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YouTubeで聴ける芸人の音楽100曲

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「YouTubeで聴ける芸人の音楽100曲」

お笑いと音楽の親和性は高い。ビートたけし、タモリ、明石家さんま、とんねるず、ダウンタウン、ウッチャンナンチャンら錚々たる面々が楽曲をリリースしており、芸人の歌うヒット曲が多数生まれてきた。

芸人関連の曲はCDやレコードとしてリリースされたものだけではない。YouTubeでは、作曲が得意な芸人のオリジナル曲、ネタから生まれた曲、チャンネルの企画として制作された曲など個性豊かな作品が日々アップされている。このコラムでは「CD化されていない」「所属事務所以外のメジャーレーベルから配信されていない」 「YouTubeで公式音源を聴ける」「歌ネタではなく楽曲として扱われている」 という4点を満たす芸人関連の曲を集めてみたので、ぜひお気に入りの曲を発見してほしい。

文 / 塚越嵩大

01.あぁ~しらき「悲鳴 ~ホームスイートホーム~」

あぁ~しらきがホラーゲーム「OUTLAST」の実況中に発した悲鳴を曲にしたもの。彼女のホラーゲーム配信はその過剰な怖がりぶりでコアなファンを持つ。

02.アイドル鳥越「とりちゃん通」

アイドルとしても活動しているピン芸人・アイドル鳥越の人気曲。振付には彼女のギャグ「らぶぅ~」も取り入れられている。なお同楽曲は2021年8月に配信リリースされたアイドル鳥越のベストアルバム「とりちゃんBEST」に収録。

03.あいなぷぅ「パンパンパパパーン★」

パーパーあいなぷぅがYouTubeチャンネル「あいなぷぅちゃんねる」の一発目の動画として公開したオリジナル曲。あいなぷぅが作詞、Groovy Rubbishが作曲を担当しており、「私だって私だって歌を歌いたいの!」というあいなぷぅが歌詞作りや押韻にチャレンジするという内容だ。MVは「ザクセス」代表の栗原国家権力が4Kカメラを使って制作した。

04.アイロンヘッド「旗上げ」

アイロンヘッドの歌ネタ「旗揚げ」を楽曲化したもの。ピアニストの父を持つ辻井が「赤あげて」「白あげて」というおなじみのフレーズをメロディアスにアレンジした。辻井はほかにもさまざまな楽曲を制作している。

05.茜250cc善家「RESTART」

よしもと漫才劇場を拠点に活動するコンビ・茜250ccの善家カズマサはラップ、作曲、DJが特技。「RESTART」はビートメイカー・SiilyBoyのトラックに善家がラップを乗せた楽曲で、彼のラップスキルやヒップホップへの愛が感じられる仕上がりだ。

06.ういんたぁ~す「夏も冬も」

YouTubeチャンネル「さまぁ~ずチャンネル」で企画された、さまぁ~ずとふかわりょうの楽曲制作プロジェクトから生まれた作品。ROCKETMAN名義で音楽活動をしているふかわのトラックに、さまぁ~ずとふかわのポエトリーリーディングが乗せられ、サビでは3人のきれいな歌声を楽しめる。

07.ウルトラズ「あいがあう」

ジャルジャルのコント「ウルフルズに影響されている奴」」から誕生したウルトラズは、明らかにウルフルズから影響を受けていそうだが、それを頑なに認めないバンド。メンバーはトースター松林(ジャルジャル福徳)、ホンコン・チュニジア(アイロンヘッド辻井)、ジッパー・ジャンパー(クロスバー直撃・渡邊)の3人で、西脇P(ジャルジャル後藤)がプロデュースを務めている。「あいがあう」は、ウルトラズが初めてウルフルズからの影響を受けずに制作した楽曲だという。

08.エイトブリッジ「東京シャワー」

エイトブリッジ別府の「歌を出したい」という叶えるために制作された楽曲。別府自ら手がけた歌詞は、故郷・大分県から夢を抱いて上京した自身のことを綴った内容で、作曲はシンガーソングライター・ぼっちぼろまるが担当した。

09.Aマッソ「テイとテイション」

「ポンキッキーズでありそうな歌」をコンセプトに作られた一曲。シンセポップ系の明るいトラックとAマッソならではの独特な言語感覚が融合し、不思議な雰囲気を放っている。

