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沢田研二と松たか子が恋人から仕事仲間へ「土を喰らう十二ヵ月」本編映像

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「土を喰らう十二ヵ月」新場面写真

沢田研二が主演を務める「土を喰らう十二ヵ月」の本編映像がYouTubeで公開された。

水上勉によるエッセイ「土を喰う日々―わが精進十二ヵ月―」を原案にした本作。人里離れた長野の山荘で実やきのこを採り、畑で育てた野菜を料理して、季節の移ろいを感じながら原稿をしたためる作家ツトムの姿が描かれる。沢田がツトム、松たか子がツトムの担当編集者であり25歳下の恋人・真知子を演じた。

映像には、酒を楽しんでいた真知子とツトムが「原稿は?」という真知子の言葉で、恋人から作家と編集者になる様子が収められた。

監督と脚本を担当した中江裕司は「土を喰う日々」のあとがきにあった「ミセス編集局の女子連に、ひそやかな悦しみをのぞかれ、かくも、よしあしごとを書く始末になった。嗚呼。」という一文を読んで、本作のオリジナルキャラクターである真知子を作り出したという。

また、中江は「水上さんの(ほかの)小説をもう一度読み直して、そこに出てくる女性たちを通じて真知子像を作り上げていきました」と述懐。「(松さんは)素晴らしかったですね、沢田さんはそこにいるだけで役を成立させる役者さんですが、松さんはそういう沢田さんを細かくサポートしてシーンを作り上げてくれた。ただ脇を固めるだけでなく、瞬時に松さんが場の中心になることもある。その切り替えが見事なんです」と振り返った。

「土を喰らう十二ヵ月」は11月11日より東京・新宿ピカデリー、シネスイッチ銀座ほか全国で公開。

※権利元の都合により、場面写真1点を記事初出時より変更いたしました。

(c)2022『土を喰らう十二ヵ月』製作委員会