吉永小百合と大泉洋が親子役で初共演、山田洋次の新作「こんにちは、母さん」製作決定
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左から吉永小百合、大泉洋。
山田洋次の監督最新作「こんにちは、母さん」の製作が決定。2023年9月1日に劇場公開されることがわかった。
永井愛の戯曲を山田が映画化する本作。家族問題に頭を悩ませる神崎昭夫が、帰省先でいきいきと生活している母・福江に感化され、次第に見失っていたものに気付いていくさまが描かれる。主演の吉永小百合が福江、吉永とは初共演となる大泉洋が昭夫に扮する。
山田、吉永、大泉のコメントは以下に掲載した。
山田洋次 コメント
隅田川沿いの下町、古びた家並みの向こうにスカイツリーが高々とそびえる「向島」にカメラを据えて、この江戸以来の古い町に暮らす人びとやここを故郷として行き来する老若男女たちの人生を、生きる喜びや悲しみを、スクリーンにナイフで刻みつけるように克明に写し取り、描き出したい。
吉永小百合 コメント
山田学校に再入学し、原点に戻って
監督の思いをしっかり受け止められる様、努めます。
大泉さんとは初めてなので、ちょっと心配でしたが、
明かるくて、優しくて、リハーサルの時から励まされています。
すてきな親子になりたい……なります!
大泉洋 コメント
山田洋次監督の映画に、吉永小百合さんの息子役として出演することとなりました、大泉洋でございます。
まさか私がこのような光栄な挨拶をする日が来ようとは、夢にも思っておりませんでした。
役の重責に押し潰されそうではありましたが、リハーサルで、山田監督の力強くも細やかな演出を受け、海より深い愛情を湛えた吉永さんの母親としてのお芝居を目にし、今は感謝と、喜びと、期待でいっぱいであります。
正直申し上げて、あの吉永小百合さんから、大泉洋は生まれない。私もそう思います(笑)。
しかし、決してそうは思わせない山田監督の演出、吉永さんの演技、映画とは偉大だと改めて感動しております。
今や私は吉永さんの息子としか思えません。
どうか皆さま、山田監督の描く、今も昔も変わらない、日本の下町で懸命に生きる、可笑しくもせつない、家族の物語を楽しみにしていてください。
(c)2023「こんにちは、母さん」製作委員会