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『いちご新聞』でおなじみのイラストレーター・田村セツコの仕事を大公開『田村セツコ展』1月6日より開催

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「ふしぎの国のアリス」『心ときめく☆夢みるプリンセスの物語』より(ナツメ社 2013年)(C)田村セツコ

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東京、文京区の弥生美術館では2023年1月6日(金) より『田村セツコ展』が開催される。1958年のデビュー以来、85歳になった今も活躍し続けている田村セツコは、女性イラストレーターの先駆け的存在。65年という長いキャリアの中で一貫して「カワイイ」を体現し続けてきた。そんな彼女の初期から近作までを紹介する同展は、本企画のために描き下ろした2点を含むイラスト原画約200点に加え、グッズや立体作品、思い出の詰まった品などを展示する。

まず1階展示室では「少女の部屋」と題して、70年代に一世を風靡した、手帖やハンカチ、アクセサリーなど、かわいらしいセツコ・グッズがズラリと並ぶ。と同時に、ヒット&ロングセラーの『おちゃめなふたご』(ポプラ社)をはじめ、世代を超えて愛されている名作物語の挿絵の原画なども紹介。透明感のあるカラーイラストはもとより、印刷では表現しきれない鉛筆のあたたかみが感じられるモノクロイラストにも注目だ。

また2階展示室では「おばあさんの部屋」として、85歳になってなお現役で活躍し続ける田村セツコの「いま」を、本人プロデュースの展示で紹介する。「不安を抱えていた若いころよりも、できることがたくさん増えた今の方が自由」という「すてきなおばあさん」になった田村セツコの、直筆コメントを添えた作品や思い出の品、また、創刊時から現在進行形で連載を続けているサンリオの機関誌『いちご新聞』の手書きの文字が添えられたイラスト・エッセイなども展示する。

リアルタイムに少女時代を過ごした人には懐かしく、また若い世代にはそのあたたかく優しいイラストがかえって新鮮に感じられるに違いない。「進化し続けるすてきなおばあさんで、永遠にあの頃の少女である」田村セツコという人間に、魅了される人は多いだろう。

『おちゃめなふたごのさいごの秘密』(ポプラ社 1986年)(C)田村セツコ
『白髪の国のアリス』より(集英社 2022年)(C)田村セツコ/集英社
『きらら』9月号表紙(小学館 2019年)(C)田村セツコ/小学館
田村セツコ近影

<開催情報>
『田村セツコ展 85歳、少女を描き続ける永遠の少女』

会場:弥生美術館
会期:2023年1月6日(金)~3月26日(日)
時間:10:00~17:00(入館は16:30まで)
休館日:月曜(1月9日は開館)、1月10日(火)
料金:一般 1000円、大高 900円、中小 500円(竹久夢二美術館も観覧可)
公式サイト:
https://www.yayoi-yumeji-museum.jp

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