10.Everybody「Open the Curtain,SEXY!!」

軽快な音楽と英語のフレーズが印象的なネタでおなじみのEverybody。「Open the Curtain,SEXY!!」はカーテンの向こう側からの誘惑をテーマにした楽曲で、2人のノリノリなラップを堪能できる。タクトOK!!が作詞作曲、Yohji Igarashiが編曲を担当した。

11.大鶴肥満「恋」

グータン森山のYouTubeチャンネルで誕生した楽曲。芸人が真剣に書いた歌詞を森山のギターに合わせて歌うという企画で、ママタルト大鶴肥満は本気のラブソングを制作した。彼は歌の中で過去の体験談を曝け出し、自らを「恋愛赤ちゃん」と言い切っている。

12.OKARAKO「ペットボトルキャップ」

OKARAKOは、岡田康太と女優・瑞生桜子によるフォークデュオ。2人の第1弾シングル「ペットボトルキャップ」は淡い恋心を歌った楽曲で、岡田が作詞、モテギスミスが作曲を担当した。

13.尾崎豆「かすみ」

「かすみ」は、尾崎豊の替え歌ネタで知られる尾崎豆が作詞したオリジナル曲。実話をもとにしたラブソングで、気分屋の女の子“かすみ”について歌われている。

14.オズワルド畠中×素敵じゃないか柏木×ナミダバシ太朗「今の世の中を生きにくい方が…」

コロナ禍の外出自粛期間にギターを始め、作詞作曲の才能を開花させたオズワルド畠中。「今の世の中を生きにくい方が…」は、彼とルームシェアをしている素敵じゃないか柏木、ナミダバシ太朗(現・太鵬太朗)の3人が吉本興業のWebマガジン「月刊芸人」のために制作した曲だ。畠中が作詞、柏木が編詞、太朗が作曲を務めている。

15.COWCOW「コーラほしい?」

「あたりまえ体操」「アイアンメイシン」など、キャッチーな歌ネタを数多く生み出してきたCOWCOW。「コーラほしい?」は、「○○ほしい?」というフレーズから始まるやり取りを軽快なリズムに乗せた楽曲で、シンプルながら中毒性がある。

16.ガクヅケ木田「後輩君」

ラップを得意としており、「フリースタイルティーチャー」(テレビ朝日)での活躍も記憶に新しいガクヅケ木田。「後輩君」は彼が自身の初恋をラップで表現した楽曲で、音楽家・入江陽からは「完全に天才。言葉の力がすごい」と絶賛されている。

17.カニササレアヤコ「オリジナル曲(無題)」

雅楽を取り入れたネタで「R-1ぐらんぷり2018」ファイナリストとなったカニササレアヤコがピアノと笙で奏でたオリジナル曲。笙の美しい音色を堪能できるヒーリングミュージックのような作品だ。

18.かにゃ「マジックカット侍」

歌ネタやモノマネを得意とするかにゃ。ビンオが作曲した「マジックカット侍」はタイトルの通り、マジックカットのような性質を持った不思議な侍のことを歌っている。

19.如月マロン「イチゴのショートケーキ」

ジェラードンかみちぃがコント「握手会」で演じている如月マロンは「永遠の15歳、でも本当は35歳」「私のほうがもっとかわいいもんね! べーだ!」などのフレーズでおなじみのアイドル。「イチゴのショートケーキ」はマロンのキュートな魅力を全面に押し出したアイドルらしい曲で、彼女の熱狂的ファン“ごろうさん”が合いの手を入れている。

20.King Boy「だからなに?(REMIX)」

King Boyは、コンビ・アケガラスのKINGのアーティスト名義。「だからなに?(REMIX)」は、ラップを得意とするKINGが神奈川県・川崎で育った自身の境遇をリリックに落とし込んだヒップホップの王道といえる一曲だ。

21.九城伸明「ピエロンリー」

「キングオブコント2014」の決勝でチョコレートプラネットが披露したカラオケネタに登場する楽曲。ネタ中で作詞作曲・唄を務めている九城伸明は、「女」と書いて「愛しい天使はもういない」と読ませる独特かつ強引なあて字が特徴だ。

22.Groovy Rubbish feat.吉住セカンドレディ「どっきん!」

Groovy Rubbishがプロダクション人力舎のお笑いライブ「どっきん!」のプロモーションソングとして制作したもの。ゲストボーカルの吉住がサビで力強い歌声を披露している。

