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V1男子10/22(土)・V1女子10/29(土)開幕! ジェイテクト主将「最強メンバーが揃った」

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西田有志(ジェイテクトSTINGS) (c)V.LEAGUE

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連覇か、リベンジか、それとも躍進か。10月18日『2022-23 V.LEAGUE』開幕記者会見が実施された。V1・V2男子、V1~V3女子のキャプテン、注目選手らが集結し、来たるべき決戦へ向けて意気込みを語った。

今週末V・レギュラーラウンド開幕を迎えたV1男子は3連覇を狙うサントリーサンバーズではなく、昨季7位に沈んだジェイテクトSTINGSが話題をさらっている。日本代表のエース・西田有志と司令塔・関田誠大、さらに昨季サントリーで連覇に貢献した柳田将洋が集結。2019-20覇者ジェイテクトがV候補の筆頭に躍り出たのだ。

開幕記者会見の席で本間隆太主将は「今年のジェイテクトは、チームの歴史上最強と言っていいメンバーが揃ったと言える。新しいSTINGSを楽しみにしてもらいたい」と自信を垣間見せれば、西田も「Vリーグでの目標はさらに高めるものをしっかり高め切って、見に来た人にもう一度見たいと思わせたい。ジェイテクトを優勝させたいし、より1点に貪欲になって食らい付いて、トップを取りたい」とキッパリ。

開幕前の主役は譲ったが、2022-23シーズンの主役を譲る気はない。各チームの主将たちは次のように抱負を口にした。
サントリー・大宅真樹主将「昨季は2連覇を達成し、チーム全体ですごく自信がついたシーズンになった。今季3連覇がかかっているが、ほかのチームも補強や強化をし非常に難しいシーズンになると思うが、チームみんなで全力で楽しんで一丸となって3連覇を目指したい」

ウルフドッグス名古屋・小川智大「僕は主将ではないが、この場に呼ばれてありがたい。昨季は2位、2年前は3位と悔しい結果に終わったので、今年こそ優勝というのが最大の目標だが、どこのチームも優勝が目標で優勝を掴めるのは1チームだけ。全力で戦っていいパフォーマンスをファンに見せていきたい」

パナソニックパンサーズ・山内晶大主将「ここ数年2・3位が続いて、メダル圏内だが、優勝に届いていない。主将2季目でもあるので、結果を残したい。ほかのチームが補強している中、パンサーズはメンバーが変わらず、シーズン通して厳しい状態が続くかもしれないが、そんな中でもチームを作って勝っていければ」

東レアローズ・峯村雄大主将「昨年は4位でファイナルへ進出できずに悔しい思いをした。その悔しい思いを夏場もずっと忘れずに補強してきたので、その補強できたところを開幕戦でサンバーズにぶつけたい」

堺ブレイザーズ・出耒田敬主将「昨季最後の最後まで優勝争いに加わることができたが、最後脱落してしまった。悔しいシーズンだったが、チームとして自信にもつながったシーズンにもなった。スローガンの『真勝(しんか)』通りに進化する堺ブレイザーズをお見せして、今年はタイトルを取りたい」

JTサンダーズ広島・小野寺太志主将「今季は新監督、新外国籍選手を迎え、そして新ユニフォームとなるので新しい姿を見せたいと思う。昨年、一昨年とふがいない結果を見せているので、ひとつでも多くファンに勝利する姿を届けたい」

東京グレートベアーズ・古賀太一郎主将「今季の目標はシンプルにバレーの楽しさをコート内外で体現したい。僕たちのホームゲームを楽しみにしてもらいたいし、僕たちがリーグをかき乱す存在になりたい」

大分三好ヴァイセアドラー・久保田雅人主将「昨季は9位という悔しい結果に終わってしまったので、今季は少しでも多く勝利を掴みたい。新しい外国籍選手もふたり入っているので、新しい風を吹かせたい」

VC長野トライデンツ・池田幸太主将「今季VC長野は監督、コーチのスタッフを一新し、新入団選手も多数入り、昨季とは違うVC長野を見せられると思う。シーズン通してより多くの勝利掴んでいきたい」

