KAAT×城山羊の会『温暖化の秋 -hot autumn-』舞台写真&山内ケンジのコメントが到着
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KAAT×城山羊の会『温暖化の秋 -hot autumn-』より (撮影:益永葉)
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すべて見るKAAT×城山羊の会『温暖化の秋 -hot autumn-』が、11月13日に神奈川・KAAT神奈川芸術劇場<大スタジオ>で初日を迎えた。
これまで下北沢・三鷹を中心に演劇活動を行ってきた「城山羊の会」は、劇作家・山内ケンジによる演劇プロデュース・ユニット。『温暖化の秋 -hot autumn-』は山内による書き下ろし新作で、人間の本能や欲望を、絶妙なユーモアで描写する大人の会話劇となっている。
出演者は、「城山羊の会」作品のファンで、KAAT神奈川芸術劇場プロデュース『オレステスとピュラデス』(杉原邦生演出)以来、KAAT主催公演に2度目の出演となる趣里をはじめ、山内作品へは3度目の出演となる橋本淳、「城山羊の会」作品になくてはならない役者・岡部たかし、岩谷健司、俳優としても活躍するじろう(シソンヌ)らが名を連ねた。
併せて、作・演出を手がける山内ケンジのコメントが到着した。なお本作は同所で11月27日まで上演される。
■山内ケンジ コメント
感染状況が悪化しており、なかなかの緊張感の中で、無事に初日を迎える事ができました。緊張感、と言ったのは、稽古中からのそれもありますが、この劇の内容についてでもあります。
一昨年からの私の劇作はどれもコロナ禍を扱っていて、今回もマスクをする、しないに拘っているのですが、とはいえ、今思えば、企画の段階の頃、2022 年の秋には、「あの頃の風景」としてマスク題材を振り返ることになるかもしれないな、と思ったりもしました。ところが現在結局こうです。現在進行形の緊張感。
これ以上望むべくもない達者な俳優たちのおかげで、このリアルタイムな緊張と不安を、「その場所」へ行くのか行かないのかという形而下的な会話だけで表現できていると思っています。是非とも一人でも多くの方に観て頂きたいです。そして、観た後も、コンクリートに切り株が点々としているだけの「現在の」日本の風景に思いを馳せてもらえたら幸いです。
撮影:益永葉
<公演情報>
KAAT×城山羊の会『温暖化の秋 -hot autumn-』
11月13日(日)~27日(日) 神奈川・KAAT 神奈川芸術劇場<大スタジオ>
作・演出:山内ケンジ
出演:趣里 橋本淳 岡部たかし 岩谷健司 東野絢香 笠島智 じろう(シソンヌ)
チケット購入リンク:
https://t.pia.jp/pia/event/event.do?eventBundleCd=b2220943
公式サイト:
https://www.kaat.jp/d/ondankanoaki
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