豊橋で生まれた作品を「東京芸術祭 2022」で“解凍”、映像演劇「階層」開幕
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映像演劇「階層」より。
映像演劇「階層」が、昨日10月19日に東京・東京芸術劇場 シアターイーストで開幕した。
〈映像演劇〉は、チェルフィッチュ主宰の岡田利規が、舞台映像作家の山田晋平と共に2018年から取り組んできたシリーズ。「階層」は、愛知・穂の国とよはし芸術劇場PLATが実施している「市民と創造する演劇」の最新作として3月に同劇場で披露されたもので、今回は「東京芸術祭 2022」直轄プログラム FTレーベルの1作品として上演される。
作・演出を担当した岡田は「今年の二月に1ヶ月間かけて、豊橋に滞在して参加者のみなさんとつくりあげたパフォーマンスが、映像演劇というフォーマットに閉じこめられているもの、それが解凍され現在の文脈のなかでどのように機能するのか。楽しみです!」とコメントし、映像を手がけた山田は「映像演劇という手法の作品を、東京芸術祭で上演できてとても嬉しいです。しかも、豊橋の市民と作った作品であるということが、とても特別に嬉しいです」と喜びを語った。
上演時間は約1時間10分。公演は10月25日まで。
「東京芸術祭 2022」
映像演劇「階層」
2022年10月19日(水)~25日(火)
東京都 東京芸術劇場 シアターイースト
作・演出:岡田利規
映像:山田晋平
出演:オーディションで選考された市民(伊藤すみか、浦田すみれ、江上定子、笠田優奈、勝田雄介、加藤瑶子、眞田信三、富高有紗、長井健一、西川ちさと、早川吉乃、矢野昌幸、油井文寧、横田僚平) / 米川幸リオン
※富高有紗の「高」ははしご高が正式表記。