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SixTONES・松村北斗「明日を生きる楽しみをもらった」 声優初挑戦の『すずめの戸締まり』に達成感

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SixTONESの松村北斗が10月25日、都内で行われた長編アニメーション映画『すずめの戸締まり』(新海誠監督)の完成報告会見に出席した。ヒロインとともに“災い”をもたらす扉を閉めることを使命とする「閉じ師」として日本中を旅する青年・宗像草太役で声優初挑戦。「明日を生きる楽しみをもらった作品。欠けた部分があっても、試行錯誤しながら、今の自分で十分生きていけると気づけた」と達成感を示していた。

また、会見前日には完成したばかりの本編を鑑賞したそうで「魅力的なシーンを細かく挙げるとキリがない」と興奮冷めやらぬ様子。「何度も笑ったり、泣いたり、感動したり、救われたり。自分の感性って、こんなに幅があったんだって気づかされ、作品を見ているんですけど、まるで自分を見ているような感覚だった」と真摯に語っていた。

会見には新海監督が同席し、「必要な声を出してもらうため、一緒に探していこうという気持ちで、北斗君も映画のために、まるごと自分を委ねてくれた。そうすることでより草太になっていった」と松村に感謝の意。当の松村は「誤解がないように伝わってほしいんですけど」と前置きし、「新海監督が僕ら声優を楽器と表してくれた。鍵盤を押し直す作業をしながら、新海監督の“演奏”によって草太が完成した。役作りの苦労は僕よりも、新海監督の方が詳しい」と濃密なコミュニケーションによって、役柄が誕生した過程を振り返っていた。

日本各地の廃墟を舞台に、災いの元となる“扉”を閉めていく旅をする17歳の女子高生・岩戸鈴芽との解放と成長を描く『すずめの戸締まり』。新海監督は、「スタッフ数百人を代表して、今日はこの場にいます。自分で言うと偉そうですが、キャラクター・アニメーションのひとつの到達点になった」と自信を示し、「大きな画面で体験するにふさわしい作品。家から出てもらう理由になり、『人が集まる劇場っていいよね』と思ってもらえればという望みも込めた」と話していた。

また、松村演じる草太が、ある呪いによって3本脚の椅子に変身してしまうというユニークな設定については、「コロナ禍で、理不尽に不自由な場所に閉じ込められたような感覚から、(椅子に変身する)草太が生まれた。日々感じていることも材料として入っている」と明かした。会見には1700人を超えるオーディション参加者からヒロインに抜てきされた原菜乃華をはじめ、共演する染谷将太、伊藤沙莉、花瀬琴音、新海作品3度目のタッグとなる野田洋次郎(RADWIMPS)、野田とともに音楽を担当する陣内一真が同席した。

取材・文・写真=内田涼

『すずめの戸締まり』
11月11日(金)公開

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