NHK「TR-808」特集に石野卓球やバンバータが出演、開発者もテレビ初登場
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TR-808(C)NHK
NHK総合「ノーナレ」の12月17日放送回で特集「808 Revolution」がオンエアされる。
「ノーナレ」は、ナレーションが入らないドキュメンタリー番組。「説明よりも感じるものを」をコンセプトにして不定期に放送されている。今回の放送では、20世紀の音楽を変えたリズムマシン・TR-808がたどった数奇な運命に迫る。
TR-808は1980年にRolandから発売されたリズムマシン。発売当初は売上が振るわなかったが、開発者が想定していない使い方で、世界中のアーティストに愛用されるようになった。現在でもヒップホップ、R&B、ハウス、テクノ、ポップスなど、幅広い音楽でTR-808の音色が使われている。
番組でその使用感について語るのは、TR-808の愛用者である石野卓球(電気グルーヴ)、TR-808のビートで有名曲「Planet Rock」を制作したアフリカ・バンバータ、1980年にYMOのサポートメンバーとして世界で初めてTR-808をライブで使用した松武秀樹、日本人で初めて全米ビルボードチャート1位を獲得した北茨城の音楽プロデューサーTRILL DYNASTY。さらにテレビに初出演となるTR-808の開発者・菊本忠男が、その開発秘話や魅力を話す。
なお今回は番組音楽のほぼすべてを、渋谷慶一郎がTR-808を使って制作している。
NHK総合「ノーナレ 808 Revolution」
2022年12月17日(土)23:20~23:59