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ナオト・インティライミ 約4年ぶりのフルアルバムと共にアリーナ公演へ その時間、その空間だけのアートを作り出す そういうライブを目指して

音楽

インタビュー

ぴあ

ナオト・インティライミ (Photo:吉田圭子)

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ナオト・インティライミが8作目のオリジナルアルバム『虹色∞オクターブ』をリリース。
約4年ぶりに届けられた本作には、配信シングル「Rule」「何度だってLalala」、百田夏菜子(ももいろクローバーZ)への提供曲のセルフカバー「わかってるのに」など13曲を収録。色彩豊かな音楽性、ポジティブなメッセージが一つになった作品となっている。
12月3日(土)、4日(日) にはアリーナライブ『ナオト・インティライミ@ぴあアリーナMM ティライミワールド カーニバル2022~絶対に見逃せないLIVEがそこにはある~』を開催。10周年イヤーを超え、新たなフィールドへ駆け出したナオトに新作アルバムとアリーナ公演について聞いた。

――8thアルバム『虹色∞オクターブ』がリリースされます。前作『「7」』(2018年)から約4年ぶりのフルアルバムですが、この4年間はナオトさんにとってどんな期間でしたか?

コロナで時間軸が変わってしまった部分がありますからね。ずっと足掻いていたし、必死でやってきて……僕だけじゃないだろうけど、どうしたらいいか攻めあぐねていたところもあったと思います。若い世代は配信、サブスクが当たり前だし、上の世代はCDが軸。自分はその間の世代で、どちらかに大きく舵を切れないでいたというか。

あと、2020年が10周年だったんですよ。当初は2020年にベストアルバムを出して、その後、オリジナルアルバムをリリースする予定だったんですけど、それも1年延びて。制作に関してはまったくスランプはなくて、いつでも曲を作れる状態だったんですけどね。

――アルバムの制作も順調だったんですか?

そうですね! まず曲作りの合宿をやったんですけど、そこで30~40曲くらいデモができて。そのなかから、今、自分が表現したいもの、みなさんに聴いてほしいものをキュッと詰めて。濃度が高いアルバムになったと思います。

――すごい創作意欲ですね。ナオトさんのなかに表現したいこと、歌いことがたっぷりあったというか。

いつでも作れる状態なんですよ、本当に。今もいろんな音楽を聴いていますからね。日本でどういうものが聴かれているのか、アメリカはどうか、カリブは? アフリカは?という感じで。音楽に関してはオタク的なところもあるし、作りたい曲のアイデアは無限にありますね。

――ニューアルバムのタイトル『虹色∞オクターブ』にも“無限大(∞)”が入ってますね。このタイトルの意味は?

まずは“8”という数字ですね。“ラッキー7”は西洋から来たものですけど、日本では古くから“8”がハッピーで特別な数字じゃないですか。“末広がり”もそうだし。音楽家として考えると、ドレミファソラシドの次の音、8番目はオクターブの始まりの音。つまり、これまでのティライミの音楽を総括しつつ、次の音楽の始まりのアルバムでもあるのかな、と。

――なるほど! “虹”については?

虹は音階と同じで、7つの色で構成されていて。もともと自分の音楽はカラフルだし、この4年間のなかでさらにいろんなジャンルが混ざって。それがリスナーの皆さんの日常を彩るものになったらいいなという気持ちもありました。結果、欲張りなタイトルになりましたね(笑)。

――収録曲も本当に色彩豊かで。1曲目の「ピンチ」はロカビリーとジャズが融合した楽曲。いきなり「ピンチ」ではじまるのも面白いなと。

言われてみたら。1回表、いきなりノーアウト満塁みたいな(笑)。まあ、ホントにピンチでしたからね、この4年間は。

――ナオトさん、ピンチに強そうですけどね。

どうだろう……これまで経験してきたピンチが蘇ってきた(笑)。
確かに数々のピンチを乗り越えてきたし、やばいことにブチ当たっても「これには必ず意味がある。大丈夫」と言い聞かせられるようになりましたね。以前は「何で俺ばっかり」みたいに思うこともあったけど、結果的に何とかなってるし、いい方向につながることも多いんですよ。旅人として約70カ国を回った経験も大きいですね。本当にいろんなことがあったけど、自分の選択を肯定できるようになったので。

――先ほども話に出ていましたが、コロナ禍でもいろんなことに挑戦して。

配信ライブもそうですね。TikTokもコロナになってから始めたんですよ。その前はちょっと苦手意識があったというか、“SNSは若い人たちのもの”みたいなところもあったんですけど、実際にやってみたら、いろんな人がティライミの音楽を聴いてくれるようになって。たとえばフェスに出たときも、「私、ティライミのTikTokをフォローしてるんだけど」って、なんとなく見てくれるかもしれない。ステージを見てもらえれば、こっちものなんで(笑)。それもピンチが生んだ大きな財産ですね。

――「You Make My Day」はガットギターの優しい響きが印象的なチルソング。ファンのみなさんへの思いも反映されているそうですね。

はい。2019年に世界デビューさせてもらったんですけど、この年齢でそういう挑戦が出来るのも、応援してくれる皆さんがいてくれるからなので。ただ、コロナになってから「ファンは減ってしまうだろうな」と思っていたんです。僕は良くも悪くも、ライブによってここまでステップを上がってきた。いちばんの持ち味、必殺技が使えなくなったときの絶望感はすごかったし、離れてしまう方もいるだろうなと。でも、実際はそんなことなくて。本当にありがたいなと再認識したし、「You Make My Day」の<一生かけて少しずつ 返していくからね>の歌詞には、みなさんへの思いが込められています。

――80'sのシンセポップを取り入れた「Rule」のサウンドも新鮮でした。これはナオトさんの新機軸では?

