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『夜明けの寄り鯨』開幕「あまり見たことがないような舞台美術が建ちました」

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『夜明けの寄り鯨』より 撮影:田中亜紀

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新国立劇場2022/2023シーズン演劇『夜明けの寄り鯨』が12月1日(木) に開幕し、舞台写真と作・横山拓也、演出・大澤遊よりコメントが到着した。

本公演は、2022/2023シーズン中に日本の劇作家の新作をお届けするシリーズ企画「未来につなぐもの」の第2弾で、劇作家・横山拓也による新作演劇。演出は、新国立劇場では「こつこつプロジェクト」第1期として『スペインの戯曲』を手がけた、若手演出家・大澤遊が務める。

舞台は和歌山県の港町。25年前に自分が傷つけたかもしれない男性の面影を追う、ひとりの女性のこころの物語。ひとのこころの内面を静かに描く、横山拓也ならではの劇世界となっている。

<コメント>
■作・横山拓也
あまり見たことがないような舞台美術が建ちました。演出家と美術家のチャレンジに驚嘆します。これが奇を衒ったというわけではなく、きちんとこの劇の世界を立ち上げていて、見事なんです。こういう瞬間に立ち会わせてもらえるのも、劇作家の冥利。物語は、キャストの個性の配置が絶妙なこともあって、静謐さと賑やかさの不均衡に戸惑っているうちに、いつのまにかドラマに引き込まれていき、登場人物たちと同じ場所に立っているような気分になります。なんでしょう、この味わい。演出家・大澤遊さんが、すごく面白いものを作りましたよ。自分の戯曲でこんな感覚になった舞台ははじめてです。

■演出・大澤遊
25年前のことを思い出しつつ、当時を生きた人たちが今をどう生きているのかに思いを馳せながら、創作してきました。横山さんは、日常の中に潜む問題を繊細に描いています。それを俳優・スタッフの皆さんが丁寧に拾い上げ紡いでくださり、無事に開幕することができました。
ふとしたことがキッカケで急に過去が蘇り、心がざわつくことがあります。まさに登場人物の三桑もそうで、皆さんもご一緒にそんな過去と現在を旅してもらえたら嬉しいです。

<公演情報>
新国立劇場2022/2023シーズン演劇『夜明けの寄り鯨』

2022年12月1日(木)~18日(日)
会場:新国立劇場 小劇場

作:横山拓也
演出:大澤遊
芸術監督:小川絵梨子

■キャスト
小島聖 / 池岡亮介 / 小久保寿人
森川由樹 / 岡崎さつき / 阿岐之将一
楠見薫 / 荒谷清水

公演詳細:
https://www.nntt.jac.go.jp/play/beaching-at-dawn/

『夜明けの寄り鯨』稽古場&演出家コメント映像