23.けつ~ず「NAZE?」

けつ~ずはダンサブルの変名ユニット。「NAZE?」は「学校のトイレでなぜ“大”をしてはいけないのか」という疑問について歌った楽曲で、ミュージックビデオでは2人の“尻芸”も楽しめる。

24.高円寺WALKAH「Nothing But」

高円寺に住んでいたヒップホップ好きの芸人、空気階段・鈴木もぐら、そいつどいつ・市川刺身、八巻五右衛門、かわの傘いらない、なんぶ、DJ関陽介により結成された高円寺WALKAH。「Nothing But」では、芸人らしからぬタイトなマイクリレーを繰り広げている。

25.Kota Nakayama & Kazunobu Kubota「Pellicule」

プライベートでも親交の深い中山功太ととろサーモン久保田がポエトリーリーディングに挑戦した楽曲。中山が久保田に抱くリスペクトと劣等感、そして若手時代の思い出が素直に描かれた感動的な仕上がりになっている。

26.五次元のシャボン玉「アンコール」

爆ノ介とかんざきによるユニット・五次元のシャボン玉が「歌ネタ王決定戦2020」で披露したネタから生まれた楽曲。令和喜多みな実・野村がベース、ダブルアート真べぇがドラム、ラニーノーズがギター、爛々・萌々がトランペットで参加している。

27.こじらせハスキー「Pleasant morning」

用意された音源に自作の歌詞を乗せる音楽コンテスト「AHAオーラルソングコンテスト」応募用にこじらせハスキーが作った曲。会社の同僚からまさかの言葉を投げかけられた女性の心境が歌われている。

28.コマンダンテ「まるいもの」

2021年12月に開催されたコマンダンテの単独ライブ「To.Can.Me.Dan」で披露された1ボケのために制作された楽曲。音楽ユニット・夕食ホットの菊地裕が作曲、コマンダンテ石井が作詞を担当した。ボーカルを務めているのはコマンダンテ安田で、彼の優しい歌声を楽しめる。

29.紺野ぶるま「TimTim PomPom」

DJ MASTERKEYとJUN(クリフエッジ)が出演するYouTubeチャンネル「東京電視 -TOKYO DENSHI-」の企画で誕生した紺野ぶるまのテーマソング。DJ MASTERKEYとJUNが紺野の人となりを掘り下げて、曲を制作した。後半にはおなじみの「ちんこなぞかけ」も登場する。

30.ザ・たっち「やきとり!大好きっ!!」

焼き鳥の移動販売を行う「やきとり竜鳳」のイメージキャラクターを務めていたザ・たっちが歌う同店のオリジナルソング。2人が焼き鳥を題材にしたラップやダンスに挑戦した。

31.佐久間一行「元気のうた」

佐久間一行が自ら作詞作曲。「元気があれば今日もがんばれる」というストレートなメッセージを楽しげなトラックに乗せて伝える楽曲で、彼は「元気が出るコントを考えていたところ、なかなか形にならず、いっそのことストレートに歌にしようというところから生まれました」と制作秘話を明かしている。合間のあるあるネタにも注目を。

32.サバンナ八木・八木家ファミリー「パナキ!」

「パナキ」は、サバンナ八木が持つギャグの1つ。八木はどんな言葉を指定されても、1人でしりとりをして最終的に「パナキ」に繋げることを得意としている。楽曲「パナキ!」は、八木と彼の家族によるYouTubeチャンネル「サバンナ八木・八木家ファミリーチャンネル」から誕生した“ギャグソング”。

33.J-Gods「HARAETAMAE KIYOMETAMAE」

日本エレキテル連合扮するラップユニット・J-Gods。「HARAETAMAE KIYOMETAMAE」は単独ライブのネタ中に披露された楽曲だが、その完成度の高さから、公演を鑑賞した爆笑問題・田中や能町みね子といった著名人から絶賛されていた。トラックはDJ ISO(MELLOW YELLOW、アスタラビスタ)と音楽プロデューサーの涌井啓一によるユニット・I.W.C.Gが手がけている。

34.ZiDol「似非デレラ」

ZiDolはkento fukayaプロデュースの芸人ユニットで、スーズ高見、マユリカ中谷、ニッポンの社長・ケツ、紅しょうが稲田、男性ブランコ浦井の5人組。デビュー曲「似非デレラ」のミュージックビデオでは5人が特訓したダンスを披露している。

