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約250点の作品でオペラ座と諸芸術との多様なつながりを紹介『パリ・オペラ座−響き合う芸術の殿堂』11月5日より開催

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エドゥアール・マネ《オペラ座の仮装舞踏会》1873年、石橋財団アーティゾン美術館

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フランスを代表する歌劇場、パリ・オペラ座。そのオペラ座の17世紀から現在にいたる歴史をたどる興味深い展覧会が、東京・八重洲のアーティゾン美術館で、11月5日(土)から2023年2月5日(日)まで開催される。

美術ファンには、印象派の画家ドガによるバレエをテーマとした作品の舞台としても馴染み深いパリ・オペラ座が最初に誕生したのは、1669年、太陽王ルイ14世の時代。以後、台本作家や作曲家、美術家、舞台美術家、演奏家、歌手、ダンサー、振付師ら、様々な芸術分野の担い手が協力して舞台をつくりあげてきた。そして現在のパリには、ふたつのオペラ座が存在する。19世紀後半のパリの近代化の一環として建設が始まり、1875年に完成した絢爛豪華なガルニエ宮と、1989年に完成した近代的なバスティーユ歌劇場である。

17世紀から21世紀へといたるオペラ座の歴史をたどる同展は、多くの芸術分野が関わった「総合芸術」という視点から、オペラ座の魅力を紐解くもの。フランス国立図書館の音楽部門から、オペラ座での上演作品を中心としたオペラとバレエ関係の資料が約200点来日するほか、オルセー美術館が所蔵するドガの傑作《バレエの授業》をはじめ、国内外の美術館からオペラ座に関わる作品が結集する。

注目作のひとつは、19世紀後半のパリの近代生活を描き出した巨匠エドゥアール・マネが、パリ・オペラ座を描いた作品だ。アーティゾン美術館は、その1点《オペラ座の仮装舞踏会》を所蔵しているが、今回は同題材の作品がワシントンのナショナル・ギャラリーから来日する。タッチの違う2作品を並べて見比べる楽しみもある。

今回、特に多くの作品や資料が紹介されるのは、豪華なグランド・オペラやロマン主義の影響を受けたロマンティック・バレエが人気を集めた19世紀と、革新的なロシア・バレエ団「バレエ・リュス」が多くの前衛芸術家たちとコラボレーションした20世紀初頭だという。舞台美術や衣装などのデザインにも注目しつつ、その華やかな世界を堪能したい。

パリ・オペラ座ガルニエ宮内観 © Jean-Pierre Delagarde / Opéra national de Paris
フランソワ=ガブリエル・レポール《悪魔のロベール、第5幕第3場の三重唱》1835年、フランス国立図書館  ©Bibliothèque nationale de France
エドガー・ドガ《バレエの授業》1873-76年、オルセー美術館 Photo © RMN-Grand Palais (musée d'Orsay) / Adrien Didierjean / distributed by AMF
レオン・サモイロヴィッチ・バクスト《『シェエラザード』でのイダ・ルビンシュタインの髪飾り》1910年頃、フランス国立図書館 ©Bibliothèque nationale de France
エドゥアール・マネ《オペラ座の仮面舞踏会》1873年、ワシントン、ナショナル・ギャラリー
アルフレッド・エドワード・シャロン《『パ・ド・カトル』を踊るカルロッタ・グリジ、マリー・タリオーニ、ルシル・グラーン、ファニー・チェリート》1845年、兵庫県立芸術文化センター 薄井憲二バレエ・コレクション

【開催概要】
『パリ・オペラ座−響き合う芸術の殿堂』
会期:2022年11月5日(土)〜2023年2月5日(日)
会場:アーティゾン美術館6・5階展示室
時間:10:00~18:00、金曜は20:00まで(入館は閉館の30分前まで)
休館日:月曜(1月9日は開館)、12月28日(水)~1月3日(火)、1月10日(火)
料金:日時指定予約制ウェブ予約チケット1,800円/当日チケット(窓口販売)2,000円
※学生無料(要ウェブ予約)
スペシャルサイト:https://artizon.museum/exhibition_sp/opera/
同時開催:石橋財団コレクション選 特集コーナー展示 Art in Box ーマルセル・デュシャンの《トランクの箱》とその後(4階展示室)

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