左から大泉洋、目黒蓮(Snow Man)
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すべて見る2017年に第157回直木賞を受賞した佐藤正午による同名ベストセラー小説を映画化した『月の満ち欠け』の公開直前イベントが11月21日、本作の撮影場所にもなった老舗映画館・早稲田松竹で行われ、主演の大泉洋、共演した目黒蓮(Snow Man)がサプライズ登壇した。
家庭とともに幸せな日常を送っていたが、不慮の事故で妻の梢と娘の瑠璃を同時に失ったことから日常が一変する小山内堅(大泉)。そんな彼のもとに、三角哲彦(目黒)と名乗る男が訪ねてくる。三角は娘と同じ名前を持ち、自分がかつて愛した「瑠璃」という女性について語り出し、数十年の時を超えた許されざる恋の物語が明かされる。
大泉は自身が演じた役どころに、同じ父親として感情移入したといい、「お父さんが見たら、たまらなくなるはず。うちのスタッフからも『やばかった』とメールが届いた」と周囲の反響を報告。一方、目黒は劇中で大泉と柴咲コウが演じる夫婦について、「お互いの好きなところを言い合うご夫婦は、素敵だなって憧れる」と語った。
この発言に大泉は「まだまだ夫婦に夢を持っている。あんなにのろけないですよ。尻に敷かれたほうがマシ」と目黒の“願望”をピシャリ。また、映画のテーマにちなみ、目黒が「次に会えるってことは当たり前じゃない。“絶対”はないですから、思ったことは言葉にしようと思っている。それはメンバーもそうですけど」とイケメン発言で会場を沸かせると、大泉は「ずいぶん株を上げに来たな」とやっかむ場面もあった。
それでも映画での共演や、プロモーションを通して、すっかり意気投合しているといい「おばあちゃんみたいに穏やか。かわいいですし、一緒にいると次から次へと悪口を言いたくなる」(大泉)、「大泉さんがこれから嘘をつくなって瞬間、顔で分かるようになりました。トークを盛り上げてくださり、毎回助けていただいている」(目黒)。大泉からは「割といいコンビだなって思うし、今後も何かあれば、2人でやっていけたら。ユニット名は“洋ちゃん&めめ”とか」とユニークな提案も飛び出した。イベントには廣木隆一監督が同席した。
取材・文・撮影=内田涼
<作品情報>
『月の満ち欠け』
12月2日(金) 全国公開
公式サイト:
https://movies.shochiku.co.jp/tsuki-michikake/
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