アメリカの映画館へ直接映画を配給、新システムCinemaAirLaneの開発がスタート
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CinemaAirLane Inc.を設立した和田有啓。
株式会社Atemoが、アメリカの映画館へ直接映画を配給する新システム「CinemaAirLane」の開発をスタートした。
同社は、映像コンテンツの企画・脚本と製作者をマッチングさせる日本初のサービス「Green-light」を手がけ、「Daughters」「君は永遠にそいつらより若い」などの映画配給事業も行っている。代表取締役の和田有啓は、新たにアメリカ・ロサンゼルスにCinemaAirLane Inc.を設立し、同国の映画館に直接映画を配給できるCinemaAirLaneの開発スタートを発表した。
世界各地に支社を持って配給網を整備している大手作品を除き、映画はその上映権が配給会社に購入されない限り、海外の劇場で上映されることはない。CinemaAirLaneはその商慣習を撤廃し、中間業者である配給会社を通さず映画の権利者が国境を越えて海外での劇場上映を実現できるシステムだ。
CinemaAirLaneのサービス第1段階は、アメリカの映画館での上映をマッチングすること。製作国を問わず世界中の映画がエントリー可能で、英語字幕を持つ映画、もしくは英語を言語とする映画が対象となる。将来的には、世界各国の映画作品と映画館が自由かつ相互に輸出入できるシステム構築を目指す。
CinemaAirLaneは2023年にベータ版のリリースを予定しており、公式サイトでは事前登録を受付中。