Download on the App Store ANDROID APP ON Google Play
Download on the App Store ANDROID APP ON Google Play
ぴあ 総合TOP > ぴあ映画 > 戸松遥・松岡禎丞が語る『ソードアート・オンライン』の新たな魅力「キリトとアスナの関係性の変化」

戸松遥・松岡禎丞が語る『ソードアート・オンライン』の新たな魅力「キリトとアスナの関係性の変化」

映画

インタビュー

ぴあ

左から戸松遥、松岡禎丞 撮影:奥田耕平

続きを読む

フォトギャラリー(8件)

すべて見る

『劇場版 ソードアート・オンライン -プログレッシブ- 冥き夕闇のスケルツォ』が10月22日に公開となる。昨年公開された「星なき夜のアリア」に続く作品となる。

2021年からスタートしたTVアニメ『ソードアート・オンイラン』を、キリトからアスナに視点を変えて描かれた作品だ。舞台は、『ソードアート・オンライン』の原点でもある《アインクラッド》編だ。

キリト/桐ケ谷和人を演じる松岡禎丞、アスナ/結城明日奈を演じる戸松遥に、前作からの変化、そして今作の見どころについて聞いた。

ソードアート・オンラインならではの展開にドキドキ

――本作の脚本を読まれたときの感想をお聞かせください。

戸松遥(以下、戸松) こういう落としどころになったんだ、ってホッとしたような、意外なような、いろんな感情がありました。
アスナ視点ということもあるので、関わる登場人物がスケルツォでどのようになっていくのか、そしてアルゴという新しいキャラクターが加わることで、アスナとキリトの関係性がまた少し変わってきたり、単純に面白かったです。

―― 一読者のような気持ちで読まれたんですね。

戸松 そんな気持ちで楽しませていただきました。SAOならではの展開や、ドラマがたくさん詰まっていてドキドキさせられましたし、ミトとアスナの関係性がこういう形で描かれるのか、といろんな思いがこみ上げてきましたね。

松岡禎丞(以下、松岡) 和気あいあいとしたシーンだったり、「これ、ネタなのかな?」と思うようなシーンが随所に散りばめられていて、もちろん、シリアスなシーンもあるのですが、前回よりは安心して見られるかなと思います。
ただ、ボス戦に関してはかなり緊張感がありましたね。それはなぜかと言うと……というところは劇場で見ていただけたらなと思います。

――今作で活躍するアルゴは、お二人から見て、どんなキャラクターですか?

戸松 いい意味で空気感を変えてくれるキャラクターですね。ただ明るくて、場をかき乱すということではなく、ちゃんと情報屋としての仕事も全うしている。どこか浮足立っていようにも見られそうなんですけど、ものすごくちゃんとしている人なので、ビジネスパートナーとしてはすごくいいな、と思います。
もちろん、アスナとアルゴの友達としての絆もあるんですけど、デスゲームの中で必要なのは戦える人だけじゃなくて、情報屋というポジションの人も必要。そういう人がいるおかげで、クリアできるんだな、ということはすごく感じました。
テレビシリーズだと情報屋の存在は、セリフの中で出てくるだけであまりしっかりとは描かれていないので、どれだけアルゴが活躍していたのかは、今回の映画で知ってもらえるのかな、と思います。

松岡 アルゴは良くも悪くも割り切っている人だと思います。性格も「情報を買ってくれ~!」とじゃれ合うように言いつつも、一定の距離を保って接するし、ちゃんと対価で情報を売る。お人好しという面はあるのですが、線引きはできているんですよね。借りがあれば返すという意味で情報を提供するのはいいかもしれませんけど、仲が良いからって情報をタダで渡すことはしないんですよね。
あと、ムードメーカー的な立ち位置で作品の清涼剤というか。アルゴがいるだけで、空気が変わるところがあります。

プログレッシブシリーズ2作目 キリトとアスナの関係は?

――前作とでは、お話の雰囲気も変わります。演じる上で気をつけたところなどはありますか?

