業田良家や今日マチ子の「アフター・ヤン」イラスト到着、藤井道人は「胸を打たれた」
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業田良家によるイラスト。
A24が製作に携わった「アフター・ヤン」より、著名人の応援コメントが到着した。
コゴナダが監督を務めた本作では、AIロボットが家族の一員として暮らす近未来を舞台に、茶葉の販売店を営むジェイク、妻のカイラ、幼い養女ミカ、動かなくなったAIロボット・ヤンの物語が描かれる。
このたびマンガ家の業田良家と今日マチ子、イラストレーターのカタユキコが本作をイメージして描き下ろしたイラストが到着。業田は「ロボットであれ人間であれ、出来事が『記憶』になると、すべてが輝いて切ないものになる」、今日は「人の形であっても人ではないヤンの孤独を感じると同時に、彼の見てきた『残しておくべき豊かさ』に心打たれた」と述べ、カタは「未来の家族の在り方は今よりずっと自由で、やさしかった」とつづった。
また芸人のこがけんは「ヤンの不在に始まるこの映画は、まるで一滴の雫が波紋を広げていくように、家族を、人間を、生きるとは何かを、静かに深く揺さぶり続ける」と語り、映画監督の藤井道人は「優しく静謐な世界の中で、喪失と向き合っていく登場人物の姿に胸を打たれた」と伝えている。
「アフター・ヤン」は10月21日より東京・TOHOシネマズ シャンテほかでロードショー。コリン・ファレル、ジョディ・ターナー=スミス、ジャスティン・H・ミン、マレア・エマ・チャンドラウィジャヤ、ヘイリー・ルー・リチャードソンらがキャストに名を連ねた。
カタユキコ(イラストレーター)コメント
AIも、クローンも、人間も、同じ家族になれる。
たとえ血のつながりの無い者同士でも、シンクロしながら踊る姿はまぎれもない家族だ。
未来の家族の在り方は今よりずっと自由で、やさしかった。
私もファミリーダンスバトル、参加してみたいな。
今日マチ子(マンガ家)コメント
文化を継承するとはなんだろう。人の形であっても人ではないヤンの孤独を感じると同時に、彼の見てきた「残しておくべき豊かさ」に心打たれた。
業田良家(マンガ家)コメント
ロボットであれ人間であれ、出来事が「記憶」になると、すべてが輝いて切ないものになる。
この映画を観るという出来事も、「記憶」となってあなたを癒し続けるでしょう。
こがけん(芸人)コメント
クローンやアンドロイド(テクノ)のいる世界で、愛する者を“失う”意味は変容する。
ヤンの不在に始まるこの映画は、まるで一滴の雫が波紋を広げていくように、家族を、人間を、生きるとは何かを、静かに深く揺さぶり続ける。
例えば、あの日の木々、廊下に差す光、ふり向きざまの笑顔…。
一瞬の中に存在する永遠に、やさしく胸を締め付けられる作品。
成田悠輔(研究者)コメント
ディストピアでもユートピアでもない。この未来は懐かしく、はかなく、ちょっとぬるい。食卓に置かれたお茶のように。終わりが無でも、私たちは大丈夫だ。
藤井道人(映画監督)コメント
無がなければ有も存在し得ない。
家族とは何か、人間とは何か。
優しく静謐な世界の中で、喪失と向き合っていく登場人物の姿に胸を打たれた。
溝口力丸(「SFマガジン」編集長)コメント
人間とは異なる存在が、人生の深みを思い出させてくれる。疲れたときに訪れたい、穏やかな庭園のようなヒューマンドラマ。古い家族像に縛られずに新たな愛の形を探る人々の姿や、人種とアイデンティティについての真摯な思弁。これぞ2020年代のSF映画という味わいでした。
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