35.シャッフル男爵「ドッグダック」

オジンオズボーン篠宮扮するシャッフル男爵の代表的な歌ネタ「ドッグダック」がミュージックビデオに。本人曰く「笑ってくれる人はお腹を抱えて笑ってくれて笑わない人は頬一つピクリともしない」という。

36.しゅーじまん「Standby」

三四郎・相田が自身のYouTubeチャンネル「しゅーじまんチャンネル」で発表した楽曲。「オリジナルソングを歌いたい」との思いから作曲に挑戦し、1時間のボイストレーニングも受けた。相田が甘い声で歌い上げる「特別じゃないとわかっているけれど、光に背を向け逃げるつもりもない」「風が吹けば高く飛ぶから今はここにいさせてよ」というメッセージが印象的だ。

37.ジュースごくごく倶楽部「井上さん」

ジュースごくごく倶楽部は、辻クラシック(ニッポンの社長・辻)、堂前タオル(ロングコートダディ堂前)、ポイズン反町(シカゴ実業・山本プロ野球)、ジンジャーエール阪本(マユリカ阪本)、あたし(滝音さすけ)、愛コーラ(ムームー大陸・山崎おしるこ)による6人組バンド。「井上さん」は王道のロックサウンドに、10代男子の脳内を描いた歌詞を乗せたナンバーだ。

38.新作のハーモニカ「飲み会コール」

酒の席での“コール”を題材にした新作のハーモニカの漫才から生まれた楽曲。「フリースタイルダンジョン」でも活躍している溝上たんぼのタイトなラップを楽しめる。トラックはStereo Magicが制作した。

39.すゑひろがりず「雅ーMIYABI-」

90年代を思わせるレイドバックしたトラックに鼓の音や狂言を取り入れた1曲。みなみのしま時代から披露している伝統芸能風ラッパーのネタがもとになっている。「チェケ ひいふうみい」から始まる狂言風のリリックにも注目だ。

40.粗品「お前の事誰が好きなん?」

粗品のキラーフレーズ「お前の事誰が好きなん?」をモチーフにしたダンスミュージック。ハードな四つ打ちが印象的なトラックは粗品が自ら制作している。

41.ターリーターキー「私のいきかた」

ターリーターキーの第1回単独公演「ターメリック」の幕間映像として披露された、自転車撤去を題材にした楽曲。彼女たちのコント「自転車撤去」と連動しているので、併せて楽しもう。

42.ダイアン「二人の間」

尾崎世界観(クリープハイプ)がダイアンのために書き下ろした楽曲。ダイアンの醸し出す“間”や雰囲気がそのまま歌詞に落とし込まれている。なおクリープハイプのアルバム「夜にしがみついて、朝で溶かして」には尾崎世界観のセルフカバーが収録された。

43.TAIGA「お前誰だよロックンロール」

TAIGAが「R-1ぐらんぷり2014」の決勝に進出した際にも披露した代表作「お前誰だよロックンロール」を楽曲化。絶妙なタイミングで挟み込まれる「お前誰だよ」というツッコミが癖になる仕上がりだ。

44.竹森巧「ちゃぷちゃぷ」

作詞作曲を得意とするアップダウン竹森が作った作品で、彼が自身の幼少期をイメージして制作した。引っ込み思案の少年と雨の妖精ちゃぷちゃぷの出会いが描かれている。

45.ダンビラムーチョ「なみだのあとに」

もともとはYouTubeの動画「高校野球地方予選でCMに入る時に流れる地元シンガーが歌う謎テーマ曲」にワンフレーズだけ登場する架空の曲だったが、視聴者の人気が高かったため、正式に楽曲を制作。歌詞には視聴者コメントで寄せられたアイデアも取り入れられており、作曲はトニーフランクが担当した。

46.チーチーカーカー!「いみちょーだい!」

チーチーカーカー!は、キャン×キャンゆっきーのアーティスト名義。沖縄の伝統的な方言「しまくとぅば」の消滅を止めることを目的とした“沖縄方言伝承アーティスト”だ。デビュー曲「いみちょーだい!」では作詞作曲に挑戦している。

47.チェリー大作戦・宗安「またね」

コロナウイルスの感染が拡大する中、卒業式が延期や中止になった学生のためにチェリー大作戦・宗安が制作。彼の優しい歌声とアコースティックギターの音色が心に染みる一曲だ。

