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幅広い世代、多様なジャンルの作品約105点で美術家たちの豊かな視点や表現力を提示『雰囲気のかたち』開催

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河口龍夫《竹のなかの闇 2015》2015年、作家蔵、撮影:池田ひらく

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うらわ美術館では、2022年11月15日(火)より『雰囲気のかたち―見えないもの、形のないもの、そしてここにあるもの』を開催する。

「見えないもの、形のないもの、そしてここにあるもの」とサブタイトルにあるように、はっきりとは見えないものや不定形なものに、芸術家たちがどのような視線を向け、どう表現しようとしてきたのかを探る展覧会だ。出品作家は、横山大観や菱田春草といった近代日本画の大家から、第二次世界大戦をはさんで活躍した瑛九や牛島憲之、河口龍夫や若林奮をはじめとする現代作家まで、幅広い世代、多様なジャンルの作品約105点を紹介する。

「朦朧体」という描法で大気や光を表現しようとした横山大観らの近代日本画や、大正時代、顔料による写真プリント技術「コロタイプ印刷」により空気感まで表現した西亀久二の写真、また現代作家による驚きの絵画やインスタレーション……。単に、現象としての空気や光を描くのではなく、その場に漂う微妙な空気感や佇まい、生気やオーラ、ムードといった、人間の感情や行動に大きく作用する「雰囲気」を、美術家たちはどのように描き、写し、形づくっていったのか? 目には見えないけれど時代さえ動かすウィルスや情報がより意識されるようになった私たちは、それらをどう受け止めるのか? 筆致や素材の吟味といったことも含めて、ぜひ、美術家たちの感性と創造力に注目しながら考えたい。

また同展では、「見えること」と「見えないこと」の関係性をテーマにしてきたベテラン河口龍夫と、本や文房具に刺繍をほどこした作品などで知られる福田尚代の未発表の新作の発表も。貴重な機会をお見逃しなく。

出品作家:横山大観、菱田春草、中谷芙二子、武内鶴之助、淵上白陽、西亀久二、伊庭靖子、小川芋銭、牛島憲之、瑛九、河口龍夫、若林奮、福田尚代 ほか

横山大観《菜の花歌意》1900年、個人蔵
若林奮《雰囲気》1980-2000年、WAKABAYASHI SUTUDIO蔵、撮影:山本糾
瑛九《春》1959年、うらわ美術館蔵
中谷芙二子《霧の森(国営昭和記念公園・こどもの森、東京)》1992年、作家蔵、写真撮影:小川重雄
西亀久二《どよめく空気》1926年、名古屋市美術館蔵

【開催概要】
『雰囲気のかたち―見えないもの、形のないもの、そしてここにあるもの』
会期:2022年11月15日(火)~2023年1月15日(日) ※会期中展示替えがあり
会場:うらわ美術館
時間:10:00~17:00、金土は20:00(入場は閉館30分前まで)
休館日:月曜(1月9日は開館)、12月27日(火)~1月4日(水)、1月10日(火)
料金:一般830円、大高520円、中小200円
公式サイト:https://www.city.saitama.jp/urawa-art-museum/index.html

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