海外のステージ情報をお届け Broadway! 新シーズンがいよいよスタート、2022年10月
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「レオポルトシュタット」より。(Photo by Joan Marcus)
ブロードウェイでは、10月から新プロダクションが続々と初日を迎え、新シーズンの開始を祝福している。10月前半には人気劇作家トム・ストッパード、ピュリツァー賞作家マルティナ・マヨクの戯曲や、時代背景をミュージカル「ハミルトン」と同じくする1969年初演のミュージカル「1776」が開幕。シアターゴアーをワクワクさせる新シーズンの幕開けを飾る作品を紹介しよう。
「レオポルトシュタット」
2022年10月2日(日)~
ロングエイカー劇場
脚本:トム・ストッパード
演出:パトリック・マーバー
出演:ケイシー・リーヴィ、ブランドン・ウラノウィッツ ほか
2020年にロンドンで初演され、オリヴィエ賞作品賞に輝いたトム・ストッパードの戯曲。日本でも10月に東京・新国立劇場 中劇場で、小川絵梨子の演出のもと上演される作品だ。20世紀のオーストリア・ウィーンを舞台に、第二次世界大戦を生きた一家の数世代にわたる歴史と再生の物語が展開する。7月に「ミュージカル・ガラ・コンサート ~10th Anniversary~」で来日したケイシー・リーヴィが出演。
「コスト・オブ・リビング」
2022年10月3日(月)~
サミュエル・J・フリードマン劇場
脚本:マルティナ・マヨク
演出:ジョー・ボニー
出演:グレッグ・モズガラ、ケイティ・サリヴァン、カラ・ヤング、デイヴィッド・ザヤス ほか
マンハッタン・シアター・クラブで好評を博したピュリツァー賞受賞作「コスト・オブ・リビング」がブロードウェイに進出。グレッグ・モズガラとケイティ・サリヴァンのオリジナルキャストに加え、カラ・ヤング、デイヴィッド・ザヤスが参加する。劇中では無職のトラック運転手エディと交通事故に遭った元妻のアニ、頭脳明晰な大学生ジョンと仕事熱心な介護士ジェス、それぞれの人生が交錯する。
ミュージカル「1776」
2022年10月6日(木)~
アメリカン・エアラインズ劇場
作詞・作曲:シャーマン・エドワーズ
脚本:ピーター・ストーン
演出:ジェフリー・L・ペイジ、ダイアン・パウラス
出演:クリスタル・ルーカス=ペリー、キャロリー・カルメロ、エリザベス・A・デイヴィス、パトリーナ・マレー ほか
1969年に初演された、シャーマン・エドワーズ作詞・作曲のミュージカル。大陸会議にマサチューセッツ湾植民地の代表として出席し、アメリカ独立宣言採択への実質的な指導者の役割を果たした政治家ジョン・アダムズを中心にした物語が展開する。ジェフリー・L・ペイジ、ダイアン・パウラスの演出のもと、女優のクリスタル・ルーカス=ペリーがアダムズ役で主演する。
「セールスマンの死」
2022年10月9日(日)~
ハドソン劇場
脚本:アーサー・ミラー
演出:ミランダ・クロムウェル
出演:ウェンデル・ピアース、シャロン・D・クラーク、アンドレ・ド・シールズ ほか
2019年にウエストエンドで上演されたミランダ・クロムウェルとマリアンヌ・エリオット共同演出によるプロダクションが、ブロードウェイ入り。クロムウェルのみの演出となる今回は、仕事に行き詰まったセールスマンのウィリー役でウェンデル・ピアース、その妻リンダ役でシャロン・D・クラークが続投。新キャストのアンドレ・ド・シールズが一匹狼の兄ベン役で出演する。