48.チカトプライド「歌舞伎ディフェンス」

数々のリズムネタを生み出し、「おもしろ荘」にも出演したチカトプライド。「歌舞伎ディフェンス」は歌舞伎とバスケットボールという交わることがほぼなかった2つの要素を融合させた奇妙な作品に仕上がっている。

49.チャンヤ「聖霊」

エンヤに憧れているというチャンス大城が、そのリスペクトの思いを素直に表現した楽曲。小川のせせらぎとチャンス大城の美声は、本家エンヤと同様に癒し効果をもたらしてくれそうだ。

50.DBGstars「DBSTAR VISION」

R藤本やアイデンティティといった“DB芸人”が各自のキャラクターになりきってラップを披露する。元ネタは「フリースタイルダンジョン」(テレビ朝日)から生まれた楽曲「MONSTER VISION」。

51.ディープフライデー「縄を焼く」

ワタナベコメディスクール33期生のディープフライデーは音楽活動も行っているピン芸人。彼のYouTubeチャンネルには多数の自作曲がアップされている。「縄を焼く」は骨太なビートと浮遊感が同居したアーバンチックな楽曲だ。

52.デッカチャン「楽しい約束」

DJとしても活動しているデッカチャンが歌うオリジナル曲。ネガティブなときも「楽しい約束」があれば明るい気持ちになれるというメッセージを込めたポジティブな歌詞になっている。

53.天才ピアニスト「夜勤明けの歌」

YouTubeチャンネルに投稿している「看護師あるある」の動画が絶大な人気を誇っている天才ピアニスト。「夜勤明けの歌」はそんなあるあるが詰まった“看護師応援ソング”だ。作曲は彼女たちの後輩・河野菜摘が担当している。

54.東京ゆみ子とザ・パールミーゴ「私ったら困ってます」

ホロッコこまりがムード歌謡歌手・東京ゆみ子になりきるネタで歌われる、日常のあるあるを取り入れた楽曲。「ダウンタウンのガキの使いやあらへんで!」(日本テレビ系)や「ぴったり にちようチャップリン」(テレビ東京系)で披露されて話題となった。

55.土佐兄弟「ネクスト トレイン」

駆け込み乗車撲滅を目的に制作された作品。当初は土佐兄弟とは別人格の謎の2人組・おぐりんによる楽曲として発表されたが、その設定は「面倒くさいのでやめ」となり、現在は土佐兄弟の曲として公開されている。

56.ドドん「BONNOU~煩悩~」

仏教を取り入れたネタでおなじみのドドんらしい、煩悩について歌った楽曲。「煩悩を打ち消すポーズ」を取り入れた振付にも注目だ。なおドドんは“坊主バンド”のTHE 南無ズのメンバーとしても活動している。

57.トニーフランク、ZAZY「恋心」

トニーフランクが作曲、ZAZYが作詞を担当。トニーフランクの哀愁漂うメロディとZAZYのカオスなワードセンスが融合し、不思議な魅力を放っている。

58.トンツカタン菅原「スガワラのサンバ」

芸人による音楽の中では珍しいサンバ。2019年に実施されたイベント「トンツカタン菅原ディナーショー」の一曲目として披露された。作曲はDTMを得意とするピン芸人・くぼゆうきが担当している。

59.中川家「中川家ブルース~地下鉄御堂筋線~」

「中津行きに乗って遅刻した」といった関西人なら思わずうなずく大阪・地下鉄御堂筋線あるあるや中川家の目線ならではの小ネタを盛り込んだ1曲。鉄道好きとして知られる中川家が自身の単独ライブの“遊び”として制作し、「中川家&コント」(BSフジ)でオンエアされると大きな反響があった。

60.なかやまきんに君「ザ☆マッソーサイズ」

なかやまきんに君らしく筋トレについて歌ったダンスナンバー。もちろん「新語・流行語大賞」にノミネートされた「ヤー!」「パワー!」も登場する。

61.流れ星☆ちゅうえい「チ”ュ”エ”」

そのカオスぶりで話題になった動画、バーバパパ「ウ”ィ”エ”」をオマージュした楽曲。ほぼ「チ”ュ”エ”」というフレーズだけで構成されている。

62.なすなかにし中西「N.U.C」

なすなかにし中西が自ら作詞作曲を務めた疾走感あふれる弾き語りソング。「N .U .C」というタイトルはある芸人の名前からとったもので、その意味は歌の中盤で明らかになる。

