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妻夫木聡、安藤サクラ、窪⽥正孝のこだわり抜かれた役作りとは? 『ある男』現場レポート&メイキング写真公開

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『ある男』 ©2022「ある男」製作委員会

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11月18日(金)に公開される妻夫木聡主演映画『ある男』より、クランクインの様子などを捉えた現場レポートが到着。あわせてメイキング写真が公開となった。

本作は、第70回「読売文学賞」を受賞、累計28万部を超える平野啓一郎の同名小説を、『蜜蜂と遠雷』の石川慶がメガホンを取り映画化した人間ドラマ。

キャストには妻夫木をはじめ、安藤サクラ、窪田正孝、清野菜名、眞島秀和、小籔千豊、仲野太賀、真木よう子、柄本明ら豪華俳優陣が集結。さらに本年の「ヴェネチア国際映画祭」オリゾンティ・コンペティション部門への正式出品が決定し、世界からも注目を集めている。

弁護士の城戸(妻夫木)は、かつての依頼者である里枝(安藤)から、亡くなった夫・大祐(窪田)の身元調査という奇妙な相談を受ける。愛したはずの夫は、名前も過去もわからないまったくの別人だったのだという。「ある男」の正体について調査を進める城戸は、様々な人物からの話を聞き、真相に迫っていくが――。

主⼈公・城⼾を演じた妻夫⽊は、本作が初の弁護⼠役。クランクインの前には、実際の裁判を傍聴したり、現役の弁護⼠に取材を重ねながらも、息子役の子役と⼀緒に遊ぶなど、入念な役作りを⾏なっていた。安藤は、原作を読んだ際に⾥枝の壮絶な⼈⽣に胸が締め付けられ、⽂字を追うのが苦しくなるほどだったという。幼い子供を病気で失う⺟親役として、医学書や闘病記を読み込み、⾥枝という⼥性に寄り添いアプローチした。宮崎弁の特徴を方言監修からヒアリングしたり、監督やスタッフと綿密に話し合いを重ねる姿も。⾥枝の夫・⼤祐を演じた窪⽥は、過去パートに向けて体づくりとトレーニングに励み、フィジカル面の役作りに奮闘。林業シーンの練習では「初めて⽊を切る体験をした時、⾃分の喉元を切るような感覚になり、植物から命の重さを感じさせられた気がした」と振り返り、この感覚が演じる上で⼤きなヒントになったと語った。

キャストとスタッフが⼊念に準備を進める中、いよいよ2021年1⽉にクランクイン。撮影は⼤祐の過去パートからの撮影となり、その後、⾥枝と⼤祐が暮らす宮崎パートへと進んでいく。メインの舞台となる⽂房具店は、⼭梨県笛吹市に実際あった商店を丸々⽂房具店へと飾り込んでの撮影となった。真冬の2⽉での撮影だったため、冒頭の印象的な⾬のシーンなどは、⾬降の後で道路が凍らないように、スタッフ総出で⽔処理を⾏うなど、厳しい寒さの中での撮影が続いた。

また、城⼾が⼤祐の兄・恭⼀を訪ねるシーンは、原作と同じく群⾺の伊⾹保温泉での撮影となった。雪も降る中、地元のエキストラも参加し、華やかな温泉街の雰囲気が再現される。ロケは営業中の旅館を⼀棟ごと貸し切らせてもらっての撮影だったため、スタッフ・キャストは極寒での撮影後、温泉で⾝体を温めていた。

キャスト陣が真摯に役と向き合い作り上げた、珠⽟の感動ヒューマンミステリーがついに完成。妻夫⽊は、「人生に正解はない。かといって間違いもない。どんな答えであってもいいと思う。だから恐れずに向き合って欲しい。観てくださった⽅にとって、この作品が⼈⽣の道標のような存在になるのであれば僕は幸せです」と並々ならぬ思いを明かしていた。

『ある男』
11月18日(金)公開

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