『世界選手権』で感じた手応えと課題をどうVリーグへつなげるか問われると、日本代表選手たちはこう答えた。
サントリー・大宅「世界でいろんなセッターを見て、第一セッターの関田さんと一緒に練習し試合を戦っていく中ですごく勉強になっているので、チームに還元というより僕自身もっと成長していかないといけないと感じた。プレーも人間的にも大きくなっていきたい」
WD名古屋・小川「日本代表でブロック・ディフェンス、ディフェンスで手応えを感じている。西田選手の逆のチームに入るので、世界レベルのオポジットの球をずっと受け、上がる本数も増え手応えを感じた。課題はビッグサーバーが続いた時のレセプションの返球率の悪さ。リーグではなかなかビッグサーバーが続くことはないが、ジェイテクトはビッグサーバー続くのでそこで崩れないようにしたい」
パナソニック・山内「フランスには3-2で負けて惜しいと言われるが、負けは負け。みなさんに届くニュースは勝ち負けだけ。勝てなかったのは自分たちの力不足。勝たないと自分たちの目標のステップアップにいかない。あと1本、あと1点、あと1セットというのが大事になってくるので、Vリーグでもそういう悔しい思いをしないよう全力で戦っていきたい」

堺・山本智大「『世界選手権』ではフランスよりもブロック・ディフェンスの関係性がいいと証明できた。堺では昨季ブロックランキング1位だったので、今季もどこのチームに対してもボールを落とさずそこからトランジションで攻撃につなげていきたい」

JT広島・小野寺「『ネーションズリーグ』でもファイナル(ラウンド)に進出できたり、『世界選手権』でもフランスにフルセットまで持ち込むことができた要因のひとつにミドルブロッカーの得点力が向上したのがある。僕らミドルブロッカーの手応え、自信にもなった。僕個人の課題としては前衛での仕事がメインなので、ブロックやスパイクでの得点力をもっともっと高めていかないと、代表に呼ばれない。同じリーグにライバルがたくさんいるので、そこで打ち勝っていかないといけない」

ジェイテクト・西田「『世界選手権』でフランスに3-2で負け、デュースまで持っていってチーム全体の完成度も高かった。メンバーが多く入れ替わる中、あれだけできたのは組織が大きいと思う。だが一人ひとりが物足りなかった部分があると思うし、僕自身にもあるし、だから勝てなかったと思う。自分たちの強みは組織としてのまとまり、よりコミュニケーションが大事になってくると思う」

V1女子12チームの主将たちも開幕へ向けて、以下のように意欲を示した。
久光スプリングス・大竹里歩主将「今季は昨季以上にチーム力をテーマにやってきた。連覇へ向けて1試合1試合チーム全員でしっかり勝ち上がっていきたい。ぜひ会場で久光スプリングスの熱いプレーを目撃してください」

JTマーヴェラス・目黒優佳主将「昨季3連覇を目指したが、最後の最後に準優勝に終わり非常に悔しい思いをした。今季はその悔しさを晴らすため原点を見直すところから始めた。新しい選手も多いので新しいチーム、挑戦者としてVリーグ奪還を目指したい」

東レアローズ・中島未来主将「昨季は3位という悔しい結果に終わり、チームとして元気と明るさを大事にみんなでこの夏がんばってきた。今年のリーグで優勝するためにそれぞれの役割を果たし、チーム全員でがんばっていきたい」

NECレッドロケッツ・古谷ちなみ主将「今季はチームとして堅守速攻をテーマに取り組んできた。選手一人ひとり、スタッフ一人ひとり、練習の中でつながりを大事に取り組んできた。日本一元気なチームで優勝を目指そうとやっているので、そこにも注目してもらえればうれしい」

埼玉上尾メディックス・山岸あかね主将「新監督を迎え、明るいチームになった。ここ数年5位という結果にとどまっているので、そこから抜け出すためにより強いチームを作って優使を目指したい」

デンソーエアリービーズ・森谷史佳主将「今年創部50周年を迎え、今季のスローガンに『BEE CHAMPION』を掲げ、目の前の一戦一戦にみんなで全力で戦い抜き、バレーボールとエアリービーズの魅力をひとりでも多くに知ってもらえるよう元気よくプレーしたい」
日立Astemoリヴァーレ・長内美和子主将「今季は昨季とほぼメンバーが代わらない中、個々のレベルアップを図ってきた。リヴァーレの粘り強いバレーに加えて、スピードアップしたバレーでリーグ戦を戦いたい」