63.奈良原「彼女が欲しい」

ピン芸人・奈良原が、彼女が欲しいあまり自費制作した楽曲。彼は「彼女が欲しい」という思いを原動力に、自宅に全自動麻雀卓やスロットの実機を導入したり、LINEスタンプやデジタル写真集を制作したり、公式プロフィールの特技を「高身長を生かしたバックハグ」にしたり、ばんえい競馬のレース「芸人奈良原の彼女募集記念」を協賛で開催したりしている。

64.南原清隆「ナカメグロワルツ」

南原清隆が作詞作曲したワルツ調のナンバー。こぶしの効いたハスキーな歌声を存分に堪能しよう。南原は自身のトークライブ「ナンチャンお気楽ライブ」でもオリジナル曲を披露している。

65.ニック&ぶらっくさむらい「超外人でごめんね」

「超オタクでごめんね」「超エロでごめんね」「超ケチでごめんね」といったさまざまなパロディも注目されたJP THE WAVYの「Cho Wavy De Gomenne」。ニックとぶらっくさむらいの「超外人でごめんね」もそんなパロディの1つで、来日した外国人の目線で書かれたリリックがユーモラスだ。

66.ニッポンの社長ケツ「私上手く笑えなくて」

ギター弾き語りが得意なニッポンの社長ケツのオリジナルソング。大阪駅付近の歩道橋で撮影されたやや画質が粗いバージョンの動画が2014年にアップされ、曲のキャッチーさからじわじわと視聴回数を伸ばしていたが、2021年に「無観客ソロLIVE」と題した高画質の動画がアップされ、一部のファンを歓喜させた。

67.にぼしいわし・にぼし「河内音頭・2」

単独ライブに使用する音楽やアートワークを自分たちで手がけることでおなじみのにぼしいわし。「河内音頭・2」は、河内音頭に中華の要素を加えた不思議なインスト曲に仕上がっている。

68.ネイチャーバーガー笹本はやて「お笑い芸人になる」

ヒップホップ好きのネイチャーバーガー笹本によるラップ曲。学生時代に漠然と抱いていた「お笑い芸人になりたい」という思いを現実のものにしていく過程を描いた、笹本のルーツを表現した作品だ。

69.ネイチャーバーガー笹本feat.オッパショ石「洗礼」

ネイチャーバーガー笹本とオッパショ石のコラボ曲。芸人になってから受けた洗礼、自らの失敗談、スベったときの心境などがリリックに昇華されている。

70.ねづっち「謎かけよりも巨人と相撲」

ねづっちのライブ「ねづっちのイロイロしてみる60分」のテーマソング。彼がダンディな歌声を披露しつつ、中盤では得意のなぞかけで畳みかける。

71.脳みそ夫「ASUKA DRIFT FREESTYLE」

脳みそ夫扮するキャラクター・聖徳太子がBAD HOP「Kawasaki Drift」のパロディに挑戦した楽曲。「馬小屋生まれ BUKKYO育ち」「冠位高い奴 だいたい貴族」など、ヒップホップの名リリックを飛鳥時代仕様にアレンジしている。

72.パーマ大佐×中村愛「男と女の空回り」

男女の思考回路の違いを歌ったデュエット曲。音楽一家で育ったパーマ大佐が作曲を担当した。彼と中村愛はデュエット曲の第2弾「男と女の騙し合い」も発表している。

73.ハギノリザードマン「『ハギーマンの地獄キッチン飯』OP曲」

ハギノリザードマンのツイキャス番組「ハギノリザードマンのかっ飛びランド」のオープニング曲として彼自身が制作した怪しい雰囲気漂う一曲。本人曰く「音楽知識の乏しい素人が作った、まさに地獄のようなBGM」だという。

74.畠中悠「一人でいい」

コロナ禍で作詞作曲の才能を開花させたオズワルド畠中の弾き語り曲。毎日を懸命に生きる人々を肯定するような温かい歌詞が、1970年代のフォークソングブームを思わせる哀愁漂うメロディに乗せられている。

75.8月19日のノイズ「亡霊のくせにボーイッシュ」

「8月19日のノイズ」はバイク川崎バイクが音楽活動をするときの名義。単独ライブ「バイク単独バイク~亡霊のくせにボーイッシュ~」のために制作された「亡霊のくせにボーイッシュ」は、ピアノの音が印象的なロックチューンだ。バレエエンタテインメントユニット・ColorpointeのAriがゲストボーカルを務めている。

