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神尾楓珠の“怖いもの”「自分で対処できないこと以外は平気です」

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神尾楓珠 撮影:友野雄

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10月14日に公開となる映画『カラダ探し』。コミックスはシリーズ累計発行部数340万部を突破した人気ホラーだ。主人公・明日香を演じるのは橋本環奈。
ある日、少女から「ワタシのカラダ、探して」と言われた明日香。その日の深夜0時。気がつくと、明日香はクラスメイトの馴染の高広(眞栄田郷敦)やクラスメイトの留美子(山本舞香)、篤史(神尾楓珠)、翔太(醍醐虎汰朗)、理恵(横田真悠)と学校にいた。その日から6人は同じ日、7月5日を繰り返すことになる。バラバラになった少女の体を全て探すまで、6人は殺され続ける。

学園を舞台としたホラー作品。6人のうちのひとり・篤史を演じる神尾楓珠に話を聞いた。

現場での新鮮な体験

「カラダ探し」のループに巻き込まれた6人の高校生はそれぞれ個性豊かだ。クラスの人気者や、オタク気質、ぼっち……。そんなタイプの異なる6人が生きるか死ぬかの戦いを続ける。
自身が演じる清宮篤史に対して、神尾はどのような印象を抱いたのだろうか。

「篤史は映画のオリジナルキャラクターなので、いくらでもやりようがあるな、というふうには思いました。
ひきこもりの役なので、孤立している状態から最後、みんなと合流して戦うまでの感情の動きをうまく見せれたらいいな、と思って演じていましたね」

ホラーだからと言って、特別な準備はしなかったと言う神尾。しかし、「カラダ探し」ではほかのホラーと少し違う点がある。それは、何度も“赤い人”に殺されるということ。

「僕の場合、体がバラバラになって死んでいることもあったんです。こうやって撮るんだな、と思いながら、新鮮な気持ちでやっていましたね。ただ、やっぱり死んだときの表情をどうしたらいいんだろうな、というところがあったので、その点については監督やアクション部の方と相談しながらやっていました」

現場には「早く合流したかった」

ホラーという点のほか、『カラダ探し』の見どころとなるのは高校生6人の青春が描かれているという部分だ。同年代ばかりの現場はどういったものだったのだろうか。

「郷敦以外は面識がある人だったんです。共演したこともあって、現場はわりとやりやすくて。でも、僕は最初の何日はひきこもりの役だから、一人だったことが多かったんです。部屋にいたり、屋上でひとり寝っ転がっていたり。早くみんなのところに合流したかったですね」

眞栄田との初共演はどうだったのだろうか。

「すごくストイックなイメージがあったし、実際にストイックな人。僕は筋トレとかは全然わからないので、話が合わないんじゃないか、と思っていたんです。でも、話してみたらすごくフランクで『よかった~』って(笑)
6人でいることもありましたけど、男3人で話すことが多かったですね。郷敦が撮影終わりにジムに行くんですけど、醍醐がそれについていったりしていて。僕も誘われたんですけど、それは断りました(笑)」

作中では6人が少しずつ距離を縮め、友情を深めていく。撮影現場でも、共演者と絆が深まった場面があるか聞くと、「なぞなぞをしたときですね」という意外な答えが返ってきた。

「終盤、アクションシーンの撮影の合間になぞなぞしていました。確か、舞香ちゃんと話をしているときに、僕きっかけで始めたのかな。意外とみんな参加してくれたんですよね。特に郷敦とか興味なさそうだなあ、と思っていたんですけど、『この問題知ってますか?』って出題してくれたり。その時に絆が深まった気がします」

神尾楓珠が怖いと思うもの

神尾自身はホラーについては「苦手ではない」という。そこで、実際に怖い体験、怪奇現象と出会ったことがあるか尋ねると、「めっちゃあります」。それも「どの話がいいかな」と考えるほどに。その中から、一番怖かった話を、ということで訪ねると、予想以上のエピソードが。

「金縛りにはよくあいます。違うホラー作品で、樹海で撮影していたんですけど、深夜に帰宅して、そのまま寝たら金縛りにあって。深夜だったので、眠くて塩をまいたりもせずに寝ちゃったのでそのせいかな、と。金縛りにあった状態のまま、やばい、塩まかなきゃ、と思ったんですけど、塩がある玄関に行くまでにリビングを通っていかなきゃいけない。でも、絶対にリビングにいるんだ、っていうのがわかって、寝室からも出られなかったんです。そのときは気のせいだ、って言い聞かせて寝ました。でも、多分、その日以降もずっといて。2か月後ぐらいに、急に部屋が広くなった気したので、そのときにいなくなったんだと思います」

何かが見えるわけではないけど、そういったものを大人になってから感じやすくなったという神尾。

「金縛りに合うときや、何か起きそうなときは、だいたい寝る前にわかるんですよ。多分、今寝たら今日かかるだろうなあ、とか」

それだけの恐怖体験をしていたら、他には怖いものはなさそうだ。日常生活の中で恐れを抱いているものがあるか尋ねると「なんだろうな……絶叫系も大丈夫だし、虫も大丈夫。高いところも平気だし……」と無敵な言葉が返ってきた。
自分で対処できないことが怖いとのこと。

「お化け屋敷は無理です、苦手。だってあんなの絶対に驚くに決まってますもん(笑)。
あとは、スキーとかスノボは怖いです。なんであんな雪が積もってる坂道を滑るのかがわからない。高校生のときに2回ほど行ったことがあるんですけど、もう無理だと思ってやめました」

ホラーが苦手な人も観てほしい

「カラダ探し」では6つのルールがある。「午前0時にスタート」「学校で行われる」「“赤い人”が現れる」……。
そんなルールにちなんで、仕事やプライベートでの自身のルールがないか聞いた。

「仕事では、前はいろいろあったんですけど、最近は全くなくなりました。前は台本を持ち歩いたりもしていたんですけど、今は全くですね。みんなあるものなのかな……。
プライベートだと、寝るときは必ず音楽をかけます。あとは24時間ずっと部屋の換気をしているとか……」

わりとフリーダムなところがあるらしい。そのあと、「プライベートではサスペンダーのある服を着る、同じ靴下を買う」というプライベートのルールについて明かしてくれた。

「カラダ探し」ではルールに縛られ、自由に動くことができない。最後に、そんな映画の見どころを聞いた。

「ホラーと言われていますけど、その中でも6人の友情だったり、それぞれが抱えている悩みも出てきます。怖いだけじゃなくて、人間ドラマとしての見どころもたくさんあると思うので、ホラーが苦手な人にも観てもらえたらいいな、と思います」

取材・文:ふくだりょうこ 撮影:友野雄

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