Download on the App Store ANDROID APP ON Google Play
Download on the App Store ANDROID APP ON Google Play
ぴあ 総合TOP > ぴあ映画 > “戦場の今”を映し出すドキュメンタリー映画『戦場記者』予告編&ポスタービジュアル公開

“戦場の今”を映し出すドキュメンタリー映画『戦場記者』予告編&ポスタービジュアル公開

映画

ニュース

ぴあ

『戦場記者』ポスタービジュアル (C)TBSテレビ

続きを読む

12月16日(金) より公開される映画『戦場記者』の予告編とポスタービジュアルが公開された。

本作は、世界の紛争地を飛び回ってきた日本人記者の視点から“戦場の今”を映し出すドキュメンタリー映画。ガザ、ウクライナ、アフガニスタンなど世界の戦地における国際ニュースだけでは知りえない戦争の残酷さを現実として突きつける作品となっている。

監督はTBSテレビに在籍し、JNN中東支局長として現在ロンドンを拠点に世界中を飛び回る特派員・須賀川拓(ひろし)。時に監督として、そして画面に登場するレポーターとして戦地の状況とその裏に潜む社会の問題を伝える。

パレスチナでは、イスラエルによって閉ざされた人口200万の街ガザに入り、4人の子供と妻を空爆で失った男性の静かな慟哭を聞く。一方イスラエルでは、ガザから無差別に放たれるロケット弾と迎撃ミサイルが空を行き交う異様な光景を伝えた上で、それぞれの当局者に攻撃の正当性を問い質す。アフガニスタンでは、タリバン支配で女性の人権が抑圧される実態のほか、深刻化する貧困と蔓延するドラッグが作り出した「橋の下の地獄」に足を踏み入れる。そして、戦争が続くウクライナではクラスター爆弾が降り注ぐ街の住民や、ロシア軍の占拠で放射能汚染のリスクが激増したチョルノービリ原発の職員に現地取材、ロシアのプーチン大統領が「ネオナチからの解放作戦」と主張する“軍事作戦”が紛れもない侵略・破壊行為であることを示し、我々が知りえない圧倒的なリアルと真実を映し出す。

初公開となる予告編では、ガザ、ウクライナ、アフガニスタンなど、世界の紛争地を須賀川が駆け巡る様子が緊迫感たっぷりに描かれる。アフガニスタンでは、偶然出くわしたタリバン最高幹部・ムッタキ外相へ直撃インタビューを敢行。タリバンの市中パトロールへの同行取材を行う。イスラエルでは空襲警報が鳴り近くにも着弾する中、息を切らしシェルターへ駆け込む様子を伝え、迎撃ミサイルシステム・アイアンドームの姿を間近で詳細に報告するなど、須賀川が抜群の行動力と類まれな分析力で戦場の姿を浮き彫りにしていく過程を垣間見ることができる。

また「(一般住民が)戦争の狂気の受け皿になってしまっている」「秩序もクソもない」と語る須賀川の言葉から、無差別攻撃や民間人の巻き添え被害など「戦争犯罪」に対する彼の強い姿勢を感じることができる。紛争地の子供たちの視線も印象的で、「戦争が日常化」してしまっている彼等の姿は、日本に暮らす我々が想像もつかないような紛争地のリアルを肌で感じさせる。

併せて公開されたポスタービジュアルは、現在も戦争が続くウクライナで南部の要衝オデーサへ入り、街の様子が戦争によって一変しているさまを目撃した瞬間の須賀川の表情が写し出されている。

映画『戦場記者』予告編

<作品情報>
『戦場記者』

2022年12月16日(金) 角川シネマ有楽町ほか全国順次公開

監督:須賀川拓
撮影:寺島尚彦 / 宮田雄斗 / 渡辺琢也 / 市川正峻

公式サイト:
https://senjokisha.jp/