76.ハンバーグ師匠「ハンバーグ」

スピードワゴン井戸田が、長年の付き合いがある古坂大魔王に楽曲のプロデュースを依頼し、完成させた楽曲。ハンバーグ師匠の持ちネタと古坂のダンスミュージックを融合させた内容で、古坂はミュージックビデオも制作した。

77.Vitamin Bomb「Weapon」

Vitamin Bombは、新作のハーモニカとオッパショ石がK-PROライブ「マジマゼドリームマッチ2021」をきっかけに組んだヒップホップユニット。普段はビートボックスに専念することが多い新作のハーモニカ藤田もラップを披露している。

78.フォーリンラブ・バービー「Ya Jatuh cinta」

フォーリンラブ・バービーは自身のYouTubeチャンネルで「インドネシア歌姫計画」と題したプロジェクトを展開している。彼女がインドネシアで歌姫になることを目標に制作した「Ya Jatuh cinta」は、インドネシア旅行を楽しむ女性が、相乗りタクシーで出会った現地の男性に恋をする様子を描いた楽曲。インドネシアの音楽プロデューサー・Ressa Herlambangがアレンジを担当しており、同国でポピュラーな音楽ジャンル・ダンドゥットのリズムが用いられている。

79.ぺこぱ松陰寺「KIZARI浜辺」

昔から音楽制作を行っており、2016年には自主制作CD「KAZE」を発表したぺこぱ松陰寺。「KIZARI浜辺」は「KAZE」の収録曲で、夏らしい陽気なリズムに合わせて松陰寺のキザなセリフを堪能できる。

80.ペレ草田「ONLY LONELY」

布袋寅泰のモノマネでおなじみのペレ草田が「もしも布袋寅泰が新曲を作ったら」というテーマで制作したオリジナル曲。なお彼は「歌ネタ王決定戦2017」準決勝で、この「ONLY LONELY」をシンプルに歌うだけの思い切ったネタを披露していた。

81.ヘンダーソン「思いのままに~円陣~」

ヘンダーソンのリズムネタ「円陣」を楽曲にしたもの。部活に打ち込む学生の円陣が徐々に曲になっていくという構成で、韻を散りばめたラップパートと感動的なメロディのサビはライブでも盛り上がりそうだ。

82.Ho-Say「看板のピン」

Ho-Sayは月亭方正が音楽活動を行うときの名義。作曲を得意としており「ダウンタウンのガキの使いやあらへんで!」(日本テレビ系)の企画内ではダウンタウンやココリコへの楽曲提供を行っていた彼が落語と音楽の融合を試みたのが「看板のピン」だ。古典落語の演目「看板のピン」に方正がオリジナルの詞を加えて仕上げており、ゲストとしてラッパーのサッコン(韻シスト)とMC MIRI(我儘ラキア)が参加した。

83.ポール「中二病」

フェス出場とCDデビューが夢だというサンタモニカのポールが制作した疾走感あふれるロックチューン。「僕が僕のことを歌ってる曲なので、完全に僕の歌」だという。後半の“魂のギターソロ”にも注目を。

84.PONEY & ヤマゲン from ネコニスズ「千客万来」

「フリースタイルティーチャー」(テレビ朝日)の「芸人ラッパー ニューカマートーナメント」で優勝したネコニスズ・ヤマゲン。彼がラップの指導を受けたPONEYと共に制作したのが「千客万来」だ。山梨のラップシーンの代表格・PONEYと芸人とは思えないラップスキルを持つヤマゲンの掛け合いが心地よい一曲だ。

85.街裏ぴんく「陸スノボー雪スケボー」

「陸スノボー雪スケボー」というフレーズが耳に残るダンスミュージック。街裏ぴんくは奥森皐月とのユニット「さっぴ&ぴっぴ」として「マジウゲランニャマ~」と題した曲も発表している。

86.見取り図・盛山「ショーバン」

MCバトルイベント「口達者」のオーガナイザーを務め、NSCではラップの授業を展開していた見取り図・盛山が「J-RAPの研究を重ねてできた至高の作品」と豪語する本格ラップ曲。笑いどころも交えつつ、不格好ながらストレートな愛の気持ちが込められたリリックに注目だ。