戸松 だいぶ普段のアスナに近くなってきたかな、と思います。前回のときは、経験値ゼロのところからスタートしたので、新しくアスナを一度作り直したんですけど、だいぶ慣れてきたというか。私も演じているときに、気持ちに余裕を持てたかな、と思います。

松岡 前回と比べると、キリト自身も前に進んでいて、交友関係も広がっています。ザ・ソロという感じではないので、フォローの仕方もちょっと成長したな、というのは観て感じられるのではないかなと思います。

――前作のインタビューの際、「キリトとアスナの間に分厚い壁を感じた」とおっしゃられていたのですが、今回はだいぶ変わりましたか?

戸松 今までの、結婚してずっと一緒にいて……というほどではないんですけど、それなりに信頼のおける人ではあるかな、とはなっているのかな。アスナからするとキリトは自分よりも強いし、いろんなことを知っているので教えてほしいな、というところで鉄壁の壁だったところから、少し心を開いていますね。友達と思っているのか、ちょっと気になる、ぐらいなのか、気になるところではあるんですけど、距離感としては結構、砕けています。
歩み寄って穏やかな気持ちでキリトと会話することができたかな、と思いますね。

松岡 スケルツォに関しては、ある程度アスナと仲良くなって、信頼がおける相手になった、という点では変わりましたよね。

2人の「これなら負けない!」

――今回、キャッチコピーが「きっと、君は強くなれる」です。そこで、お二人が思う「これなら誰にも負けない」「誰よりも強い」というものがありましたら教えてください。

松岡 自分にしかできない芝居かなと思います。
自分にしかできない芝居というのも、僕って結構真似しづらい声優らしく、僕にしかできない芝居の方向性はある程度確立できているんじゃないかな、と。そういうふうに考えたら、もう少し自分のことを信じてもいいのかなと思います。

戸松 日本一、とは言えないんですけど、声優界の中で一番だと思っているのが、サメ映画を好きな熱量。映画好きな方たちがいっぱいいらっしゃると思うので、知識面では勝てないかもしれないんですけど、熱量は負けないかな、と思います。サメ映画が好きで、今年、日本サメ映画学会の会員になりました。

――イチオシのサメ映画はありますか?

戸松 うーん、ありすぎるぐらいなんですけど、この間、久しぶりに一気に5本サメ映画を観まして。そうだな……やっぱりサメ映画好きの中で伝説と言われているのが「シャークネードシリーズ」なので、それはぜひぜひ観ていただきたいです。

――最後に、楽しみにしておいてほしいシーンを教えてください。

松岡 やっぱり外せないのはキバオウさんですよね。

戸松 そうだよね~。

松岡 キバオウさんは一層のころからいろいろ噛みついたり、やらかしたりして、たぶん、観ていらっしゃる方からしたら若干嫌な奴と思われているかもしれないのですが、今回、「あれっ?」と思うシーンがあるので、ぜひそこを観ていただけたら。多分「キバオウ!!!」となると思います。

戸松 アスナ視点からすると、どのシーンも見どころすぎて、ひとつに絞るのは難しいんですけど……。
やっぱりひとつは、ミトがどういう形で関わってくるのか、どういう落としどころになるのか、というところはひとつの見どころですね。
あと、前回はほぼミトとアスナ、キリトしか出てこなかったんですけど、今回は登場人物がたくさん増えます。それこそ、テレビシリーズでいたあの方たち、あのキャラたちが大活躍したり、実はテレビシリーズに映っていた敵のキャラクターもちらっと映っていたり、というのが、ここで伏線が回収されるのか!みたいな。ほかの登場人物たちが、キリトとアスナにどういう形で関わってくるのか、というところは、最後まで飽きずにいろんな展開があると思うので、楽しみにしていてほしいな、と思います。

取材・文:ふくだりょうこ 撮影:奥田耕平

ぴあアプリ限定!

アプリで応募プレゼント

おふたりのサイン入りポラを1名様に!

【応募方法】

1. 「ぴあアプリ」をダウンロードする。

こちらからもダウンロードできます

2. 「ぴあアプリ」をインストールしたら早速応募!

ぴあアプリでは戸松遥さん、松岡禎丞さんのアプリ限定カットをご覧いただけます。ぴあアプリをダウンロードすると、この記事内に掲載されています。

フォトギャラリー(8件)

すべて見る