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水戸出身の現代美術家・中﨑透の作品世界を展観『中﨑透 フィクション・トラベラー』11月5日より開催

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参考図版:中﨑透《Peach Beach, Summer School》2019 撮影:越後谷出

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ズレをテーマにゆるやかな手法で多様な作品を制作する美術家・中﨑透による、美術館では初の大規模な個展『中﨑透 フィクション・トラベラー』が11月5日(土)〜2023年1月29日(日)、水戸芸術館現代美術ギャラリーで開催される。

言葉やイメージは通常、人々に共通認識をもたらすツールとして使われている。しかし、思い浮かべるものは人それぞれであり、そのズレから誤解や問題も生じやすい。いやいや、そのズレこそ「個」の豊かさだろう、と見方を変えてみせるのが中﨑の興味深いところだ。

野田智子、山城大督(だいすけ)とともにアーティストユニット「Nadegata Instant Party」で主に参加・体験型のアート・プロジェクトを行う一方、ソロでも活動してきた。1976年水戸市で産声をあげた中﨑は、18歳の頃に水戸芸術館の活動に出会ったのち美術家になり、2007年に同市に戻り活動を続けている、生粋の水戸市民でもある。

近年は、空き家など、ある特定の場に関わる人々にインタビューを行い、そこから抽出した言葉をもとに独自の視点で物語を編み直し、その場の歴史や特質にちなんだものなどをインスタレーションする作品を展開してきた。今回は、水戸芸術館にそれぞれ縁のある男女5名にインタビューし、水戸芸術館設立に関わる著書をリサーチしたうえで、水戸と水戸芸術館をめぐる「もうひとつの物語」を浮かび上がらせる。なかには中﨑の両親によるインタビューも含まれ、自伝的な色合いを帯びた多層的な空間となる。

また、初期から「看板」をモチーフとしたシリーズも制作しており、会期の前半は、注文を受けたものの公開制作も行う。後半には完成した集合看板が展示されるというから楽しみだ。

展覧会タイトルの『フィクション・トラベラー』は、中﨑作品の特色でもある虚構と現実のはざまを表し、観客も旅の一員となる。「冗談のような嘘が、時として夢のような現実を生む力になることをきっと信じているんだと思う」と中﨑。イベントも多数あるのでチェックして出かけよう。

中﨑透《color or white》2007 撮影:柳場大
中﨑透「Poolside Snowman」展示風景 2021 撮影:門間友佑
中﨑透《welcome girl》2020 撮影:大谷健二
中﨑透《地雷注意!》2002 撮影:柳場大

【開催概要】
『中﨑透 フィクション・トラベラー』
会期:2022年11月5日(土)〜2023年1月29日(日)
会場:水戸芸術館現代美術ギャラリー
開館時間:10:00〜18:00(入場は閉館の30分前まで)
休館日:月曜(1月9日は開館)、2022年12月27日〜2023年1月3日、1月10日
料金:一般900円
公式サイト:https://www.arttowermito.or.jp/gallery/lineup/article_5186.html

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