87.Mells「Christmas noon」

MC POKO(トンツカタン森本)とMC DON(ザ・マミィ酒井)によるラップユニット・Mells。彼らが昼のクリスマスを表現した「Christmas noon」はいわゆるクリスマスナンバーのしっとりとしたイメージを覆すポップでポジティブなナンバーだ。PARKGOLFがプロデュースを担当している。

88.メルヘン総長「キラキラ☆とうきょうタワー」

メルヘン総長が自ら作詞作曲を務め、大好きな東京タワーについて歌った曲。全体的には明るい雰囲気だが、ところどころに使われているマイナーコードが効果的に機能しており、“泣きメロ”的な側面も持ち合わせた味わい深い一曲だ。

89.もりせいじゅ「マンホールの上はダンスホール」

「ぐるナイ!おもしろ荘 若手にチャンスを頂戴今年も誰か売れてSP」(日本テレビ系)で披露したリズムネタ「足元にお手元」で衝撃を与えたもりせいじゅ。彼はほかにもさまざまな楽曲を制作している。「マンホールの上はダンスホール」は彼の言葉遊びをEDMに乗せた作品で、TikTokでも人気が高い。

90.やす子「今日の晩ごはん」

ギター初心者だというやす子が作詞作曲に挑戦した弾き語りナンバー。かわいらしい声で歌われる「どうしようかな今日の晩ごはん」にほっこりできる癒し系の作品だ。

91.YAHATA KAORU ORCHESTRA「PACIFIC」

DTMが趣味の八幡カオルがYellow Magic Orchestra(YMO)風の曲を目指して制作。軽快なリズムと少し懐かしい雰囲気のシンセサウンドが初期YMOを彷彿とさせる。

92.ヤンシー&マリコンヌ「リンボ~!!」

ヤンシー&マリコンヌの代表的なネタを楽曲化。ヤンシー(松浦真也)の確かなギターテクや、マリコンヌ(森田まりこ)がリンボーダンスにチャレンジする際の畳みかけるようなリズムは必聴だ。

93.ラブリーツインズ「Impossible love」

ウエストランド井口とパーパーあいなぷぅによるユニット・ラブリーツインズ。2人のデビュー曲「Impossible love」は、「ウエストランドのぶちラジ!」の大ファンであるラッパー・SLOTHが作詞作曲を手がけたデュエット曲で、すれ違う男女の切ない恋心が描かれている。

94.ラブレターズ「西岡中学校」

ラブレターズのネタ「西岡中学校」で登場する、ラップが印象的な校歌。当初はポエトリーリーディングのようなラップをしていたが、ライブでスベったため、盛り上げ重視のラップに修正し、「キングオブコント2011」の決勝戦まで勝ち進んだという。

95.らりるRIE「イン・ザ・ディープネス」

滝沢カレンのモノマネでおなじみのピン芸人・らりるRIEがボーカルを務めた四つ打ちクラブミュージック。トラックはYouTubeチャンネル「う山TV・バラエティ」のう山雄一氏が制作している。

96.RYO TAKAKURA「Beach Queen」

三拍子・高倉がアイドルになりきって歌う、爽やかなメロディの夏ソング。彼がビキニ姿で海辺を走り回るミュージックビデオは多くのお笑いファンに衝撃を与えた。

97.冷蔵庫マン「冷えて中野通り」

チャンス大城のお墨付き地下芸人・冷蔵庫マンが哀愁漂う本格ムード歌謡に挑戦した楽曲。「私、冷えてます」という彼の芸風を反映させた歌詞がインパクト抜群な内容に仕上がっている。

98.ロッソ・ビ・アンコ「ヒカゲ」

ロッソ・ビ・アンコは、四千頭身・後藤とリンダカラー・デンに似たビジュアルの2人組。「ヒカゲ」は「実は光り輝いている陰キャのみんなに光ってる自覚を持ってほしく作ってみた曲」だという。

99.ロバート「NORTH 9 RESORT MY LOVE」

ロバートがオリジナルの“偏りすぎ地元SONG”を目指して制作した曲。山下達郎を彷彿とさせるサウンドに、秋山の地元・北九州市のグルメやスポットが多数登場する。

100.ワタリ119「大丈夫ですか?」

元消防士のワタリ119が応急手当の方法を学べる歌として作ったもの。千葉市消防局が監修を務めた。なおミュージックビデオには、突然胸を押さえて倒れる男性役として岡田康太も出演している。

※記事初出時、「河内音頭・2」の説明に誤りがありました。お詫びして訂正いたします。