PFUブルーキャッツ・アコスタ・ロスランディ主将「今季はトップ4に残るという目標を達成するために、日々の練習をみんなで一生懸命がんばっている」

岡山シーガルズ・川島亜依美主将「サマーリーグを経て、若手がすごく成長していて、チーム全体がレベルアップしていると感じている。今季伸びている力を最大限に発揮し、チームの良さの結束力を生かして戦っていきたい」

トヨタ車体クインシーズ・藪田美穂子主将「今季はつながりを大切に取り組んでいる。今年レベルアップした個々の力プラス、チーム力で戦っていきたい。去年10位という悔しい結果だったので、チーム全員で目の前の試合を全力で戦い優勝を目指したい」

ヴィクトリーナ姫路・荒谷栞主将「今季は一人ひとりのレベルアップを図るために課題と向き合い、新しい取り組みをたくさんしてきた。リーグ開幕に向けてこれまで培ってきた力を発揮していきたい。リーグを通して成長し続けて、今季がヴィクトリーナのひとつの分岐点となるような結果を出したい」

KUROBEアクアフェアリーズ・星加輝主将「今季は何事にも全力を尽くすこと、プロセスを大事にすることに取り組んできた。その積み重ねが自信となり、力となり、上位に食い込める糧につながると思う。目の前一戦一戦に全力を尽くし、『アクア変わったな』『アクア応援したいな』と思ってもらえるチームに成長していきたい」

火の鳥NIPPONの面々も『世界選手権』5位となった手応えと課題をどうVリーグにつなげるか、コメントした。
JT・林琴奈「世界と戦っていく中、高い相手に対してどう決めるか考えながらやってきた。リーグでも粘り強いチームが多いので、どうやって決めるか、1点はすごく大事なので、ミスを少なく決めるということをやってがんばっていきたい。ディフェンスの面では高さとパワーのあるティグとレセプションを受けてきたので、続けてがんばっていきたい」

東レ・石川真佑「サーブは大事だと試合を通して感じた。それ以外にも世界の高さ、パワーに対して、ディフェンスから4枚で攻撃に入るところはVリーグでも大事になってくると思う」

NEC・古賀紗理那「今回の『世界選手権』で日本にとってサーブが大切だと感じた。それは国内リーグでも同じ。個人としてもサーブをしっかり打ち込みたいし、私はスパイカーなのでオフェンスでチームに貢献できるようがんばりたい」

埼玉上尾・内瀬戸真実「『世界選手権』では初めてリベロを経験し、サーブレシーブで崩されところがあるが、周りの選手に助けてもらって戦うことができた。リーグではスパイカーとして『世界選手権』で広い守備範囲でやってきたので、そこを強みとして安定した力でリーグを戦い抜きたい」

デンソー・横田真未「今回代表で攻撃のテンポを合宿、試合を通してすごく意識して、クイックからしっかりテンポを作っていくというのを試合の中でやってきた。高いブロックにはテンポが遅れると通用しないと感じたので、もう一度自分の武器であるスピードをリーグでしっかり磨いていきたい」

姫路・宮部藍梨「今まではサイドでプレーしてきたが、『世界選手権』ではミドルでプレーする新しい機会をもらい、手応えや新しい自分の良さを見つけることができた。リーグではこのミドルと今までのサイド、両方プレーできることを強みとしてやっていきたい」

果たして、長く険しいV・レギュラーラウンドを経て、V・ファイナルステージではどんなドラマが待っているのか。10チームによる4回戦総当たり方式の『V1男子』V・レギュラーラウンドは10月22日(土)~2023年3月26日(日)、最上位4チームによるV・ファイナルステージは4月8日(土)~23日(日)、12チームによる3回戦総当たり方式『V1女子』V・レギュラーラウンドは10月29日(土)~2023年3月26日(日)、最上位4チームによるV・ファイナルステージは4月8日(土)~23日(日)開催。

取材・文:碧山緒里摩(ぴあ)

チケット情報
https://t.pia.jp/sports/volleyball/

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