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十三代目市川團十郎白猿、『勧進帳』で通算300回目となる弁慶役を披露

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十三代目市川團十郎白猿 (C)松竹

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市川海老蔵改め十三代目市川團十郎白猿が、11月15日に歌舞伎座で行われた襲名披露公演『十一月吉例顔見世大歌舞伎』の『勧進帳』で通算300回目の弁慶役を勤めた。

『勧進帳』では10代後半から四天王を度々勤め、「弁慶を勤める父(十二世團十郎)、高麗屋(白鸚)のおじさん、天王寺屋(五世中村富十郎)のおじさん、松嶋屋(仁左衛門)のおじさんの呼吸を感じながら生活しました」と本公演に向けた事前インタビューで語っていた團十郎。

弁慶の初演は21歳、市川海老蔵時代の平成11(1999)年1月の浅草公会堂。弁慶について團十郎は「一番大事なのは、義経を守ることです。義経主従が山伏の姿で落ちて行くのは、頼朝側にも知られています。ですから、義経が花道で口にする“いかに弁慶”という台詞は憂いです。武蔵坊弁慶という武勇に長けた男性が、若く優秀な武将である義経に惚れ込んで、命懸けで守ろうとする。それが絶対的なベースにあります。その気持ちは初演以来変わりません」と演じる上で大切にしていることを明かしている。

(C)松竹
(C)松竹

なお『十一月吉例顔見世大歌舞伎』は11月28日まで同所で上演される。

「十一月吉例顔見世大歌舞伎」の詳細はこちら:
https://www.kabuki-bito.jp/theaters/kabukiza/play/769

チケット購入リンク:
https://w.pia.jp/t/kabukiza/

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