そうなんですけど、じつは数年前から存在していた曲なんです。当時は1年の3分の1くらいは海外にいて、いろんな挑戦をしていて。「Rule」はそのときのトレンドを意識して作ったんですけど、「今リリースすると、さすがにビックリしちゃうかもな」と。しばらく寝かしておいたら、日本にも80'sのサウンドが流行ってきたので、さらにコーティングして形にしました。

――ライブでも盛り上がりそうですよね。

これまでの“オマットゥリ”ソングとはちょっと違って、「Rule」にはエモさがあるんですよ。サウンドと世界観によって、グッと来ながら盛り上がってもらえるんじゃないかなと。アリーナでも映えるだろうし、想像以上に大きな曲になると思います。

――12月3日(土)、4日(日) にはアリーナライブ『ナオト・インティライミ@ぴあアリーナMM ティライミワールド カーニバル2022~絶対に見逃せないLIVEがそこにはある~』が開催されます。

アルバム『虹色∞オクターブ』のテーマとも重なるんですけど、これまでの集大成であり、“ここからまた出発する”という意気込みもあって。10周年を締めくくって、新しい世界に向かっていく決意のライブですね。

アリーナ公演は6年ぶりなんですよ。アリーナの規模でしかできない演出があるし、ホール公演とはまったく違うエンターテインメントをお見せしたいな、と。最大の演出はお客さんなんですよ。あの空間をぜひ体感して、高鳴ってほしいです。もちろん、遠くの席の方もしっかり取り込んでいきますし。

――ナオトさんのライブ、“一人も置いていかない”という思いがすごいですからね。

それはずっと心がけてますね。ストリートライブの頃から、止まってくれた人には「誰が好きなの? GLAY? じゃあ、歌うよ」「だから僕の曲も聴いていって」という感じでやってたので(笑)。アリーナライブも同じですね。会場に来てくれた方には、一人一人の物語があって。昨日、すごくイヤなことがあったかもしれない。コロナで大変な思いをした方も多い。全員と話をすることはできないけど、“それぞれの思いでここに来てくれたんだな”というのはずっと意識しているので。「客が盛り上がらなくても、自分たちが最高の演奏をすればそれでいい」という考え方もあるだろうし、それもカッコいいなと思うんですけど、僕は違っていて。どんなにいいパフォーマンスだったとしても、みなさんが楽しく盛り上がれなかったら、それは失敗なんですよ。僕らとお客さんで、その時間、その空間だけのアートを作り出す。そういうライブを目指しているので。

――年齢も性別も超えて、みんなで盛り上がれるライブですね。

それが自分の目指すエンターテインメントですね。何なら1曲も知らなくてもいいし、もちろん一人で来てもらっても大丈夫。10分あればすべてを忘れて楽しめる魔法をかけるので(笑)、ぜひ、ぴあアリーナMMに遊びに来てほしいですね。

Text:森朋之 Photo:吉田圭子

<開催情報>
ナオト・インティライミ@ぴあアリーナMM ティライミワールド カーニバル2022~絶対に見逃せないLIVEがそこにはある~

会場:ぴあアリーナMM
12月3日(土) 開場17:00 / 開演18:00
12月4日(日) 開場15:00 / 開演16:00

【前売料金】
指定席:8,000円(税込)
ファミリー席(着席指定):8,000円(税込)
かぶりつきンティライミ指定席(オリジナル特典付):13,000円(税込)
※かぶりつきンティライミ指定席はW会員限定先行のみの受付

チケット購入リンク:
https://w.pia.jp/t/naoto-piamm/

イベント特設サイト:
https://www.nananaoto.com/2022_twc/

<リリース情報>
ナオト・インティライミ 8thアルバム『虹色∞オクターブ』

11月30日(水) リリース

●ファンクラブ盤(CD+Blu-ray / エンジンオフィシャルストア限定商品):8,778円(税込)
※期間限定完全予約限定商品
※現在第3回ファンクラブ盤受注受付中
第3回ファンクラブ盤受注期間:11月28日(月) 21:00~12月31日(土) 23:59

●通常盤(CDのみ):3,300円(税込)

【CD収録内容】※全形態共通
1. ピンチ
2. You Make My Day
3. Rule
4. たいせつな
5. 何度だってLalala
6. オモワクドオリ
7. Sunny Christmas
8. まんげつの夜
9. The Day
10. あらら れれれ るるりら
11. Tokyo Summer
12. マリーポーサ~羽ばたく未来へ~
13. わかってるのに

【Blu-ray収録内容】※ファンクラブ盤のみ
■『全国LIVEキャラバン2022-春-!ホップ・ステップ・スプリング!みんな引き連れ、おまっとぅり!!』(6月24日ツアーファイナル公演LINE CUBE SHIBUYA(渋谷公会堂)より)
・Adventure
・Ole!
・Hello
・ありったけのLove Song
・いつかきっと
・ため息インジケーター
・Start To Rain
・オモワクドオリ
・桜小町
・Sunday
・365
・恋する季節
・ナイテタッテ
・風マカセ
・Ballooooon!!
・The World is ours!
・Brave
・愛してた
・カーニバる↑?

ナオト・インティライミ『虹色∞オクターブ』全曲紹介

関連リンク

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