバートで」「ロバと王女」「夜霧の恋人たち」で知られる女優デルフィーヌ・セイリグのレトロスペクティブも行われる。かつてマルグリット・デュラスから「フランスで、いや世界でおそらくもっとも偉大な女優」と評され、1970年代にはフェミニズムの運動に身を投じ、新しい形式やテーマを標榜した女性の監督たちとも仕事をしたセイリグ。日本で4月からリバイバル公開されたシャンタル・アケルマンの「ジャンヌ・ディエルマン ブリュッセル1080、コメルス河畔通り23番地」でも主演を務めた。特集では7本の作品からセイリグの活動の軌跡をたどる。

上映ではラランヌによる作品紹介やレクチャーが行われる回もあるほか、映画監督の黒沢清と三宅唱、映画ライターの月永理絵がトークショーのゲストとして参加する。「第4回 映画批評月間」は大阪のシネ・ヌーヴォ、京都・出町座、神奈川・横浜シネマジャック&ベティを巡回。

第4回 映画批評月間 ~フランス映画の現在をめぐって~

2022年10月1日(土)~21日(金) 東京都 ユーロスペース
2022年10月15日(土)~28日(金) 大阪府 シネ・ヌーヴォ
2022年10月14日(金)~11月3日(木・祝) 京都府 出町座
2022年11月26日(土)~12月9日(金) 神奈川県 横浜シネマジャック&ベティ

上映ラインナップ

ジャン=マルク・ラランヌが選ぶ 2020/2022 ベスト

「マイ・ベスト・パート」
「セヴェンヌ山脈のアントワネット」
「マンディビュル 2人の男と巨大なハエ」
「愛の疑問」
「ヴォイス・オブ・ラブ」
「恋するアナイス」
「フランス」
「そんなの気にしない」
「ブリュノ・レダル、ある殺人者の告白」
「愛と激しさをもって」
「ドン・ジュアン」

デルフィーヌ・セイリグ特集

「去年マリエンバードで」
「ミリュエル」
「ロバと王女」
「赤い唇」
「ジャンヌ・ディエルマンをめぐって」
「インディア・ソング」
「デルフィーヌとキャロル」